肺炎:ファイザー社が肺炎ワクチンの価格を引下げ――人道援助団体が対象
主に途上国で5歳未満の子どもたちの主要な死因となっている肺炎(肺炎球菌感染症)。肺炎球菌ワクチン(PCV)を製造・販売するファイザー社は11月11日、ワクチンの価格を人道援助団体向けに引き下げることを発表した。PCVはこれまで、価格が高すぎることで途上国等でワクチンを必要とする人たちに十分に届けられていなかった。肺炎ワクチンはファイザー社とグラクソ・スミスクライン社(GSK)が製造・販売しているが、GSKは9月19日、難民と危機に見舞われた子どもたちを対象に活動する人道援助団体向けに、価格の引き下げを決定していた(http://www.msf.or.jp/news/detail/pressrelease_3269.html)。
国境なき医師団(MSF)米国事務局長ジェイソン・コーンのコメント
何年もの交渉を経て、ファイザー社は自社製肺炎球菌ワクチンであるプレベナー13®(PCV13)の価格を引下げると発表しました。プレベナー13®を1回あたり3.1米ドル(約333円、子ども1人あたり3回接種合計で9.3米ドル、約999円)で、緊急事態下で活動する人道援助向けに提供すると決定。これは間違いなく正しい方向に向かった一歩で、世界中にいる、そしてMSFのプロジェクトで援助を提供している、数百万人の弱い立場の子どもたちを守るのに役立ちます。ファイザー社の申し出の詳細はまだ不明なため、私たちは同社の取り組みが固まり次第、さらに詳細を聞きたいと考えています。ファイザー社が、購買力が低く子どもを守るための肺炎ワクチンをまかなえない全ての政府に対して、より低い価格を提供し、途上国に対する取り組みを拡大することを願っています。
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