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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【報道参考資料】エボラ出血熱・シエラレオネ 免疫を得たエボラ回復者を支援者に

自身と子どものケアのための会議を実施

公益財団法人日本ユニセフ協会

エボラ治療センターから退院し、エボラから回復したという証明書を見せる女性。© UNICEF Sierra Leone/2014/Dunlopエボラ治療センターから退院し、エボラから回復したという証明書を見せる女性。© UNICEF Sierra Leone/2014/Dunlop



※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_76295.html でご覧いただけます


【2014年10月15日 ジュネーブ/ケネマ(シエラレオネ)発】

シエラレオネのエボラ最大の感染地のひとつケネマ。同地では今週、エボラから回復した
35名が会議に参加し、自身の感染経験の共有や精神面への影響への対処法の学習、感染
した地域の人々への支援について話し合っています。

この会議はユニセフや米国疾病予防センター(CDC)、そのほかのパートナーの支援を
受け、シエラレオネ社会福祉・ジェンダー・子ども省が実施。今回の会議は、今後
数カ月内に計画されている同様の一連の会議の初回にあたります。会議にはエボラへの
対応のために、致死率の高いエボラから回復し、エボラへの免疫を得た人たちが
参加します。

エボラの感染が疑われる人たちが身を寄せるセンターで、抱かれて眠る1歳の赤ちゃん。エボラの症状は出ていないものの、両親をエボラで失い、親せきを探している。© UNICEF/NYHQ2014-1823/Bindraエボラの感染が疑われる人たちが身を寄せるセンターで、抱かれて眠る1歳の赤ちゃん。エボラの症状は出ていないものの、両親をエボラで失い、親せきを探している。© UNICEF/NYHQ2014-1823/Bindra


ホン・アルハジ・モイジュエ・カイカイ社会福祉・ジェンダー・子ども大臣は
「シエラレオネは、建国史上最大の危機のひとつに直面しています。エボラと闘うには、
国民ひとりひとりの協力が必要です。現在エボラで闘病している人にとって、回復した
人たちは希望であり、家族や地域は回復した人たちをあたたかく迎えなくては
なりません。エボラとの闘いに協力してくださるすべてのパートナーに、言葉ではなく、
行動を求めます」と述べました。

 


ケネマの会議に参加した回復者たちは、エボラ感染によるトラウマや社会からの汚名
への対処法を専門家から学ぶ予定です。また、保健の専門家がコミュニティや
治療センターで隔離されている人たちへのケアにあたり、保健スタッフやコミュニティ
の人々を支援する上で必要な知識を提供します。

ユニセフ・シエラレオネ事務所代表のローランド・モナーシュは「エボラ対応にあたる
両親や保健スタッフ、我々の多くが直面している大きな問題は、エボラに感染している、
またはエボラの影響を受けている子どもたちの世話をする人たちを感染リスクにさらす
ことなく、いかに子どもたちの面倒を見るかということです。こうした問題に取り組む
ひとつの斬新な方法として、エボラから回復し、免疫を得た人たちが子どもたちのケア
にあたることを考えています。そうすれば、こうした子どもたちが必要としている
愛情やケア、関心を与えることができると考えています」と述べました。

エボラに感染した恐れのある人を車に乗せるスタッフ。周りには、感染を恐れて遠くから見守る人々も集まっている。© UNICEF/NYHQ2014-1836/Bindraエボラに感染した恐れのある人を車に乗せるスタッフ。周りには、感染を恐れて遠くから見守る人々も集まっている。© UNICEF/NYHQ2014-1836/Bindra


エボラへの恐怖に満ちた空気の中、エボラから回復した人はコミュニティから疎外
されることが多くあります。ユニセフが1,400世帯を対象に最近行った調査で、エボラ
から回復した人はコミュニティからの高いレベルの汚名、恥、差別を受けており、
生活再建に支障をきたしていることがわかりました。特に、子どもたち自身または
親が治療のために隔離されると、子どもたちは極めて厳しい状況におかれることも
明らかになりました。

調査では96%の世帯が、エボラの感染が疑われたり確認された人に対する何らかの
差別的な態度を報告しており、76%の世帯が、エボラに感染した人がたとえ回復した
としても、コミュニティに戻ってくるのを歓迎しないという結果が出ました。

会議では、エボラ感染が確認されたコミュニティ用に、新しい心のケアのトレーニング
マニュアルが発表される予定です。また、エボラから回復した人は、メンタルヘルスや
心のケア専門家のケアを受ける機会もあります。

ユニセフは、今後半年内に国内で実施される同様の会議で、エボラから回復した人に
研修を行う計画です。WHO(世界保健期間)は、シエラレオネでエボラ感染が確認
されて以降、成人650人以上が回復したと推計しています。


* * *

報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『エボラ出血熱緊急募金』の告知に
ご協力いただけますよう、お願いいたします。

■□ エボラ出血熱緊急募金 □■

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「エボラ」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。


* * *

■参考情報:
日本政府、ユニセフを通じた西アフリカにおけるエボラ出血熱緊急対応に対し、
6百万ドルの緊急支援を決定(2014年10月3日付)

エボラから回復し、治療センターで最期の体温検査を受ける9歳と6歳の兄弟。©UNICEF Sierra Leone/2014エボラから回復し、治療センターで最期の体温検査を受ける9歳と6歳の兄弟。©UNICEF Sierra Leone/2014


日本政府は、西アフリカでのエボラ出血熱の大流行に伴い、ユニセフを通じて予防教育、
水と衛生、栄養、子どもの保護、保健等分野での緊急対応に対し、600万ドル
(約6億5,600万円)の緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

ユニセフでは、コミュニティに根ざしたエボラ出血熱の感染予防とケアを強化する
ための支援や医療施設への物資の提供等を実施してきました。今回の日本政府の支援
により、ギニア(150万ドル)、リベリア(200万ドル)、シエラレオネ(200万ドル)、
西・中央アフリカ地域事務所(50万ドル)にて、エボラ出血熱に対する予防知識の
普及や安全な飲料水の供給、子どもの栄養状態の改善、コミュニティにおける
保健サービス向上のための活動等を実施します。


■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)。
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。

http://weshare.unicef.org/mediaresources

・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Issa Davies, ユニセフ・シエラレオネ事務所 広報官, idavies@unicef.org,
+232 76 601 310
Najwa Mekki, ユニセフ・ニューヨーク本部, nmekki@unicef.org, +1917 209 1804

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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