花王、慶應義塾大学との共同プロジェクトで育児と仕事の工夫をまとめたパターン・ランゲージ※を制作
花王株式会社(社長・澤田道隆) 生活者研究センターは、慶應義塾大学 SFC研究所 井庭崇研究室との共同プロジェクトにて、このたび、自分らしく子育てをしながら働くための工夫をパターン・ランゲージ※でとりまとめた冊子、『日々の世界のつくりかた(副題:自分らしく子育てしながら働くためのヒント)』を制作しました。
今回のパターン・ランゲージ※は、「子育ても仕事も大切にしたい」という思いをもって両立をしている方々への調査・インタビューを通じて、日々の工夫やコツを抽出・集約・言語化し、34個のことばにまとめました。さらに、これから社会に出る大学生たち(未来の実践世代)のもつ「明るくポジティブな未来」のニュアンスを大切にしながら制作いたしました。※パターン・ランゲージとは、実践知を共有するための方法の一つ。
◆共同プロジェクトのスタート経緯と、冊子制作の背景
花王 生活者研究センターでは、2015年から「働く女性のこころ豊かなくらしとは?」というテーマで、生活者研究に取り組んでいます。男女雇用機会均等法が施行された1986年から約30年経った現在でも、出産を経て仕事を継続する女性は約半数にとどまっています。その背景には、若い女性が仕事と家庭の両立は無理だと思い、あきらめている実態があることを把握しました。
そこで、若い女性の「仕事と家庭の両立」に対し、一歩を踏み出す手助けをしたいという思いから、両立の工夫やコツを共有するためのパターン・ランゲージ作成の立案にいたりました。そして、パターン・ランゲージの研究者である井庭崇准教授(慶應義塾大学総合政策学部)および研究室の大学生メンバーとの本共同プロジェクトが2016年4月からスタートしました。
本プロジェクトでは、今回のパターン・ランゲージが、「これから仕事や子育てをする方」「子育てと仕事に取り組んでいる方」「まわりに子育てと仕事の両立に取り組む人がいる方」を中心に、これからの未来をかたちづくる実践や、周囲の人々とのコラボレーションのための共通言語になることを期待しています。
◆冊子の配布と発表の日程
冊子『日々の世界のつくりかた』は、11月18日(金)・19日(土)に開催される慶應義塾大学SFCオープン・リサーチ・フォーラム(ORF2016)で、感想をいただけるという方を限定に配布します。なお、数に限りがありますので、予めご了承ください。
【冊子の配布】
日時:2016年11月18日(金)・19日(土)
場所:東京ミッドタウン・イーストB1Fホール 井庭崇研究室 ワークショップ・ブース
W03「ライトニング・ワークショップ:パターン・ランゲージ活用100連発」
http://orf.sfc.keio.ac.jp/2016/workshop/w03/
【セッション、および冊子の配布】
日時:2016年11月19日(土)12:00~13:30 トークセッション
場所:東京ミッドタウン・タワー4Fカンファレンス Room 7
SS-05「<花王株式会社スポンサーセッション>“子育てをしながら心豊かに働く”ためのヒント:パターン・ランゲージによる対話と発想」
http://orf.sfc.keio.ac.jp/2016/session/ss-05/
◆関連情報
・慶應義塾大学SFCオープン・リサーチ・フォーラム2016ウェブサイト
⇒http://orf.sfc.keio.ac.jp/2016/
・慶應義塾大学SFC研究所 プレスリリース
⇒http://www.kri.sfc.keio.ac.jp/ja/press_file/20161114_kao.pdf
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- 出産・育児就職・転職・人材派遣・アルバイト
- 関連リンク
- http://www.kao.com/
- ダウンロード
- プレスリリース素材
このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます