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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【報道参考資料】西アフリカ エボラ出血熱への誤解で広がる感染

ユニセフ、感染拡大阻止のために活動拡大

公益財団法人日本ユニセフ協会

リベリアで、エボラ出血熱の予防法がのったパンフレットを手に取る女性。 ©UNICEF Liberia/2014リベリアで、エボラ出血熱の予防法がのったパンフレットを手に取る女性。 ©UNICEF Liberia/2014



※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集
したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74256.html でご覧いただけます


【2014年7月11日 ジュネーブ・ダカール(セネガル)発】

西アフリカでのエボラ出血熱による死者は、500名を越えました。エボラ出血熱に
関するうわさや恐怖心、誤解による感染拡大を食い止めるために、ユニセフと
パートナー団体は地域一帯での活動を拡大しています。

ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所代表のマニュエル・フォンテーンは「うわさ
と状況理解への拒絶によって、エボラ出血熱は感染拡大しています。こうした結果、
住民たちは自身の命をさらに危険にさらしています。この病気の存在そのものを否定
している人もいれば、治療ができないと信じている人もいます」と述べました。


WHO(世界保健機関)がギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国で報告した850以上
の症例で、西アフリカで初となるエボラ出血熱の発生は、地域を脅かす大きな脅威と
なっており、その期間も規模も想定を上回るものです。地域社会の中には、エボラ
出血熱への誤解や抵抗、拒絶、時に敵意が広まっており、こうした事情とあいまって、
感染を封じ込めるための人道支援は困難を極めています。

リベリアで、エボラ出血熱の予防法について説明するスタッフ。©UNICEF Liberia/2014リベリアで、エボラ出血熱の予防法について説明するスタッフ。©UNICEF Liberia/2014


フォンテーン代表は「エボラ出血熱の治療を行うだけでは、対応は不十分です。
エボラ出血熱の感染を断つには、エボラ出血熱を取り巻く恐怖心に打ち勝ち、
地域社会の信頼を得ることが重要なのです。すべての家や市場、教会やモスクを
回り、正しい情報や知識を広めなければなりません。そうするには、より多くの
人員と資金、パートナー団体が直ちに必要です」と続けました。


7月第1週にガーナの首都アクラでは、エボラ出血熱の対応策が協議されました。
WHOは、西アフリカ各国政府やNGO、地域内組織、国連機関と、エボラ出血熱発生
以降初めて、合同で優先順位を定めた取り組みを行うことに合意しました。

これを受け、ユニセフは、ギニア、シエラレオネ、リベリア、ギニアビサウ、
セネガル、マリ、ガンビアの7カ国で、携帯電話のメッセージ機能やすでに実施
しているラジオやテレビ、印刷物などによる広報活動を通じて、感染拡大防止の
取り組みを拡大しています。エボラ出血熱の感染が宣言されて以降、ユニセフと
パートナー団体は、少なくとも550万人に予防メッセージを届けてきました。

一例として、リベリアでは、地元グループの「Crusaders for Peace」と「HIPCO」
のアーティストであるDengや SoulFresh、 FAがユニセフの支援を受けて、感染
拡防止策を伝える歌をそれぞれ制作しました。これらの曲は、国営または
コミュニティラジオで国中にオンエアされています。

パートナー団体や政府、WHO、赤十字、現地組織とともに、ユニセフは、戸別訪問の
活動も支援しています。感染が確認されている地域では、伝統的または宗教的
リーダーの協力も得ながら、地域へ感染予防法が広められています。

ユニセフとパートナー団体はギニアの学校でエボラ出血熱の予防法を教えている。 ©UNICEF Guinea/2014ユニセフとパートナー団体はギニアの学校でエボラ出血熱の予防法を教えている。 ©UNICEF Guinea/2014


ギニアとリベリアでは、ユニセフとパートナー団体は、消毒用の塩素と石けんの多く
を提供しています。今年4月以降、200万本以上の棒状の石けんと塩素60万ボトル以上
が家庭や保健センター、学校に供給されました。さらに、ギニアとコートジボワール
のユニセフは、エボラ出血熱への注意を呼びかけ続けています。

6カ国での取り組みを拡大するには、260万米ドル(約2億6,260万円 ※1米ドル=101円
で換算)の資金が喫緊に必要です。資金が調達できなければ、新たな感染者と予防の
ための取り組みを含む対応計画の見直しを迫られる国が増えることとなります。




■参考情報:ユニセフの活動や感染経路など
感染が確認されているリベリアとシエラレオネでは、両国の保健省とWHOが主に監視と
感染の追跡確認を行っています。ユニセフは、感染予防のための広報活動の実施
ならびに感染者と直接接触することになる地域の保健従事者の育成を担っています。

エボラ出血熱は、感染した人や動物の血液や体液、体内組織に直接触れることで感染
します。重度の場合、死に至る可能性は高まります。診療所や病院、地域や家庭で
推奨される予防法によって、感染をコントロールすることができます。重要になるのは、
ウイルスや予防法に関する情報を、適切なタイミングで得られるようにすることです。
また、国境付近では国境をまたぐ人の往来で、隣国への感染が拡大しています。


リベリアで予防啓発のために作られた曲は、以下で視聴できます。
https://soundcloud.com/unicef-liberia/crusaders-for-peace-ebola-song
https://soundcloud.com/unicef-liberia/hott-fm-ebola-song-liberia


■参考情報: エボラ出血熱の感染状況など(7月10日 WHO発表情報)
2014年7月8日現在、ギニア、リベリア、シエラレオネ3カ国でのエボラ出血熱の
感染者数は累計888名、死亡者数は同539名。国別の状況は以下の通り。

ギニアの学校でエボラ出血熱の啓発活動が行われ、正しい手洗いを教える様子。 ©UNICEF Guinea/2014ギニアの学校でエボラ出血熱の啓発活動が行われ、正しい手洗いを教える様子。 ©UNICEF Guinea/2014


<国別>
・ギニア
感染者409名(確認296名、推定96名、疑い17名)
うち死者309名(確認197名、推定96名、疑い16名)

・リベリア
感染者142名(確認70名、推定32名、疑い40名)
うち死者88名(確認44名、推定28名、疑い16名)

・シエラレオネ
感染者337名(確認298名、推定34名、疑い5名)
うち死者142名(確認127名、推定11名、疑い4名)

※統計数は、症例の再分類やラボのデータ、症例の統合などによって、
都度変動しています。




■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Timothy LaRose, UNICEF Guinea, Tel: +224 622 350 251, tlarose@unicef.org
Carolyn Kindelan, UNICEF Liberia, Tel: +231 880 559 281, cmkindelan@unicef.org
Issa A. Davies, UNICEF Sierra Leone, Tel: + 232 783 68 975, idavies@unicef.org
Laurent Duvillier, UNICEF Dakar, Tel: +221 777 403 577, lduvillier@unicef.org
Najwa Mekki, UNICEF New York, Tel: +1 212 326 7448, Mobile: +1 917 209 1804,
nmekki@unicef.org

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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