日経225先物 本日の展望 ｂyトレイダーズ証券
本日の日本株市場は大納会となるため、東証は11時まで、大証は11時10分までの半日立会いとなる。円ベースでのCME日経225先物清算値は8,750円だが、上値では8,800円が引き続きレジスタンスとなりそうだ。
＜29日米国株式市場＞
イスラエルのパレスチナ自治区ガザへの空爆による中東情勢の緊迫化で原油価格は一時42ドル台まで上昇。資金回避の一環として金なども買われる。株式市場では原油や金価格の上昇によりシェブロンやエクソンといったエネルギー株やフリーポート、ニューモント・マイニングといった鉱山株が上昇。その一方でクウェートでの合弁事業が白紙となったダウ・ケミカルは売られた。
ナスダック総合指数もリサーチ・イン・モーションなど大型株の一角が売られて下落。午後に入って主要株価指数は一段安となり、終値はNYダウ 8,483.93（-31.62）、ナスダック 1,510.32（-19.92）、S&P500 869.42（-3.38）、CME日経225先物清算値 8,870円。
＜前場の日経225先物＞
大納会とは言え目新しい材料も無いため、本日も揉み合いとなりそうだ。
上値ではここしばらく8,800円レベルでの上値が重いが、突発的なフローでもなければ上抜けは難しそうだ。ただし、デイトレ姿勢で臨むならば理由が見当たらない買いに対して素直についていくという選択肢もあるだろう。その際の上値目処は25移動平均の+2σにあたる8,980円水準を見ておきたい。一方売りが優勢となった場合は5日移動平均8,680円水準や前日安値8,640円がサポートレベルとなるが、下げが加速した場合は24日安値8,480円が意識される。
直近10年間での大納会から大発会にかけての日経平均は終値で見ると7勝3敗となっている。ただし、今年の大発会では600円超の下落と比較的下げ幅は大きい。ひところのハイボラ相場は落ち着いたとはいえ、年越しのポジションには慎重になっておき
たい。
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