ドクターブロナーがインパクト＆サスティナビリティレポート「ALL-ONE REPORT」を公開。2022年のB Corpスコアは世界最高クラスの206.7点を獲得

株式会社ネイチャーズウェイ

2023年10月18日 11時00分

1948年に創業し、今年2023年に創業75周年を迎えたドクターブロナーは、「人間も動物も植物も、同じ地球という名の船に乗るひとつの家族」と考え、サスティナブルな製品づくりを続けています。
2015年から毎年、インパクト＆サスティナビリティレポートを発行し、売上げの他、気候危機対策、フェアトレード、社会貢献活動などの企業活動を具体的な数値と共にご報告しております。2022年版を公開いたしましたので、昨年1年間で、ドクターブロナーがどのようにブランドの信念を貫き、道を歩んできたのか、ぜひご一読ください。

＜ドクターブロナーについて＞

カリフォルニア発、天然由来成分100％のオーガニックボディケアブランドです。 1948年の創業以来、宗教や民族の差別のない結束を唱える「オールワンビジョン」を企業理念とし、フェアトレードや環境に配慮し、人や地球環境にやさしい製品づくりを行っています。ドクターブロナーを代表する製品である「マジックソープ」は、天然由来成分100％のオーガニックマルチソープです。

顔や体だけでなく、食器洗いや部分汚れのお洗濯など１本で多用途に使えます。

エコロジカルで高い品質が支持されて、2000年から23年連続全米売上げNo.1*のナチュラルソープに選ばれています。（*SPINS社調べ　2000年～2022年）

＜主なトピックス＞

・B Corp　世界最高クラスの206.7点を獲得

・グローバルで約900万ドル（約13億円*）を寄付

・循環型経済を目指したプラスチック削減に向けた取り組み

・数値で見るフェアトレード及びオーガニック原材料調達活動

・ガーナで幼児から小学4年生までがモンテッソーリ教育を受けられる学習センターを開設

・ガーナでプラスチックインセットプログラムの試験的実施開始

*1USドル＝145円換算

サスティナブル認証B Corpで世界最高クラスの206.7点を獲得

B Corpは、環境や社会そして従業員やステークホルダーの利益を考慮して企業活動を行う企業に与えられる、アメリカの非営利団体B Labによる認証制度です。

ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、顧客の5つのカテゴリーにおいて企業のパフォーマンスを評価し、認証取得のハードルが非常に高いことで知られています。

ドクターブロナーは、社会的・環境的パフォーマンスについて第三者機関から評価を受けるために2015年から認証取得を開始。2022年は世界最高クラスの206.7点を

獲得しました。B Corp取得開始以来毎年、環境、コミュニティ、総合で、各カテゴリーの上位5％にランクインした企業のみに与えられるベスト・フォー・ザ・ワールドを獲得しています。また、2022年には美容業界のサスティナビリティ基準を確立することを目的にB Beautyが発足し、ドクターブロナーも加盟しました。

グローバルで約900万ドル（約13億円*）を寄付

ドクターブロナーは1948年の創業以来、常にアクティビスト企業として、リジェネラティブ・オーガニックをはじめとする環境保護、社会正義、動物擁護など、様々な分野で闘い続けています。

2022年は、アメリカ本国では利益の5％以上にあたる総額8,670,447ドル（約12億5700万円）を寄付。アメリカ以外のインターナショナルでは254,000ドル(約3683万円）を寄付しました。各国がその地域のミッションに沿って活動を行っています。

*1USドル＝145円換算

▼アメリカでの寄付の内訳

▼アメリカ以外の各国の寄付金額

循環型経済を目指したプラスチック削減に向けた取り組み

ドクターブロナーは製品の特性上、また輸送に係る環境コストなどを加味し、ボトルにリサイクルプラスチックを使用しています。しかし常にプラスチックからの脱却や削減に向けた取り組みを行っています。2022年はプラスチック削減に向けた飛躍的な年になりました。

■カリフォルニア州でリフィルステーションが試験的にスタート

ドクターブロナー本社のあるアメリカ・カリフォルニア州で、真の循環型経済を目指して、主力製品であるマジックソープのリフィルステーションが試験的にスタートしました。

このリフィルステーションは、工場から大容量ドラム缶で直接補充し、

お客さまは手持ちの容器に詰めて購入します。販売においては、一切のプラスチック容器が不要になる真の循環型プログラムと言えます。

※リフィルステーションは、食料品店「Jimbo's Naturally」のカリフォルニア州の一部店舗で実施。

※日本では運用方法は異なりますが、Biople七里ヶ浜店でリフィル販売を行っております。

■リサイクルプラスチック容器から紙の容器へ

ドクターブロナーは2003年からマジックソープの容器に100％使用済みリサイクルプラスチック（PCR）を使用しています。そして2022年には、ドクターブロナー全製品のプラスチック容器に使用するPCRの割合を80％にし、今後もできる限りその割合を引き上げる予定です。プラスチック削減への大きな1歩として、2023年夏、アメリカ公式オンラインストアおよびアメリカ国内の一部店舗において、マジックソープの詰め替え用紙パック*を発売いたしました。

*日本での取り扱いはございません。

数値で見るフェアトレード及びオーガニック原材料調達活動

＄20,766,116

2022年に調達したフェアトレード原材料の総額（USドル）

778

現地で創出した雇用（就業者数）

男性:536名　女性:242名

9,362

小規模農家総人数

男性:6,697名　女性:2,665名

49,012

総栽培面積（ヘクタール）

オーガニック認証:42,267

リジェネラティブ・オーガニック認証™:11,043

有機農業への転換中:6,744

ダイナミック・アグロフォレストリー導入面積（ヘクタール）

植樹本数:95,280

堆肥の分布（MT）:23,831

被履作物を栽培している農家の割合:51%

減農薬栽培を実施した農家の割合:50%

【ガーナ】幼児から小学4年生までがモンテッソーリ教育を受けられる学習センターを開設

2016年、パーム油を供給しているガーナの姉妹会社セレンディパームのスタッフから、彼らの子供や孫たちにもっと刺激的で手頃な幼児教育を提供してほしいという要望がありました。教育、とりわけ女子の教育は、公正でリジェネラティブな世界を作るための鍵です。2023年1月、度重なる遅延の後に、ようやくセレンディパームのリジェネラティブ学習センターにあるモンテッソーリ幼稚園の扉が開かれ、100人の子どもたちのための幼稚園として利用されています。そして卒園後も継続して教育が受けたいという希望を受けて、2023年9月には小学1年生から4年生まで、それぞれ40人の子どもたちが通えるように環境を整えました。今後小学校の教師にもモンテッソーリ教育のトレーニングを開始する予定です。

【ガーナ】プラスチックインセットプログラムの試験的実施開始

ドクターブロナーの姉妹会社セレンディパームがあるガーナ東部のアスオムという小さな町には、組織化されたゴミ収集がなく、プラスチックゴミが散乱しています。

2021年、ドクターブロナーとセレンディパームは、地域住民と協力してこの問題の解決に乗り出し、公正な取引条件に基づく回収とリサイクルプログラムを設計しました。ごみ収集者チームは、公正な賃金を受け取りながら、アスオムと近隣のいくつかのコミュニティで廃棄物の収集を促進しています。この回収プログラムは、企業としてのプラスチックフットプリントを削減し、

最終的にはゼロにするというドクターブロナーのグローバルでの取り組みの一環になっています。