ナイジェリアと周辺国 攻撃を逃れ、故郷を追われた子ども140万人に達する 【プレスリリース】

必要な人道支援資金の7割が不足

ナイジェリア北東部の国内避難民キャンプに身を寄せる親子。© UNICEF_NYHQ2015-0474_Esiebo

 

※本信は、ユニセフ本部の発信情報をもとに日本ユニセフ協会が作成・配信しています。
※原文は http://www.unicef.org/media/media_85551.htmlからダウンロードいただけます。

【2015年9月18日 ダカール(セネガル)/ジュネーブ/ニューヨーク発】
ユニセフ(国連児童基金)は今日、ボコ・ハラムの名称で知られる武装グループによる攻撃が急増していることで、この5カ月間で50万人の子どもたちが家を追われ、その結果、ナイジェリア北部とその周辺国で避難中の子どもの数は合計で140万人に達していると、発表しました。

ユニセフ西部・中部アフリカ地域事務所代表のマヌエル・フォンテーヌは、「必死に逃げている子どもたちはみな、子ども時代を奪われています。子どもや女性が殺されたり、誘拐されて爆弾を運ばされたりすることが続いているのは、本当に恐ろしいことです」と述べました。

ナイジェリア北部だけでも、120万人近い子どもたちが家を追われました。その数の約半数は、5歳未満児です。さらに、カメルーン、チャド、ニジェールでも26万5,000人の子どもが故郷から逃れています。

ユニセフは影響を受けている4カ国すべての政府やパートナー団体とともに、こうした暴力の被害を受けているたくさんの子どもたちやその家族への緊急支援を拡大しています。今年に入ってから、以下のような支援の成果がでています。
  • 31万5,000人の子どもがはしかの予防接種を受けました
  • 20万人以上の人々が安全な水を手に入れられるようになりました
  • 学習教材の配布によって、国内外に避難している6万5,000人の子どもたちが教育の機会を得て、勉強を続けることができるようになりました
  • 7万2,000人近い避難民の子どもたちが、カウンセリングや心理社会的支援を受けました
  • およそ6万5,000人の5歳未満の子どもが、重度の急性栄養不良の治療を受けました

 

絵を描き、心のケアを受ける、自宅からの避難を強いられた子どもたち。© UNICEF_UNI182415_Abdou

 

しかしながら、未だ資金が不足しています。ユニセフは今年のチャド湖地域(ナイジェリア、カメルーン、チャド、ニジェール)での人道支援活動に必要な5,030万米ドルのうち、32%しか確保できていません。資金不足によって、紛争の影響を受けている12万4,000人以上の子どもたちがはしかの予防接種を受けられず、8万3,000人以上が安全な水を手に入れられず、20万8,000人以上が学校に行くことができていません。

「資金不足と難民の増加によって、命を守る支援を届けることが非常に難しくなっています」とフォンテーヌ代表は述べました。「追加の資金がなければ、支援を必要としている何十万人もの子どもたちが、基本的な保健ケアや安全な水、教育などのサービスを受けられなくなってしまいます」

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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