シリア危機 トラック43台分の救援物資 シリア北東部カミシュリに到着 【プレスリリース】
支援を待つ人たちに届けられるユニセフの支援物資。©UNICEF Syria_2015
※本信は、ユニセフ本部の発信情報を元に、日本ユニセフ協会が翻訳、編集しています。
※原文は、 http://j.mp/unicef-syria20150414 でご覧いただけます。
【2015年4月14日 ジュネーブ/ダマスカス(シリア)発】
ユニセフ(国連児童基金)は、シリア北東部の都市カミシュリにトラック43台分の救援
物資の運搬を完了したと発表。物資を載せたトラックは、数日間かけて、トルコ側の
ヌサイビン検問所を通過し、支援を待つ230万人のもとに届けられます。
「現在シリア全土での移動は、ユニセフや他の人道支援団体でさえ、ますます困難に
なっています。そのような大変厳しい状況のなかで、今回の救援物資は届けられました」
とユニセフ・シリア事務所のハナア・シンガー代表が話しました。
物資には、水処理のための資材、衛生用品、赤ちゃんをケアするための物資、浄水剤、
洗剤、石けん、下痢性疾患用のキット、助産セットなどが含まれています。
これらの物資は、アル・ハサカ、タル・アブヤード、デアル・アゾールの農村部や、
ダマスカスやホムスの近郊などでの紛争から逃れ、新たに避難民となってこの地域に
身を寄せている人々のために使用される予定です。
ユニセフの推計では、シリア北東部で人道支援を待つ子どもはおよそ100万人。シリア
全土では、支援を早急に必要とする子どもたちは560万人以上に上っており、そのうち
人道支援を届けることも困難な僻地に暮らす人々は200万人以上です。
「今回の物資輸送は重要な1歩となりましたが、まだ決して十分ではありません。
我々は、シリアの紛争の影響を受けているもっとたくさんの子どもたち、特にアクセス
が困難な地域に住む子どもたちに手を差し伸べなくてはなりません」(シンガー代表)
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■シリア危機に関する特設サイト(ユニセフ本部)
http://childrenofsyria.info/
シリア、ヨルダン、レバノン、トルコで、計5人 の日本人スタッフ(教育2人、
栄養・保健1人、子どもの保護1人、モニタリング評価1人)が支援活動に
携わっています。
ご取材をご希望の場合は、下記日本ユニセフ協会広報室にお問い合わせください。
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■本件に関するお問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
または
Christophe BoulteracBOULIERAC, ユニセフ・ジュネーブ, TEL : +41 799639244 E
メール :cboulierac@unicef.org,
Juliette Touma, ユニセフ中東・北アフリカ地域事務所(ヨルダン)
TEL : +962 79 867 4628 Eメール :jtouma@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
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■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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