オーランド・ブルーム親善大使 セルビアで難民の子どもたちを訪問 【プレスリリース】
「私が見たのは、悲劇の一端」 難民の子どもの過酷な状況を訴える
※ 本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が翻訳したものです。
※ 原文は、http://www.unicef.org/media/media_85689.htmlでご覧いただけます。
※ 関連する画像・動画は、http://j.mp/1KSZ4SV からダウンロードいただけます。
【2015年9月30日 プレシェヴォ・ベオグラード(セルビア)/ジュネーブ発】
ユニセフ親善大使のオーランド・ブルームは、9月30日、ヨーロッパへの難民・移民の子どもたちを訪問する2日間の日程を終えました。
火曜日のマケドニア旧ユーゴスラビア共和国(以降、マケドニア)訪問のあと、ブルーム大使は国境を越えてセルビアに入り、故郷の紛争や困窮から逃れて移動を続ける、最も厳しい状況に置かれている子どもたちと面会しました。
「私が見たものは、難民の子どもたちのつらい旅路のほんの一部にすぎません。本当に心配な状況です。家を離れなければならないほどの絶望を想像してみてください」と、ブルーム大使は話しました。「私は、ユニセフのこの危機に対する迅速な対応に、心から感銘を受けました。私が訪問した『子どもにやさしい空間』では、子どもたちが、たとえ一日数時間であっても子どもらしく過ごすことができていました。彼らは、映像の中の存在ではありません。本当に支援が必要な、現実に生きている人間なのです」
ユニセフ・セルビア事務所は、パートナー団体とともに、学用品やおもちゃなどを備えた「子どもにやさしい空間」をマケドニアとの国境に近いプレシェヴォの町とベオグラードの2か所に設置しました。子どもたちも親たちも長い旅で疲れ切り、多くは何らかの心の傷を抱えています。「子どもにやさしい空間」は、移動する人々が少しの間でも休息し、子どもたちが子どもらしくいられる安息の地なのです。ユニセフはまた、同じ場所に2カ所の赤ちゃんと母親のためのスペースも設けました。ここでは、再びヨーロッパへの厳しい旅が始まる前に、乳児をもつ母親が母乳育児の支援を受けたり、幼い子どもたちが年齢相応の栄養支援を受けたりしています。
多くの家族が90年代のバルカン戦争時の地雷や不発弾がいまだ残されているクロアチアを通って旅を続けるため、ユニセフは母乳育児のほかに地雷についての情報も配布しています。
およそ15万人の人々がセルビアで保護を求めており、その4人にひとりは子どもです。
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/)
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