ブラジルでのデジタル放送完全移行に向け、STB用プラットフォームを発表

ブラジル市場向けの小型・低価格設計が、アナログ放送終了プログラムに対応するEiTV社のGINGAミドルウェアを統合

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーで、セット・トップ・ボックス(STB)用ICの世界的サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、ブラジルでのアナログ放送終了およびデジタルTVサービスへの移行をサポートするデジタルSTB用プラットフォームを発表しました。このプラットフォームは、ブラジルのデジタルTVソフトウェア専門企業であるEiTV社およびデジタル通信用チップ・メーカーであるMaxLinear社との緊密な協力を通して開発されました。

この高度に統合されたプラットフォームは、ブラジル市場向けに最適化され、ブラジル独自のデジタルTVとミドルウェアの規格に対応している他、先進的なシステム・オン・チップ(SoC)により、コスト効率の高い小型ソリューションを実現しています。サンパウロで開催されたABTA Expo & Conference 2014のSTブースでは、このプラットフォームのデモを実施しました。

STのユニファイド・プラットフォーム事業部 ボックス / ゲートウェイ・ビジネスライン ディレクターであるHerve Mathieuは、次の様にコメントしています。「STは、ラテン・アメリカをはじめとする世界各国で、デジタル放送移行プログラムをサポートしてきた幅広い経験を持ち、この分野を継続的にリードしています。本日発表したこの新しいターンキー・プラットフォームは、ブラジル独自のニーズに合わせて設計されたハードウェアとソフトウェアを特徴としています。また、適切な価格で各種規格に準拠するソリューションを実現し、ブラジル国内の視聴者に向けた高度なTVサービスの提供を可能にします。」

この地域において、デジタル放送への移行に積極的に取り組んでいる大手顧客が、このプラットフォームをベースにSTB設計を進めています。

このプラットフォームは、STの最新SoC STiH206とMaxLinear社のチューナ / デモジュレータIC MXL683を組み合わせ、EiTV社のブラジル市場向けミドルウェア GINGA(Java + NCL)を実装したもので、ブラジルの地上デジタル放送規格ISDB-Tに対応しています。ブラジル政府は、デジタル放送への移行をサポートするSTBに対し、オープン規格であるGINGAの採用を義務付けています。

STのデジタルSTB用SoCファミリ「Liege」の一製品であるSTiH206は、ブラジル国内の有料TV放送向けSTBに多く採用されている他、ベネズエラなどの周辺国においても、政府主導のデジタル放送移行プログラムに採用されています。このSTiH206 は、BGAパッケージ(23 x 23mm)で提供され、STの実績のあるST40アプリケーション・プロセッサに高速なDDR3メモリとL2キャッシュを統合し、アプリケーションとミドルウェアにとって効率的かつ高速な演算を実現します。また、高水準のグラフィック性能により、ブラジル独自のGINGAミドルウェアをサポートする上で、最適な製品となっています。

STiH206は、MPEG2、H264、VC-1、AVSなどのHD規格に対応する最新世代のビデオ・デコーダとビデオ・ポスト・プロセッサを搭載しています。また、USB2.0、SD-MMC/SDIO、イーサネットなどのさまざまな接続方式にも対応しているため、フラッシュ・ドライブ、外部ハード・ディスクなどの各種周辺機器や、MoCA(R)、Wi-Fiなどのホーム・ネットワークに接続する柔軟な設計が可能です。

このEiTV社のミドルウェアは、ISDB-T受信機用GINGA規格に準拠した完全な製品レベルのミドルウェアです。STとEiTV社は、このミドルウェアをSTiH206に実装することにより、デジタル放送への移行に向けてブラジル政府が義務付ける要求事項に準拠するプラットフォームを開発しました。機器メーカーは、このプラットフォームをベースに、ABNT(Brazilian Association of Technical Standards)が発行する技術規格に適合した新たなSTBを確実に設計することができます。

MaxLinear社のチューナ/デモジュレータ・レシーバ・システムであるMXL683は、ISDB-T放送信号の優れた受信性能を備える一方、スマートフォンなどからの4GLTE信号による干渉に対する耐性を重視して設計されています。ラテン・アメリカ諸国において問題となりがちなマルチパス・フェージングや同一チャネル干渉に対する堅牢性を備えたクラス最高のデモジュレータです。

EiTV社について
EiTV社は、デジタルTVを中心に、デジタル家電向けのソフトウェア開発と技術サービスを提供しています。EiTV社は、将来のデジタルTVに必要なハードウェア技術、ソフトウェア・ツールおよびサービス一式をそのパートナー企業に提供することで、消費者のニーズに応える革新的かつ効果的なソリューションの開発を支援しています。EiTV社のハードウェア技術、ソフトウェア・ツールおよびサービスは、リスク、開発サイクルおよびプロジェクト・コストを低減し、収益を生み出す新製品の開発を可能にします。さらに詳しい情報は、www.eitv.com.br をご覧ください。

MaxLinear社について
MaxLinear社は、ブロードバンド通信アプリケーション向けのRFおよびミックスド・シグナル半導体ソリューションの主要サプライヤです。本社所在地は、カリフォルニア州カールスバッドです。さらに詳しい情報は、http://www.maxlinear.com をご覧ください。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

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STマイクロエレクトロニクス(株)
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