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公益財団法人日本ユニセフ協会
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【プレスリリース】南スーダン:子ども兵士 子ども1,300人以上が解放へ

9歳少女も含まれる

公益財団法人日本ユニセフ協会

解放された子ども兵士たち(2015年2月撮影)。© UNICEF_NYHQ2015-0203_Rich解放された子ども兵士たち(2015年2月撮影)。© UNICEF_NYHQ2015-0203_Rich

 


※本信は、ユニセフ本部や現地事務所の発信情報を元に、日本ユニセフ協会が作成・
  配信しています。
※原文は http://www.unicef.org/media/media_81345.html でご覧いただけます。
※画像・映像は、http://uni.cf/1DFMo1j よりダウンロードいただけます。


【2015年3月21日 ジュバ/ナイロビ/ニューヨーク発】

南スーダンで21日、4人の女の子(うち1人は9歳の少女)を含む250人の子ども兵士
が、武装勢力(Cobra Faction)から解放されました。さらに400人が、23日までに解放
される予定です。

子どもたちの解放は、東部のジョングレイ州の村で実現しました。この武装勢力と
政府の間で交わされた和平協定に基づく、子ども兵士の解放はこれで3回目となり
ます。ユニセフは、南スーダン政府の国家武装解除・解放・社会復帰委員会(NDDRC)
と共同で、解放された子どもたちに必要なケアを実施し、家族との再会やコミュニティ
への復帰に向けて取り組んでいます。

武装勢力によると、グループ内には最大で3,000人の子どもが徴用されているとの
ことです。

村ではNDDRCにより解放の式典が行われ、子どもたちは武器を捨て、着ていた軍服から
普段着に着替えました。ユニセフは、村に設置された一時ケアセンターで子どもたち
を保護し、食糧と避難場所、治療ケアを提供しています。

今後、ユニセフはパートナー団体と共に、解放された子どもたちの家族との再会を進め、
必要とされる心のケアも提供します。

23日までの3日間で解放される子どもたちの数は、過去最多に上ります。これまでに654人
の子どもたちが、ユニセフとNDDRCによって登録されました。ユニセフは、女の子を含む
多くの子ども兵士が、依然としてこの地域に残っているとの報告を受けています。今後
さらに2度にわたる解放が、まもなく実施される予定です。

ユニセフ南スーダン事務所代表ジョナサン・ヴェイチは、今回の解放により、これまでに
解放された子どもたちの総数は1,314人にのぼることを明らかにし、「ピボール(Pibor)
とグムロク(Gumrok)で解放された子ども約660人のうち、200人は家族との再会ができた、
あるいは再会できる見込みです。まもなく、家族との再会を果たす人数は倍になるで
しょう」と報告しています。

「我々は、今回の子どもたちの解放を歓迎する一方で、上ナイル州及びユニティ州で
起きた何百人もの子どもたちの拉致を深く憂慮しています。政府軍と反政府勢力の両
陣営が、少年たちを標的に、戦力として駆り集めています。ユニセフは、この人権違反
を強く非難し、すべての当事者に子どもたちを解放するよう求めます。子どもたちの
解放に向けて、ユニセフは支援する準備ができています」(ヴェイチ代表)


* * *

南スーダンで多くの子ども兵士が武装勢力から解放された。ユニセフは解放された子どもたちに必要なケアを実施。©UNICEF_2015_South Sudan_Mariantonietta Peru南スーダンで多くの子ども兵士が武装勢力から解放された。ユニセフは解放された子どもたちに必要なケアを実施。©UNICEF_2015_South Sudan_Mariantonietta Peru

 

■追加情報
(2015年3月20日 ジュネーブで行われた報道機関向けブリーフィングでの、ユニセフ
南スーダン事務所代表ジョナサン・ヴェイチによる報告)

・国内避難を続ける子ども:80万人以上
  国外で避難生活を送る子ども:34万4,000人以上

・1万2,000人以上の子どもたちが、武力衝突を引き起こしている両陣営に徴用されて
いる。報告によると、徴用される子どもの数は急増しており、過去数カ月間に何百人
もの子どもたちが強制的に徴用されている。多くの場合、徴用された子どもたちは
戦闘の最前線に送られている。

・ユニセフは、子どもたちが解放され次第家族と再会できるよう、必要とされる支援を
提供する準備ができている。現時点で解放されている、およそ660人の子どもたちは、
ユニセフやパートナー団体の支援の下に置かれている。

・ユニセフは、解放された子どもたちの家族の居場所を追跡し再会を進める支援のほか、
子どもたちには食糧や避難場所、衣類の提供のほか、基礎保健ケア、カウンセリング、
心のケアを実施している。すでに200人の子どもたちが、家族との再会ができた、
あるいは間もなく再会できる見込み。

・戦闘地域にある学校の70%は機能しておらず、何十万人もの子どもたちが教育を受け
られていない。ユニセフは現在、40万人の子どもたちが、今年再び学びの場へ
戻れるように、最大限の努力を行っている。

・南スーダンの子どもたちの栄養状態は悲惨な状況。推定22万9,000人以上の子ども
たちが、重度の急性栄養不良に陥っている。ユニセフはパートナー団体との協力の
下、2014年には9万4,260人以上に、2015年にはこれまでに1万3,047人の5歳未満児に
栄養治療ケアを提供した。


* * *


※2011年の独立後も政情不安が続いていた南スーダンで、2013年12月15日、武力衝突が
発生。以来1年以上にわたって続く紛争により、子どもたちは自宅や学校、生まれ育った
コミュニティを追われ、暴力や栄養不良、病気の危険に晒されています。

■参考情報:
・南スーダンに関する基本統計  出典:ユニセフ『世界子供白書2015』2013年統計
総人口 1,129万6,000人、
5歳未満児死亡率出生1000人当たり99人(世界で13番目の高さ)

・紛争の影響  出典:ユニセフ情勢レポート(2015年3月12日 ジュバ発)
原文は  http://j.mp/19eiDZm  からご覧いただけます。

2013年12月に発生した戦闘以来、
国内避難民:    150万人、うち18歳未満の子ども: 80万2,122人
周辺国に避難した人:50万6,938人


* * *

日本ユニセフ協会は、南スーダンなどで発生している人道危機に対応するユニセフの
活動を支えるため、緊急募金を受け付けています。報道関係の皆様におかれましては、
ユニセフ『人道危機緊急募金』の告知にご協力いただけますよう、お願いいたします。
 

■□人道危機緊急募金□■

郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会

※通信欄に「人道危機緊急募金」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
※募金に関する一般からの問い合わせ:フリーダイヤル0120-88-1052(平日9時~18時)

* * *

■画像・映像素材のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)>
http://uni.cf/1DFMo1j

ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会

■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会  広報室 
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
John Budd南スーダン事務所広報官(在ジュバ),  jbudd@unicef.org
                                                          Mobile: +211912398404
James Elder,  東部・南部アフリカ地域事務所(在ナイロビ), jelder@unicef.org
                                                          Mobile: +254 71558 1222
Melanie Sharpe広報官(在ニューヨーク),  msharpe@unicef.org  
                                                          Mobile: +1 917-265-4516

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本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
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代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
-
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