【報道参考資料】イラク・モスル 50万人が避難 ユニセフ、水と衛生などの支援活動を展開 

 

モスルから避難する人々。2014年6月9日撮影 ©IOM Iraq/2014モスルから避難する人々。2014年6月9日撮影 ©IOM Iraq/2014

※日本ユニセフ協会仮訳(原文:http://www.unicef.org/media/media_73786.html


【2014年6月11日 ニューヨーク/アンマン/バグダット発】

今月5日にイラク第2の都市モスルで勃発した武力衝突の結果、現地当局発表で50万人
にものぼる人々(半数は子ども)が国内避難民となり、状況はさらに悪化を続けて
います。

「今、多くの子どもたちが、非常に危機的な状況に直面しています。突然発生した
今回の武力衝突は、子どもたちから、文字通り僅か一晩で、日常を奪ったのです」
ユニセフ・イラク事務所のマルツィオ・バビル代表は、こう語ります。

子どもたちは、モスル郊外の学校や病院、モスクに避難。多くの場所が、水も、
トイレも、さらに照りつける日差しや熱波を遮るものも満足にない状態です。
ユニセフに寄せられた情報では、モスル市内に5つある病院も機能していません。
商店も市場も閉じられたままです。


「非常に深刻な状況。悪化し続けています」「水やテント、食糧を子どもたちに
届けなければなりません。一刻の猶予も許されません」(バビル代表)

ユニセフは現在、他の人道支援団体などと協力して、家を追われた子どもたち
のみならず、モスル市内に取り残された子どもたちへの支援を急いでいます。
飲料水やトイレ、また、今年イラク国内で多くの感染が確認されているポリオや
はしかなどの感染症を防ぐための予防接種をはじめとする緊急支援が求められ
ています。

イラク国内におけるユニセフの人道支援活動は、今回の緊急事態が発生する
以前から、資金難に直面。必要資金の僅か16%しか確保できていませんでした。
そうした中で起きた今回の緊急事態。日に日に悪化する状況に対応してゆくためにも、
国際社会の支援が求められています。




■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Jeffrey Bates, UNICEF Iraq, Tel: + 964 7801 964 524, jbates@unicef.org
Simon Ingram, UNICEF Middle East and North Africa, Tel: + 962 79 590 4740,
singram@unicef.org
Najwa Mekki, UNICEF New York, Tel: +1 212 326 7448, Mobile: +1 917 209 1804,
nmekki@unicef.org ᡦ

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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