【報道参考資料】シリア・包囲が続くアインアルアラブ 命を守る支援物資を提供
避難する何千もの子どもたちへ
※本信は ユニセフ本部の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_76365.html ご覧いただけます
【2014年10月21日 シリア・アレッポ 発】
包囲戦に晒されているシリア北部のトルコ国境沿いの町、アインアルアラブ(Ai’n Al Arab、
クルド名:コバニ、Kobane)。激しい戦闘から逃れるため、多くの子どもたちが避難を
余儀なくされています。ユニセフは、衛生キットや毛布、水、高カロリービスケットなどの
命を守る支援物資を、何千人ものアインアルアラブの子どもたちが避難しているアレッポ北部
に届けました。
到着した支援物資は、アインアルアラブからの避難民およそ1,000世帯を対象に、
シリア赤新月社のボランティアチームによって早急に配布される見込みです。
ユニセフ・シリア事務所代表ハナア・シンガーは、「今回の支援はその規模は小さいものの、
この危機的状況下、支援を届けることが最も困難な子どもたちに支援を届けることができた、
という点で大変意義のあるものです。今後数週間にわたり、今回の支援でみられた前進が、
シリアの他の地域においても同様にみられることを期待しています」
アインアルアラブは現在の戦闘が発生する以前、少なくとも12カ月間、何の支援も受けて
いませんでした。今週後半、ユニセフは国連と共に、6カ月もの間人道支援が届けられて
いないアレッポのアフリーンやシリア北西部の複数の町に、同様の支援を届ける予定です。
* * *
アインアルアラブでは今年5月29日、学年末試験を受けて下校途中だったクルドの子どもたち
が誘拐され、今月3日、120日に及ぶ監禁の末、70名の子どもたちが解放されました。
http://www.unicef.or.jp/news/2014/0097.html
■本件に関するお問い合わせ先
日本ユニセフ協会 広報室 TEL03-5789-2016/FAX 03-5789-2036/Email:jcuinfo@unicef.or.jp
または
David Youngmeyer, ユニセフ・シリア事務所, +963 934 202 326, dyoungmeyer@unicef.org
Razan Rashidi, ユニセフ・シリア事務所, +963 93 354 9020, rrashidi@unicef.org
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