WOWOW独占!クルム伊達公子選手インタビュー「とにかく勝負に出る年にしたい」
2010年1月18日(月)~31日(日)にWOWOWで連日生中継される「全豪オープンテニス」。2010年のグランドスラム最初の大会に本戦ストレートインで出場することになったクルム伊達公子選手(39)にWOWOWが独占インタビューを行った。
Q:2010年のグランドスラムは本戦からのスタートになりますが、気持ちはいかがですか?
予選を勝ち抜かなければ本戦の舞台に立てないというところから始まった2009年と比べて、気持ちの上で大きな違いがある事は確かです。2009年は13年ぶりのグランドスラムチャレンジということで、ワクワクしていた気持ちはあるんですけれども、2010年はまた違った、どんなことが待ち受けているのだろうという気持ちでワクワクしています。
世界ランキングでトップ100位以内に入るとグランドスラム本戦からのスタートが確実になるので、誰もがその目標を持ってツアーを転戦すると思うのですが、2009年は目標を達成してシーズンオフを迎える事が出来ました。だから、2010年は更に大きな可能性やチャンスに向かって挑戦していきたいです。
Q:2009年を振り返ってみて、どういうシーズンでしたか?
グランドスラム4大会にチャレンジするというのが、2009年1月に立てた目標の1つだったんですけれども、4大会ともチャレンジすることが出来ました。1月の全豪オープンでは予選3回クリアして本戦1回戦負け。全仏オープンでは予選で肉離れ。ウィンブルドンではワイルドカードをいただけて新しくできた2番コートでプレーができた。そして全米オープンでは痙攣。4大会とも非常に波乱万丈なグランドスラムでしたけれども(笑)。結果というよりも、グランドスラムの予選に立てる位置をキープして、その中から可能性を見出すというのが1つの目標だったので、すごくいい経験になったと思います。予選の厳しさを知っているだけに、まさか全豪オープンで予選をクリア出来るなんて想像のつかない結果でしたし。
前半は本当に苦しい怪我と痙攣に悩まされましたが、後半は一気に上り調子になりました。前半はWTAにチャレンジし続けて8連敗、後半では韓国で初めてWTA1回戦を突破したと思ったら一気に優勝。その後世界ランキングも目標の100位をクリアでき、残りの数ヶ月で状況が非常に大きく変わりました。大きな上下の波があるとはいえ、チャレンジし続けている事、テニスができている事を今はすごく楽しめていますし、結果だけに捉われず、自分のテニスの質というものにこだわり続けてプレーできていることが、いい結果につながっていると思います。今はこの夏の全米オープン以降悩んでいた痙攣からも開放されて、体の動きも良くなっているので、その良い状態をできるだけ長くキープさせて2010年のシーズンに入りたいと思っています。
Q:全ての大会がクルム伊達選手にとって新たな挑戦だと思うのですが、その挑戦はいつまで続きますか?
一番よくされる質問ではありますが、私自身も本当に分からないんですよ(笑)。1つ言える事は、ここまで来たら行けるところまでとにかく突き進もうという気持ちだという事です。再チャレンジということでスタートさせた2008年4月末の時点では、本当に日本をベースに全日本を目標にしていたんですけれども、まさか自分がもう一度世界にチャレンジする事になるとは、その時点では1%も思っていませんでした。しかし約1年半が経ち、グランドスラム本戦からスタートできる状況になった今、グランドスラムの舞台でもう一度活躍したいという気持ちに変わってきています。この先どういう風に気持ちが変わっていくのか私自身も分からないですが、とにかく今は怪我なく体の動く限りは突き進んでみたいと思っています。
Q:クルム伊達選手にとってテニスとは哲学的にどういう存在ですか?
テニスは自分自身を成長させてくれるものだと思いますね。私自身6歳からテニスを始めて、ほとんどテニスと共に生きてきました。テニスから色んなことを学び、テニスと共に色んなものを吸収して成長してきた部分が殆どなので、テニスは人生の縮図みたいなものですね。自分が生きていく中でテニスで培ってきたものが沢山あり、ボールを上手く打つとか、テニスが強くなるとかだけではなく、自分自身がこれだけ自信が持てるようになったとか、自分自身を成長させてくれたもの全てが、やはりテニスなんじゃないかと思いますね。
Q:2010年最初のグランドスラム、全豪オープンをどう戦いたいですか?
今、ランキングが70位まで上がってきたことで、2010年は違った意味で冒険ができる年だと思っています。リスクを伴うと思いますが、とにかく勝負に出る年にしたいです。「堅実に」とか言っている年齢でもないですし、「出ることに満足」という年齢でもないですし、とにかく2008年、2009年以上にチャレンジする年にします。70位をキープしようというつもりもないですし、これより上の50位、それ以上を目指す為には、やはりWTAでコンスタントに成績を残し、トップの選手たちにも勝っていかなければなりません。その為にリスクを伴ってでも冒険する事が求められてくると思います。失敗も当然出てくるとは思いますが、チャレンジしていきたいと思っています。
クルム伊達公子選手が出場する「全豪オープンテニス」は、2010年1月18日(月)~31日(日)にWOWOWで連日生中継される。また、グランドスラム4大会を放送するWOWOWは、2010年も「世界を体感!Welcome to Grand Slam」をスローガンに掲げ、世界最高峰のテニスをお届けする!
(番組特設サイトhttp://www.wowow.co.jp/sports/tennis/)
Q:2010年のグランドスラムは本戦からのスタートになりますが、気持ちはいかがですか?
予選を勝ち抜かなければ本戦の舞台に立てないというところから始まった2009年と比べて、気持ちの上で大きな違いがある事は確かです。2009年は13年ぶりのグランドスラムチャレンジということで、ワクワクしていた気持ちはあるんですけれども、2010年はまた違った、どんなことが待ち受けているのだろうという気持ちでワクワクしています。
世界ランキングでトップ100位以内に入るとグランドスラム本戦からのスタートが確実になるので、誰もがその目標を持ってツアーを転戦すると思うのですが、2009年は目標を達成してシーズンオフを迎える事が出来ました。だから、2010年は更に大きな可能性やチャンスに向かって挑戦していきたいです。
Q:2009年を振り返ってみて、どういうシーズンでしたか?
グランドスラム4大会にチャレンジするというのが、2009年1月に立てた目標の1つだったんですけれども、4大会ともチャレンジすることが出来ました。1月の全豪オープンでは予選3回クリアして本戦1回戦負け。全仏オープンでは予選で肉離れ。ウィンブルドンではワイルドカードをいただけて新しくできた2番コートでプレーができた。そして全米オープンでは痙攣。4大会とも非常に波乱万丈なグランドスラムでしたけれども(笑)。結果というよりも、グランドスラムの予選に立てる位置をキープして、その中から可能性を見出すというのが1つの目標だったので、すごくいい経験になったと思います。予選の厳しさを知っているだけに、まさか全豪オープンで予選をクリア出来るなんて想像のつかない結果でしたし。
前半は本当に苦しい怪我と痙攣に悩まされましたが、後半は一気に上り調子になりました。前半はWTAにチャレンジし続けて8連敗、後半では韓国で初めてWTA1回戦を突破したと思ったら一気に優勝。その後世界ランキングも目標の100位をクリアでき、残りの数ヶ月で状況が非常に大きく変わりました。大きな上下の波があるとはいえ、チャレンジし続けている事、テニスができている事を今はすごく楽しめていますし、結果だけに捉われず、自分のテニスの質というものにこだわり続けてプレーできていることが、いい結果につながっていると思います。今はこの夏の全米オープン以降悩んでいた痙攣からも開放されて、体の動きも良くなっているので、その良い状態をできるだけ長くキープさせて2010年のシーズンに入りたいと思っています。
Q:全ての大会がクルム伊達選手にとって新たな挑戦だと思うのですが、その挑戦はいつまで続きますか?
一番よくされる質問ではありますが、私自身も本当に分からないんですよ(笑)。1つ言える事は、ここまで来たら行けるところまでとにかく突き進もうという気持ちだという事です。再チャレンジということでスタートさせた2008年4月末の時点では、本当に日本をベースに全日本を目標にしていたんですけれども、まさか自分がもう一度世界にチャレンジする事になるとは、その時点では1%も思っていませんでした。しかし約1年半が経ち、グランドスラム本戦からスタートできる状況になった今、グランドスラムの舞台でもう一度活躍したいという気持ちに変わってきています。この先どういう風に気持ちが変わっていくのか私自身も分からないですが、とにかく今は怪我なく体の動く限りは突き進んでみたいと思っています。
Q:クルム伊達選手にとってテニスとは哲学的にどういう存在ですか?
テニスは自分自身を成長させてくれるものだと思いますね。私自身6歳からテニスを始めて、ほとんどテニスと共に生きてきました。テニスから色んなことを学び、テニスと共に色んなものを吸収して成長してきた部分が殆どなので、テニスは人生の縮図みたいなものですね。自分が生きていく中でテニスで培ってきたものが沢山あり、ボールを上手く打つとか、テニスが強くなるとかだけではなく、自分自身がこれだけ自信が持てるようになったとか、自分自身を成長させてくれたもの全てが、やはりテニスなんじゃないかと思いますね。
Q:2010年最初のグランドスラム、全豪オープンをどう戦いたいですか?
今、ランキングが70位まで上がってきたことで、2010年は違った意味で冒険ができる年だと思っています。リスクを伴うと思いますが、とにかく勝負に出る年にしたいです。「堅実に」とか言っている年齢でもないですし、「出ることに満足」という年齢でもないですし、とにかく2008年、2009年以上にチャレンジする年にします。70位をキープしようというつもりもないですし、これより上の50位、それ以上を目指す為には、やはりWTAでコンスタントに成績を残し、トップの選手たちにも勝っていかなければなりません。その為にリスクを伴ってでも冒険する事が求められてくると思います。失敗も当然出てくるとは思いますが、チャレンジしていきたいと思っています。
クルム伊達公子選手が出場する「全豪オープンテニス」は、2010年1月18日(月)~31日(日)にWOWOWで連日生中継される。また、グランドスラム4大会を放送するWOWOWは、2010年も「世界を体感!Welcome to Grand Slam」をスローガンに掲げ、世界最高峰のテニスをお届けする!
(番組特設サイトhttp://www.wowow.co.jp/sports/tennis/)
すべての画像
- 種類
- その他
- ビジネスカテゴリ
- 企業向けシステム・通信・機器エンタテイメントスポーツ・アウトドア
- ダウンロード