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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【報道参考資料】エボラ出血熱の影響・リベリア 保健施設や学校閉鎖、孤児など 

養育放棄される子どもの約2割は2歳未満

公益財団法人日本ユニセフ協会

エボラや水因性の下痢を予防するため、衛生習慣を広める活動を強化。ウエスト・ポイントで9,000の衛生キットを配布した。©UNICEF Liberia/Jallonzo/2014エボラや水因性の下痢を予防するため、衛生習慣を広める活動を強化。ウエスト・ポイントで9,000の衛生キットを配布した。©UNICEF Liberia/Jallonzo/2014



※本信は ユニセフ・シエラレオネ事務所の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_75860.html でご覧いただけます


【2014年9月12日 ジュネーブ/モンロビア(リベリア)発】

エボラ出血熱拡大阻止への取り組みが強化される中、ユニセフは、エボラ出血熱の広範
にわたる影響が子どもたちに及んでいると警鐘を鳴らします。リベリアでは、エボラ
出血熱によって子どもの保健サービスは深刻な影響を受け、学校も休校し、エボラ
出血熱で親を亡くした子どもたちは数千人に上ります。一方で、子どもたちは
はしかやそのほかの予防可能な病気で命を失っており、妊婦が安全に出産できる場所は
ほとんどありません。

ユニセフ・リベリア事務所代表のシェルドン・ヤッテは「10年以上をかけて、
リベリアは壊滅的な紛争が起きた国から、アフリカで最も高い子どもの死亡率の
削減を実現した国へと移行してきました。しかし、これらのリベリアと子どもたちに
とって極めて貴重な成果が、エボラ出血熱によって消し去られようとしている危機に
あります」と述べました。

国内の保健施設はほぼすべて閉鎖されているか、一部のみの稼動にとどまっています。
子どもたちは、予防接種を受けることも、マラリアや肺炎、下痢、重度の急性栄養不良
といった5歳未満児の死亡の大多数を占める、乳幼児期によくある病気の治療を受ける
こともできません。

ウエスト・ポイントの子どもたちとその家族に水を提供するため、給水タンクを運ぶスタッフ。©UNICEF Liberia/2014ウエスト・ポイントの子どもたちとその家族に水を提供するため、給水タンクを運ぶスタッフ。©UNICEF Liberia/2014


ユニセフはこれまでに世界銀行の支援を受けて、リベリアでのエボラ出血熱の対応の
ために、ユニセフの歴史上過去最大量となる消毒用の塩素を含め、防護備品や
衛生キット、ビニールシート、下痢の治療に使う経口補水塩、緊急保健物資などを
含む支援物資約248トンを輸送しました。また、この1週間で、リベリアのパートナー
団体と共に、首都モンロビアの貧困地区で人口密度の高いウェスト・ポイントで、
4万5,000人を対象に9,000の衛生キット(10リットル用のバケツ、浄水剤、石けん入り)
を配布しました。ウェスト・ポイントでは、エボラ感染が続く一方で、急性の水因性の
下痢の割合も高くなりつつあります。

エボラ出血熱は感染しやすく、コントロールするには予防が重要です。ユニセフは、
エボラ治療センターに水とトイレを提供。また、より適切な衛生習慣を広めるために、
週に複数回、町と村で行う広報啓発活動を支援しています。さらに、心理社会ケア
関係者に研修を実施し、栄養不良にある子どもたちを含め、妊産婦と子どもの保健
サービスの回復にも努めています。

ヤッテ代表は「この国の真の英雄は、エボラ出血熱との厳しい戦いの最前線にいる
リベリア人医療従事者です。リベリアは、国民一人当たりの医療従事者数が最も
少ない国のひとつです。それにもかかわらず、エボラ感染者の約15%は医療従事者が
占めています。こうした状況は、リベリアと子どもたち、その家族にとっても大きな
損失です」と述べました。


家族をエボラ出血熱で失った子どもたちは、コミュニティの中で感染源や災難、
トラブルと見られ、コミュニティの汚点とされたり、コミュニティからの拒絶に
直面しています。多くの子どもたちはひとりぼっちで、おとなによる世話や適切な
シェルター、保健ケア、栄養を与えられずに、路上でさまよっています。こうした
子どもたちの約20%を占めるのは、特に養育放棄に至りやすい2歳未満の子どもたち
です。

ユニセフは、エボラ治療ユニットや待機センターのすべての患者とその家族に心の
ケアを行うべく、メンタルヘルスの専門家を招聘。また、感染者と接触のあった人が
発症しないかを確認する21日間の隔離期間にあり、世話をしてくれる人がいない子ども
たちに安全な場所を提供し、支援しています。また、エボラから回復した子どもで
親からのケアが受けられない子どもや、エボラ出血熱で孤児となり親のケアを受け
られない子どもたちのための居場所づくりも進めています。

国内の小中学校は休校しており、150万人もの子どもたちが学校に通えていません。
ユニセフは、リベリア教育当局とパートナー団体とともに、登校せずに、公的な
教育を継続できるように取り組んでいます。


+ + +

報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『アフリカ緊急募金』の告知に
ご協力いただけますよう、お願いいたします。


■□ アフリカ危機緊急募金 □■

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「アフリカ緊急募金」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。




■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)。
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
http://weshare.unicef.org/mediaresources

・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sarah Crowe, ユニセフ・ニューヨーク本部(リベリア出張中)
scrowe@unicef.org, +1646 209 1590
Laurent Duvillier, ユニセフ・西部・中部アフリカ地域事務所(在ダカール),
lduvillier@unicef.org, +221 777 403 577
Najwa Mekki, ユニセフ・ニューヨーク本部, nmekki@unicef.org, +1917 209 1804
Christophe Boulierac, ユニセフ・ジュネーブ, cboulierac@unicef.org, +41 799639244


■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
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代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
-
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