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公益財団法人日本ユニセフ協会
会社概要

南スーダン 25万人の子どもが栄養危機に 【プレスリリース】

公益財団法人日本ユニセフ協会

上腕の周囲を測定して、栄養状態の検査を受ける子ども。赤色は栄養不良の可能性がある危険な状態を表す。© UNICEF_NYHQ2015-1399_Rich上腕の周囲を測定して、栄養状態の検査を受ける子ども。赤色は栄養不良の可能性がある危険な状態を表す。© UNICEF_NYHQ2015-1399_Rich

 


※本信は、ユニセフ本部の発信情報を元に、日本ユニセフ協会が作成・配信しています。
※原文は  http://www.unicef.org/media/media_82077.html でご覧いただけます。
※関連する画像・映像は、http://j.mp/unicef-20150528 からダウンロードいただけます。


【2015年5月27日 ジュバ(南スーダン)発】

ユニセフ(国連児童基金)は今日、南スーダンのいくつかの地域では、食糧不足や栄養状態
の悪化が急速に進み、およそ25万人の子どもの命が脅かされていると発表しました。この
栄養危機は、現在も続いている紛争によって食糧の備蓄が減り、経済が停滞していることが
原因です。

ユニセフもメンバーの一員である、総合的食料安全保障レベル分類 (Integrated Food
Security Phase Classification, 略称IPC) の専門家グループによる最新の予測では、
食糧不足に直面している人の数は、今年初めの250万人から約2倍の460万人となり、
そのうち87万4,000人が5歳未満の子どもです。これは、2013年12月の紛争勃発以降、最も
多くの家庭が食糧危機に陥っていることを示しています。

ユニセフは、戦闘によって逃げ場を失い、基礎医療や食糧にアクセスできなくなっている
紛争地の子どもたちは、直ちに人道支援が再開されなければ、収穫がないこの季節を生き
延びることが難しくなると、繰り返し警告しています。

ユニセフ・南スーダン事務所代表のジョナサン・ヴェイチは、「ユニセフは昨年、
これまでにない規模で栄養不良の子どもたちへの治療やケアを行い、状況に改善がみら
れていました。それにもかかわらず、現在、女性や子どもたちの命が危機に瀕しています」
と述べています。

南スーダンでは紛争で多くの人々が自宅からの避難を強いられ、生活必需品を手に入れることができていない。©UNICEF South Sudan_2015南スーダンでは紛争で多くの人々が自宅からの避難を強いられ、生活必需品を手に入れることができていない。©UNICEF South Sudan_2015

 

紛争の影響を受けている地域の子どもの栄養不良率は、緊急事態の基準となる15%を
超えています。5歳未満児の約3人にひとりが、最も深刻な被害を受けている上ナイル州、
ワルプ州、北バハル・アル・ガザール州で暮らしています。ユニセフの最新の調査では、
特にユニティ州では、重度の急性栄養不良率が最大で10%と非常に高い割合となって
います。もしこれらの子どもたちに栄養支援が届かなければ、健康な子どもに比べ、
死亡のリスクが9倍高まります。

こうした切迫した状況に加え、上ナイル州での激しい戦闘によって、5月だけで少なく
とも10万人の住民が、命をつなぐ大切な食糧や家畜、農作物などを捨てて、故郷から
逃れなければならなくなりました。そして、ユニセフとともに栄養支援を行っている
パートナー団体も、この地域から撤退せざるを得なくなりました。

「雨期に入って道路が通行できなくなる前に、命を守るための支援を子どもたちの元に
届け、物資の備蓄を整えなければ、既に厳しい状況が更に壊滅的な事態となります」
とヴェイチ代表は訴えています。

ユニセフは今年に入り、南スーダンの国家栄養改善プログラムと紛争地への即応
ミッション(RRM)を通じて、重度の急性栄養不良の子ども約5万人に治療ケアを行い
ました。しかしながら、2015年の活動資金は75%不足しており、南スーダンでの栄養
支援を続けるための資金として、2,500万米ドルの緊急支援を要請しています。


* * *

■お問い合わせ
(公財)日本ユニセフ協会  広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036 jcuinfo@unicef.or.jp
または

Marianna Zaichykova, ユニセフ・南スーダン,  tel: +211 (0) 956 256 285;
                                         Eメール: mzaichykova@unicef.org  
James Elder, ユニセフ・ケニア, tel: +254 71558 1222 (携帯);
                                         Eメール:jelder@unicef.org

■画像・映像素材のお貸し出しについて
ユニセフ本部サイト内にて、画像・映像のお貸し出しを行っています(無償)>
http://j.mp/unicef-20150528
ご使用に当たっては下記の事項をご確認・遵守いただきますよう、お願いいたします。
・ユニセフの支援活動やその背景となる状況の説明としての使用
・画像・映像の編集・加工・トリミングは禁止
・提供元の記載>提供:(公財)日本ユニセフ協会




■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(http://www.unicef.or.jp/

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
  任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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