ヒューマンタッチ 国内の人材市場動向数値 (建設業界編)9月
建設業界の転職支援と人材育成のヒューマンタッチ 9月まとめ
ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、人材紹介・エンジニア派遣・行政自治体向けアウトソーシング事業などを行うヒューマンタッチ株式会社は、最新の人材市場に関する公的データをまとめた 『ヒューマンタッチ総研~Monthly Report 2016年9月』 を発表しました。建設業に特化した人材関連の様々な情報、最新の雇用関連データもまとめています。
ダイジェスト
1.建設業界のトピックス
■建設技術者の有効求人倍率は上昇傾向が続き、2016年7月には4.71倍に達した
厚生労働省の一般職業紹介状況(公共職業安定所における求人、求職、就職の状況を取りまとめた統計)から、建築・土木・測量技術者(以下:建設技術者)と建設・採掘の職業(以下:建設技能工)の有効求人倍率の月別の推移をまとめると図表①となる。
建設技術者の有効求人倍率は2015年5月の3.56倍から上昇傾向が続き2016年2月には4.71倍となった。その後、やや低下したが2016年5月以降、急上昇に転じ2016年7月には再び4.71倍に達した。このように、建設技術者の有効求人倍率は直近1年7か月の間、多少のアップダウンはあるものの大きな流れとしては上昇傾向が続いており、建設業各社においては、建設技術者の確保が更に困難な状況になっていると考えられる。また、建設技能工についても建設技術者とほぼパラレルな推移となっており、同じく人材確保が非常に困難な状況が続いている。
【図表①建設技術者と建設技能工の有効求人倍率の推移】
【図表②建設業で働く外国人労働者数の推移】
このような人手不足を背景に、建設業界においても外国人労働者の活用が進んでいる。
図表②にあるように建設業で働く外国人労働者数は平成24年の13,102人から平成27年には29,157人にまで急増している。在留資格別に見ると29,157人のうち、18,883人は技能実習生であり、建設技能工を中心に外国人の活用が進んでいることが分かる。今後は、建設技術職でも外国人の活用が進むのではないかと考えられる。
2.建設業界の最新雇用関連データ (2016年8月30日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は494万人(前年同月比99.2%)、雇用者数は405万人(同100.0%)とほぼ前年レベル
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は4.71倍(前年同月比0.73ポイント上昇)と14カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は8カ月連続で前年同月を上回り、建設技術職への需要は高水準が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2016年9月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201609.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
会社概要-------------------
ヒューマンタッチ株式会社
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL: http://human-touch.jp/
1.建設業界のトピックス
■建設技術者の有効求人倍率は上昇傾向が続き、2016年7月には4.71倍に達した
厚生労働省の一般職業紹介状況(公共職業安定所における求人、求職、就職の状況を取りまとめた統計)から、建築・土木・測量技術者(以下:建設技術者)と建設・採掘の職業(以下:建設技能工)の有効求人倍率の月別の推移をまとめると図表①となる。
建設技術者の有効求人倍率は2015年5月の3.56倍から上昇傾向が続き2016年2月には4.71倍となった。その後、やや低下したが2016年5月以降、急上昇に転じ2016年7月には再び4.71倍に達した。このように、建設技術者の有効求人倍率は直近1年7か月の間、多少のアップダウンはあるものの大きな流れとしては上昇傾向が続いており、建設業各社においては、建設技術者の確保が更に困難な状況になっていると考えられる。また、建設技能工についても建設技術者とほぼパラレルな推移となっており、同じく人材確保が非常に困難な状況が続いている。
【図表①建設技術者と建設技能工の有効求人倍率の推移】
【図表②建設業で働く外国人労働者数の推移】
■建設業界でも外国人労働者が急増
このような人手不足を背景に、建設業界においても外国人労働者の活用が進んでいる。
図表②にあるように建設業で働く外国人労働者数は平成24年の13,102人から平成27年には29,157人にまで急増している。在留資格別に見ると29,157人のうち、18,883人は技能実習生であり、建設技能工を中心に外国人の活用が進んでいることが分かる。今後は、建設技術職でも外国人の活用が進むのではないかと考えられる。
2.建設業界の最新雇用関連データ (2016年8月30日公表)
(1)建設業の就業者数・雇用者数・新規求人数
◆建設業の就業者数は494万人(前年同月比99.2%)、雇用者数は405万人(同100.0%)とほぼ前年レベル
<建設業の就業者数と雇用者数の推移>
◆建設業の新規求人数は64,035人(前年同月比98.8%)となり、やや減少
<建設業の新規求人数の推移(新規学卒者とパートを除く)>
(2)建設技術職の雇用動向
◆建築・土木・測量技術者の有効求人倍率は4.71倍(前年同月比0.73ポイント上昇)と14カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は8カ月連続で前年同月を上回り、建設技術職への需要は高水準が続いている
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建築・土木・測量技術者の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
(3)建設技能工の雇用動向
◆建設・採掘の職業の有効求人倍率は3.34倍(前年同月比0.39ポイント上昇)と15カ月連続で前年同月を上回る
◆有効求人数は8カ月連続で前年同月を上回り、建設技能工への需要は高水準が続いている
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の推移(常用・除くパート)>
<建設・採掘の職業の雇用関連指標の前年同月比(常用・除くパート)>
【本レポートの全文はこちらから】
ヒューマンタッチ総研 Monthly Report (2016年9月)
http://human-touch.jp/news/ht_soken/m_Report201609.pdf
ヒューマンタッチ㈱は、クライアントをはじめとした各種企業のよりよい人材獲得につながる資料提供を目的に、公的なデータを集計してまとめた当レポートを、毎月発表しています。
会社概要-------------------
ヒューマンタッチ株式会社
●代表者 :代表取締役 髙本 和幸
●所在地:東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿木村屋ビル1F
●資本金:1億円
●URL: http://human-touch.jp/
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