武力紛争下の子ども 安保理決議1612採択から10年 ユニセフ事務局長 声明 【プレスリリース】

なくならない子どもの犠牲

武装勢力から解放された子どもたち。(南スーダン)© UNICEF_NYHQ2015-0203_Rich

 

※ 本信は、ユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が翻訳したものです。
※ 原文はhttp://www.unicef.org/media/media_82662.htmlでご覧いただけます。

 

【2015年7月24日 ニューヨーク発】
紛争下における6つの形態の子どもの権利の重大な侵害行為を監視し報告する仕組みと、作業部会の設置を求めた国連安全保障理事会決議1612号が採択されて10年を迎えた7月24日、ユニセフ(国連児童基金)事務局長のアンソニー・レークは、以下の声明を発表しました。

* * *

 


「世界では今、何百万もの子どもたちが、故意に殺害されたり、けがを負わされたり、レイプや拉致の被害に遭うなどの形で、おとなの紛争に巻き込まれています。子どもたちの学校や家は破壊され、食べ物、水、保健ケアも手にすることができません。そして何万もの子どもたちが、武装勢力への参加を強要されています。

10年前、国連安保理は、紛争下の子どもたちの保護の強化を目的とした決議1612号を採択しました。現在、紛争下にある国々では、子どもたちを保護するために多大な努力が続けられています。昨年、世界で1万人以上の子どもが武装グループから解放され、故郷のコミュニティに帰るための支援を受けることができました。

しかし、紛争の中で子どもたちを巻き込む暴力は、より卑劣なものになってきています。

イラク、ナイジェリア、シリアなどからの報告では、子どもたちが残虐な暴力の加害者にされていることが明らかになっています。子どもたちは処刑への立ち会いや実行を強いられたり、暴力が普通のことなのだと信じ込まされ、その幼く感受性豊かな心は残虐行為に晒され、子ども時代の尊厳は無視されているのです。
 
殺害された子どもも、殺すことを強要された子どもも、残虐行為を目の当たりにした子どもも、紛争の中で生きるすべての子どもが被害者です。自分が起こしたわけではない戦争のために犠牲を負っている、罪なき子どもなのです。

我々は、現在も紛争の悲劇が続いていることに、そして、このような恐ろしい行為を止めさせ、紛争当事者の責任を追及するための行動が足りていないことに、強い憤りを覚えます」

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/
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