訪日外国人旅行者等の購買心理が分かる！　「JTBインバウンドリサーチ」サービスを開発

JTBグループの株式会社JTBコーポレートセールス〈東京都千代田区、代表取締役社　皆見 薫〉は、旅行会社としてのネットワークを活用して、訪日外国人旅行者等への各種調査を行う「JTBインバウンドリサーチ」を開発し、これからインバウンドに取り組みたいと考えている企業に対して、自社商品の認知度調査や訪日外国人の購買心理調査、情報入手経路調査などが行える調査サービスの提供を開始いたします。

訪日外国人が増え続けている現在、中国人の爆買いが注目されるなど日本国内の消費にも好影響を与えており、各企業や自治体は積極的に訪日外国人を取り込もうと動き出しています。
そのような中で企業のマーケティング担当者から聞かれるのが、「特に何もプロモーションしていないのに、自社製品がなぜ売れているのか全く分からない」という言葉でした。
その言葉を受けて、数年前より訪日外国人マーケティング事業を行っている当社では、旅行会社というネットワークを活用し、いくつかの関係機関の協力を得て、外国人のインサイトを調べるサービス「JTBインバウンドリサーチ」を開発し、本格的に提供を開始いたしました。

〈「JTBインバウンドリサーチ」サービスの概要〉
今までの訪日旅行者調査はインターネット調査が中心であり、訪日経験から数年が経つ回答者も多く含まれるアンケートであり、必ずしも最新の生の声を聞くことができない状況でした。
当社のサービスでは訪日外国人旅行者、中国ソーシャルバイヤー、外国人留学生などと多様の接点を持ち、アンケート調査やグループインタビューなどを通じて、最新のインサイトを聞き出すことが可能です。その調査結果は鮮度の高いものなので、訪日外国人旅行者向けのタイムリーかつ最適な訪日プロモーション施策や店頭支援策、商品開発に活かすことができます。

・訪日旅行者対象の場合
今まさに訪日中の外国人旅行者を対象にアンケート調査の実施が可能。ホテルやバスの中で10問程度のアンケート調査を実施し、訪日旅行者の生の声を聞くことができます。

・中国ソーシャルバイヤー対象の場合
日本国内や中国国内にいるソーシャルバイヤー＊を対象にアンケート調査やグループインタビューの実施が可能。中国人の消費に強い影響力を持っている彼らに自社商品の目利きをしてもらうことで、今後の商品開発のヒントを得ることができます。

・外国人留学生対象の場合
半年以上日本で生活をしている外国人留学生を対象にアンケート調査やグループインタビュー、さらにはミステリーショッパー調査などの実施が可能。外国人の感性と日本人並みの商品知識を合わせ持っている外国人留学生は、日本に来たばかりで日本国内の商品知識が少ない訪日旅行者よりも的確なインサイト調査が可能です。

 ＊補足：ソーシャルバイヤーとは ニセモノが氾濫している中国国内では、日本やアメリカなど海外に住む親族・知人に現地の高品質で人気のある商品を代理購入してもらうという習慣があります。その習慣がSNSなどのソーシャルメディアが普及することで、中国のCtoC向けECサイト「淘宝」をつうじて、見ず知らずの者同士での売買がより一般的に行われるようになりました。それら海外に住んで商品を個人販売（購入代行）する人たちのことをソーシャルバイヤーと呼んでいます。彼らは売れる商品を仕入れるために目利き力がすぐれ、かつ流行にも敏感でソーシャルメディア上で常に自ら情報を発信しています。中国の消費者は彼らソーシャルバイヤーのおすすめ商品を買い求めることで、いつしか中国人だけの人気の商品が生まれるようになりました。

 テスト事例として数件実施したところ、訪日旅行者、ソーシャルバイヤー、外国人留学生ともに新鮮かつ有用なインサイトを把握することが可能と判断できましたので、本格的な提供を開始することにいたしました。

参考価格は以下の通りですが、条件により異なるため別途見積りとなります。
訪日旅行者100名への10問程度のアンケートの場合　150万円（税別）～
中国ソーシャルバイヤー５名へのグループインタビューの場合　70万円（税別）～