エボラ出血熱:マリで負傷したスタッフをスペインに緊急移送
国境なき医師団(MSF)は、スペイン国籍の外国人スタッフ1名を西アフリカのマリから本国に送還した。スタッフは首都バマコでエボラ出血熱の感染確定患者に対応中に負傷していた。11月20日時点でエボラの症状は現れておらず、検査でも陽性となっていないが、MSF独自の予防策に従って、チャーター機でマドリードに搬送された。今後3週間にわたり、経過観察を受ける。
「厳重な対策を講じていますが、リスクを完全に排除することはできません。しかし、ウイルスに接触した可能性のあるスタッフを搬送することで、発症の際に速やかに隔離し、親しい人のそばで治療を受けさせることが可能です。今回の事例が感染に至らず、当のスタッフがこれまで通りの生活を続けられるよう願っています。一般市民と報道関係者の皆様には当人の匿名希望をご理解くださいますようお願い申し上げます」
MSFスペイン事務局長ジョアン・トゥバウはそう述べている。
なお、医療従事者の守秘義務と、所属スタッフおよびその家族のプライバシー保護のため、MSFは当面、これ以上の情報発信は控える。
MSFのマリにおける活動は、北部のカイ市で国内初の症例が確認された直後の10月24日から開始された。その後、11月11日のバマコにおける新たな感染発見を受け、同市に駐留中のMSFチームが補強され、活動を拡大した。
MSFは2014年3月から西アフリカでのエボラ流行に対応。現在、外国人スタッフ約270人を含む、約3400人のスタッフが域内で活動に従事している。
MSFスペイン事務局長ジョアン・トゥバウはそう述べている。
なお、医療従事者の守秘義務と、所属スタッフおよびその家族のプライバシー保護のため、MSFは当面、これ以上の情報発信は控える。
MSFのマリにおける活動は、北部のカイ市で国内初の症例が確認された直後の10月24日から開始された。その後、11月11日のバマコにおける新たな感染発見を受け、同市に駐留中のMSFチームが補強され、活動を拡大した。
MSFは2014年3月から西アフリカでのエボラ流行に対応。現在、外国人スタッフ約270人を含む、約3400人のスタッフが域内で活動に従事している。
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