スマート・メータ用プラットフォーム STCOMETが、重要な認証を取得し、相互接続性を実現

PRIME(R) 1.4 / G3-PLC(TM) 準拠のSoC設計サポートにより、多様な市場・分野へのスマート・メータ導入を支援

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、スマート・メータ用システム・オン・チップ(SoC)であるSTCOMETに関し、重要な新プロトコルの認証(1)を取得し、エコシステムを強化したことを発表しました。これにより、世界各国の電力会社が採用する電力線通信(PLC:Power Line Communication)の主要規格に準拠し、将来の変更にも柔軟に対応できる統合プラットフォームを実現することができます。

STCOMETの2製品は、2014年9月にG3-PLC Alliance(2)が発表した新しいG3-PLC(TM)認証プログラムを完了した最初のICです。また同製品は、現在稼働中の400万台以上のスマート・メータに適用されているPRIME Alliance(3)が策定した最新のPLC規格 PRIME(R) 1.4の相互接続性試験にも合格しています。さらに、PRIME 1.3.6の認証取得に加え、S-FSK IEC61 334-5-1、METERS AND MORE(R)、IEEE 1901.2 PLC規格にも対応しています。

STのグループ・バイスプレジデント 兼 インダストリアル & パワー・コンバージョン事業部ジェネラル・マネージャであるMatteo Lo Prestiは、次の様にコメントしています。「STCOMETは、主要なPLC規格の最新リリースをサポートすることで、高度に集積された完成度の高いスマート・メータ・ソリューションとなります。同製品は、低炭素エネルギーを低価格で安定的に確保するスマート・グリッドの導入に貢献するでしょう。」

PRIME Allianceが2014年5月に発表したPRIMEプロトコルの最新バージョンである1.4には、電気的ノイズの多い環境下でも信頼性の高い通信を可能にする新しいロバスト・モードなど、複数のアップデートが含まれています。STCOMETは、相互接続性試験に合格した最初のチップセットで、既存インフラとの互換性を維持しながら、新しい機器での最新技術の活用を可能にします。

G3-PLCは、周波数スペクトルの効率的な使用とノイズの多いチャネル条件下での高いノイズ耐性を実現するスマート・グリッド用通信プロトコルです。G3-PLC認証プログラムを完了した最初の2製品であるSTCOMETを使用することで、スマート・メータ・メーカーは相互接続可能な高性能製品の開発が可能になります。

スマート・メータ・メーカーへ同製品を提案するSTのさらなる優位性は、現在使用されている主要プロトコル規格(PRIME 1.4 / 1.3.6、G3-PLC、METERS AND MORE、IEEE 1901.2等)を対象としたプロジェクトを迅速に開始できる充実した開発エコシステムを有していることです。この開発エコシステムでは、プロトコル・スタック、リファレンス設計、単相・三相メータ向けのプロトタイプ作成用ハードウェア、電力計測管理ソフトウェアやソフトウェア統合用サポート・ドライバ等の各種ツールが提供されます。

プログラム可能かつファームウェアのアップグレードに対応したSoCプラットフォーム STCOMETは、さまざまな市場・分野で使用され、異なるPLC規格に準拠する製品に、同一設計を適用することを可能にします。また、STCOMETは、ARM(R) Cortex(R)-M4をベースとした最先端のアプリケーション処理サブシステム、高精度なメータ用フロントエンド、プログラム格納用の内蔵FlashメモリとRAM、プライバシー保護とアンチハッキング保護を実現する専用セキュリティ・エンジンを高度に集積しています。PLCモジュールは、プログラム可能なDSP(Digital Signal Processing)モデム、包括的な送受信フロントエンド、パワー・アンプ(p-p出力 : 28V)で構成されます。最大500kHzまで拡張された帯域幅には、北米で使用されるFCC(4)周波数帯域と日本で使用されるARIB(5)周波数帯域が含まれます。さらに、遠隔操作による設定が可能なため、事業者の長期運用コストを最小化します。

現在、STCOMETは、特定顧客向けに提供中で、TQFP176パッケージ(20 x 20 x 1mm)に実装されます。価格、サンプル提供、サポート・ツールについては、STのセールス・オフィスまでお問い合わせください。

STは、European Utility Week 2014において、STCOMETが採用されたメータの事例を複数展示する予定です。

(1)スマート・グリッドで使用されるスマート・メータは、電力会社とデータ通信を行うため、一般的な通信プロトコルのいずれかに準拠しています。相互接続性をサポートし、新しいスマート・グリッド・アプリケーションを可能にするため、複数の電力線通信(PLC)規格が世界中で使用されています。STのスマート・メータ用SoCは、これらの規格に基づくテストが実施されています。そのため、顧客は、対象市場におけるグリッドの導入テストに合格することができます。

(2)G3-PLC Allianceは、スマートグリッド・エコシステム内のステークホルダーによるコンソーシアムで、G3-PLC(TM)と呼ばれるPLC技術をサポートしています。メンバーは、メンバーには、電力会社や機器メーカーをはじめ、システム・インテグレータ、ITベンダー、自動車メーカー、半導体メーカーまで、スマート・グリッド産業に関わる様々な企業で構成されています。G3-PLC規格は、相互接続可能で制約のないスマート・グリッド実装を推進するため、全ての関係者に公開されています。STは、G3-PLC Allianceのエグゼクティブ・メンバーです。

(3)PRIME Allianceは、電力会社、メータ・メーカー、半導体メーカーおよびその他の業界関連企業で構成されており、異なる機器およびシステム間で完全な相互接続性を可能にする国際規格の策定を目的としています。PRIME(PoweRline Intelligent Metering Evolution)のPLCアーキテクチャは一般公開されています。同アーキテクチャは、新規参入業者が相互接続可能なソリューションを提供できるよう仕様が構成されています。STは、PRIME Allianceのプリンシパル・メンバーです。

(4)FCC(米国連邦通信委員会):高周波通信に関する米国政府の管理機関

(5)ARIB(一般社団法人 電波産業会):無線システムの使用を支援するため、
日本の総務省の許可を受けて設立された商業および研究組織のグループ。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、「センス & パワー、オートモーティブ製品」と「エンベデッド・プロセッシング ソリューション」の多種多様なアプリケーションに半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。エネルギー管理・省電力からデータ・セキュリティ、医療・ヘルスケアからスマート・コンスーマ機器まで、そして、家庭、自動車、オフィスおよび仕事や遊びの中など、人々の暮らしのあらゆるシーンにおいてSTの技術が活躍しています。STは、よりスマートな生活に向けた技術革新を通し、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。2013年の売上は80.8億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
アナログ・MEMS・パワー製品グループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8216
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