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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【プレスリリース】南スーダン 武力衝突から1年 避難生活を送る子ども 107万人に

失われる子ども時代/日本人職員への取材可

公益財団法人日本ユニセフ協会

食糧配給を待つ、避難している子どもたちと人々。© UNICEF/NYHQ2014-1717/Zocherman食糧配給を待つ、避難している子どもたちと人々。© UNICEF/NYHQ2014-1717/Zocherman



※本信は ユニセフ本部(ニューヨーク)の発信情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_78094.html でご覧いただけます


【2014年12月12日 ジュバ/ジュネーブ発】

独立以降も政情不安が続いていた南スーダンで、2013年12月15日に武力衝突が発生。
以来1年にわたって続く紛争で、何十万もの子どもたちが自宅や学校、生まれ育った
コミュニティを追われ、暴力や栄養不良、病気の危険に晒されています。ユニセフ
(国連児童基金)は、子どもたち世代全員の未来が奪われようとしていると警鐘を
鳴らしています。

世界で最も新しい国、南スーダンの危機は信じ難い規模となっています。約75万人の
子どもたちが国内避難民となり、32万人以上の子どもが難民としての生活を強いられ
ています。また、推定40万人の子どもが学校からの退学を余儀なくされ、1万2,000人が
武装勢力や武装グループに徴用されていると報告されています。従来の社会構造が
ダメージを受け、子どもたちが暴力や性的虐待、搾取に晒されやすくなっています。

子どもたちの栄養不良率は、紛争で2倍以上に増加しました。これに対応するため、
ユニセフは栄養改善プログラムを強化し、増加する栄養不良の子どもを支援するために
新たなパートナー団体との協力体制を築いています。これまでに8万人以上の急性栄養
不良に陥った子どもたちに栄養治療ケアを提供しました。今年、南スーダンは飢饉に
陥ることを何とか阻止することができましたが、2015年はじめに平和や安定を取り
戻すことができなければ、この国はより壊滅的な食糧危機に陥る危険があります。

「南スーダンの子どもたちとこの国の未来が、終わりの見えないこの紛争によって
著しく損なわれています。子どもたちが何よりも必要としているのは、平和なのです。
ユニセフは何十万人もの子どもたちを支援するため、大規模な支援活動を続けています」
と、ユニセフ・南スーダン事務所代表のジョナサン・ヴェイチが述べます。

雨季が終わり、道路アクセスの改善が見込まれるなか、ユニセフは命を守る支援物資を
必要な地域に事前備蓄しています。また、紛争が続いている、最も緊急に支援が必要
とされるジョングレイ州とユニティ州、上ナイル州の3つの州での緊急支援を強化
しています。

上腕の周囲を測り、栄養状態の検査を行う様子。赤色は栄養不良の可能性がある、危険な状態を示す。© UNICEF/NYHQ2014-1153/Nesbitt上腕の周囲を測り、栄養状態の検査を行う様子。赤色は栄養不良の可能性がある、危険な状態を示す。© UNICEF/NYHQ2014-1153/Nesbitt


ヴェイチ代表は語ります。「乾季によってもたらされる機会を逃してはいけません。
支援による進歩もみられますが、依然として極めて不安定な状況です。戦闘の激化や
恐怖が、より大規模な避難の引き金となり、すでに困憊したコミュニティや子ども
たちの脆弱性がより深まることが懸念されます」

ユニセフとWFP(世界食糧計画)は、即応対応支援を通して、人里離れた地域の
コミュニティに空輸で必要不可欠な支援サービスを届けています。この合同支援により、
安全な水や衛生の支援に加え、子どもたちの栄養状態の検査や栄養不良の治療を行って
います。子どもたちへの予防接種の実施や、家族と離れ離れになった子どもの登録も
行われています。また、可能な地域では、基礎的な教育や心のケアを提供しています。
これまでに実施された34回の合同支援で、12万5,000人の5歳未満の子どもを含む、
59万人以上が支援を受けました。

教育の中断を余儀なくされた膨大な人数の子どもたちのために、ユニセフは「再び
学ぼう(Back to Learning)」イニシアチブを実施。225の被害にあった教室の修理や、
学校の退学を余儀なくされた推定40万人の子どもたちへの教育のアクセスを提供する
ための支援を行います。また、ユニセフは国の教育カリキュラムに平和構築プログラム
を取り入れるべく、政府と協力しています。


■参考情報:
・南スーダンに関する基本統計  出典:ユニセフ『世界子供白書2015』2013年統計
総人口: 1,129万6,000人、
5歳未満児死亡率出生1000人当たり99人(世界で13番目の高さ)

・紛争の影響  出典:ユニセフ情勢レポート(2014年12月2日 ジュバ発)
避難生活を送る子ども: 76万6,133人
国外に避難した人: 47万9,388人


* * *

ユニセフ・南スーダン事務所では、子どもの保護専門官(在 首都ジュバ)、
水と衛生専門官(在 上ナイル州マラカル)の日本人スタッフ各1人(計2人)が
支援活動に従事しています。
取材をご希望の際には、広報室までお問い合わせください。

* * *

報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『人道危機緊急募金』の告知にご協力
いただけますよう、お願いいたします。

■□ 人道危機緊急募金 □■

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

*通信欄に「人道危機」と明記願います。
*窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
*公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。


■画像・映像粗大のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)。
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
本信:  http://j.mp/1wuwZNW 、
南スーダンその他: http://weshare.unicef.org/mediaresources
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会


■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Doune Porter南スーダン事務所広報官(在ジュバ), dporter@unicef.org
Mobile: + 211(0)954 819 302
James Elder, 東部・南部アフリカ地域事務所(在ナイロビ), jelder@unicef.org
Mobile: +254 71558 1222
Sarah Crowe広報官チーフ(在ジュネーブ本部),  scrowe@unicef.org
Mobile: +1646 209 1590
Melanie Sharpe広報官(在ニューヨーク),  msharpe@unicef.org
Mobile: +1 917-265-4516

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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種類
その他
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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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