アデコグループ、世界の若者の就職に対する意識調査の結果を発表
- 約8割の若者が、学業の終了後1年以内に就職先が見つかると考えていると回答 -
※本資料は2016年8月11日にスイスで発表されたプレスリリースの日本語抄訳版です。
原文は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://goo.gl/yUoOWz
世界最大の人材サービス企業であるアデコグループ(*1)は、8月12日の国際ユースデーに合わせて、これから労働市場へ入ることになる若者たちの就職に対する考えについての調査を実施しました。調査の結果、若者の雇用について一般に語られていることとは大きく異なり、大多数の若者が就職先をすぐに見つけられると考えており、理想の職業に就くために必要なスキルが身についていると考えていることが明らかになりました。
<若者が仕事で成功するためにもっとも必要なのは職務経験>
アデコグループは、世界13カ国の18歳から30歳までの若者9,572人を対象に、仕事の世界に対する期待や、労働市場で必要とされるスキルをよく理解しているかどうかについての調査を行いました。調査の結果、回答者の約8割にあたる77.47%が、学業を終えて一年以内に就職先を見つけられると考えていることがわかりました。
調査対象国中で、学業を終えて1年以内に就職先を見つけられると考えている若者の割合がもっとも高かったのはスイスで(89.66%)、次がアメリカ(84.38%)でした。もっとも低かったのはスペイン(57.84)ですが、同国での若年層の失業率が45.8%に上るのを考えると当然の結果と言えるでしょう。
また、回答者の73.08%が、在学中に自身が就きたいと考える職業で必要とされるスキルを身につけていると考えていました。もっとも自信を持っていたのはドイツの若者 (89.11%) で、逆にもっとも自信が低かったのは日本の若者 (31.54%)でした。将来の仕事で必要になると考えるスキルとしては、「外国語の能力」(56.68%)と「実践的な職務経験」 (53.70%) がもっとも関連性が高いとされ、次いで「デジタル関連のスキル」(41.48%)が3位となりました。3人に2人 (68.45%) 以上が理想の職業があると回答しており、その職業に就くために最も必要なスキルについての質問には、「実践的な職務経験」(50.62%)が再び1位となりました。また、今後の10年間で若者たちが目指すことを10段階で評価するという設問では、1位が「安定した収入の確保」(7.33ポイント)となり、次いで「理想の職業に就くこと」(7.16ポイント)、「社会で大きな責任を果たす会社への就職」(6.23ポイント)となりました。
若者たちのこうした楽観的な考え方は、雇用者側が感じている人材のミスマッチという悩みに照らすと驚くべき結果となりました。雇用者の40%が、事業を運営していく上で必要なスキルを備えた人材がいないと考えているからです。しかし、今回の調査では、若者たちは正しい方向に向かっており、キャリアをスタートさせるために必要なことの優先順位を理解していることが分かりました。
激しく変化を続ける現代では、知識や理論といったハードスキルはたちまち過去のものとなってしまいます。現代の職場では、いわゆるソフトスキル、つまり創造性や常に学び続ける意欲、社会的知性などがますます重要になっています。こうしたソフトスキルを伸ばすために、実践的な職務経験は必要不可欠であり、アデコグループが行ったこれまでの調査を見ても、スイスやドイツをはじめ職業訓練のシステムを確立している国々ほど、若者の失業問題への取り組みがうまくいっていることが分かります。
短期的には、民間セクターが若者にガイダンスやインターンシップの機会を提供するといった支援が求められます。しかし、中期的には、従来の公的な教育システムを改定するだけでなく、例えばアプレンティスシップ(徒弟制度)のような職業訓練スキームと統合していくなど、構造改革を進める必要があります。
アデコグループCEOのアラン・ドゥアズは次にように話しています。「若者には、常に大志を抱き、理想の職業に就くことができるように将来への基盤作りをしてほしいと考えています。しかしながら、若者の雇用は社会全体で取り組むべき課題です。政府と民間がよく協力して新たな教育システムのデザインを進めることが欠かせません。その際、若者と社会全体の利益にかなうようにすること、また労働市場が求めるスキルを磨くことができるような体制を構築することが必要です」
アデコグループは、若者のエンプロイヤビリティ(継続して雇われるための能力)を高め、「Adecco Way to Work™」、「CEO for One Month」、「Win4Youth」をはじめとする若者向けプログラムを展開しています。また、「Global Apprenticeship Network (GAN)「に参加するとともに、「Nestle Alliance for YOUth」の発起人の一員としても活動しています。2015年以来、「Adecco Way to Work™」プログラムの一環として、世界各地でこれまでに5,000名を超える若者にインターンシップや職業実習の機会を提供し、80名に対して「CEO for One Month」のポジションを提供しています。
*1: Staffing Industry Analysts 2015、人材サービス企業売上ランキングより
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「世界の若者の就職に対する意識調査」の調査レポートをダウンロード(英語)
http://www.adecco.com/en-US/Media/MediaLibrary/Documents/MediaKit/young-people-and-work-survey-adecco-group-hi.pdf
「世界の若者の就職に対する意識調査」に関する動画コンテンツを視聴(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=ZbfVROfHz1Q
アデコグループによる若者のエンプロイヤビリティ向上のための取り組みに関するインフォグラフィックをダウンロード
http://www.adecco.com/en-US/Media/Documents/boosting-the-employability-of-young-people-adecco-group.pdf
「Adecco Way to Work™」関連サイト
Facebook(英語):http://www.facebook.com/AdeccoWaytoWork
Twitter(英語):http://www.twitter.com/AdeccoWayToWork
Instagram(英語):https://www.instagram.com/adeccogroup
原文は下記のリンクよりご覧いただけます。
http://goo.gl/yUoOWz
世界最大の人材サービス企業であるアデコグループ(*1)は、8月12日の国際ユースデーに合わせて、これから労働市場へ入ることになる若者たちの就職に対する考えについての調査を実施しました。調査の結果、若者の雇用について一般に語られていることとは大きく異なり、大多数の若者が就職先をすぐに見つけられると考えており、理想の職業に就くために必要なスキルが身についていると考えていることが明らかになりました。
<若者が仕事で成功するためにもっとも必要なのは職務経験>
アデコグループは、世界13カ国の18歳から30歳までの若者9,572人を対象に、仕事の世界に対する期待や、労働市場で必要とされるスキルをよく理解しているかどうかについての調査を行いました。調査の結果、回答者の約8割にあたる77.47%が、学業を終えて一年以内に就職先を見つけられると考えていることがわかりました。
調査対象国中で、学業を終えて1年以内に就職先を見つけられると考えている若者の割合がもっとも高かったのはスイスで(89.66%)、次がアメリカ(84.38%)でした。もっとも低かったのはスペイン(57.84)ですが、同国での若年層の失業率が45.8%に上るのを考えると当然の結果と言えるでしょう。
また、回答者の73.08%が、在学中に自身が就きたいと考える職業で必要とされるスキルを身につけていると考えていました。もっとも自信を持っていたのはドイツの若者 (89.11%) で、逆にもっとも自信が低かったのは日本の若者 (31.54%)でした。将来の仕事で必要になると考えるスキルとしては、「外国語の能力」(56.68%)と「実践的な職務経験」 (53.70%) がもっとも関連性が高いとされ、次いで「デジタル関連のスキル」(41.48%)が3位となりました。3人に2人 (68.45%) 以上が理想の職業があると回答しており、その職業に就くために最も必要なスキルについての質問には、「実践的な職務経験」(50.62%)が再び1位となりました。また、今後の10年間で若者たちが目指すことを10段階で評価するという設問では、1位が「安定した収入の確保」(7.33ポイント)となり、次いで「理想の職業に就くこと」(7.16ポイント)、「社会で大きな責任を果たす会社への就職」(6.23ポイント)となりました。
若者たちのこうした楽観的な考え方は、雇用者側が感じている人材のミスマッチという悩みに照らすと驚くべき結果となりました。雇用者の40%が、事業を運営していく上で必要なスキルを備えた人材がいないと考えているからです。しかし、今回の調査では、若者たちは正しい方向に向かっており、キャリアをスタートさせるために必要なことの優先順位を理解していることが分かりました。
激しく変化を続ける現代では、知識や理論といったハードスキルはたちまち過去のものとなってしまいます。現代の職場では、いわゆるソフトスキル、つまり創造性や常に学び続ける意欲、社会的知性などがますます重要になっています。こうしたソフトスキルを伸ばすために、実践的な職務経験は必要不可欠であり、アデコグループが行ったこれまでの調査を見ても、スイスやドイツをはじめ職業訓練のシステムを確立している国々ほど、若者の失業問題への取り組みがうまくいっていることが分かります。
短期的には、民間セクターが若者にガイダンスやインターンシップの機会を提供するといった支援が求められます。しかし、中期的には、従来の公的な教育システムを改定するだけでなく、例えばアプレンティスシップ(徒弟制度)のような職業訓練スキームと統合していくなど、構造改革を進める必要があります。
アデコグループCEOのアラン・ドゥアズは次にように話しています。「若者には、常に大志を抱き、理想の職業に就くことができるように将来への基盤作りをしてほしいと考えています。しかしながら、若者の雇用は社会全体で取り組むべき課題です。政府と民間がよく協力して新たな教育システムのデザインを進めることが欠かせません。その際、若者と社会全体の利益にかなうようにすること、また労働市場が求めるスキルを磨くことができるような体制を構築することが必要です」
アデコグループは、若者のエンプロイヤビリティ(継続して雇われるための能力)を高め、「Adecco Way to Work™」、「CEO for One Month」、「Win4Youth」をはじめとする若者向けプログラムを展開しています。また、「Global Apprenticeship Network (GAN)「に参加するとともに、「Nestle Alliance for YOUth」の発起人の一員としても活動しています。2015年以来、「Adecco Way to Work™」プログラムの一環として、世界各地でこれまでに5,000名を超える若者にインターンシップや職業実習の機会を提供し、80名に対して「CEO for One Month」のポジションを提供しています。
*1: Staffing Industry Analysts 2015、人材サービス企業売上ランキングより
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「世界の若者の就職に対する意識調査」の調査レポートをダウンロード(英語)
http://www.adecco.com/en-US/Media/MediaLibrary/Documents/MediaKit/young-people-and-work-survey-adecco-group-hi.pdf
「世界の若者の就職に対する意識調査」に関する動画コンテンツを視聴(英語)
https://www.youtube.com/watch?v=ZbfVROfHz1Q
アデコグループによる若者のエンプロイヤビリティ向上のための取り組みに関するインフォグラフィックをダウンロード
http://www.adecco.com/en-US/Media/Documents/boosting-the-employability-of-young-people-adecco-group.pdf
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