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公益財団法人日本ユニセフ協会
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フィジー・サイクロン 緊急支援物資が空輸で到着 人口の40%が被災、続く緊急支援 【プレスリリース】

公益財団法人日本ユニセフ協会

サイクロンの被害に遭った自宅を掃除する家族。© UNICEF_UN011483_Sokhinサイクロンの被害に遭った自宅を掃除する家族。© UNICEF_UN011483_Sokhin

 

※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。

【2016年3月7日 スバ(フィジー)発】
ユニセフ(国連児童基金)が世界でも史上最大規模のサイクロン「ウィンストン」への対応の一環として、被災した子どもたちやコミュニティの支援に用いる緊急支援物資100トン近くが、本日フィジーに到着しました。

サイクロン「ウィンストン」の影響を受けたフィジーの35万人(12万人の子どもたちを含む)に対する緊急支援物資は、デンマークのコペンハーゲンにあるユニセフの人道支援物資倉庫から3月7日に空輸されました。保健、栄養、水と衛生、衛生、教育、子どもの保護に関するこれらの救命物資は、ユニセフが現地で展開している支援活動の大幅な後押しとなります。ユニセフは既に、「ウィンストン」による暴風で家やコミュニティを破壊された2万6,000人以上に対して支援を行っています。

ユニセフ太平洋諸国事務所代表のカレン・アレンは、フィジーの教育大臣や保健・医療サービス補佐大臣、保健・医療サービス事務次官と共に、本日、ナンディ国際空港で航空機を出迎えました。物資は政府によって、最も大きな被害を受けたコミュニティに迅速に届けられます。

 

サイクロンの被害にあった小学校の図書館で本を手にたたずむ女の子。© UNICEF_UN011701_Sokhinサイクロンの被害にあった小学校の図書館で本を手にたたずむ女の子。© UNICEF_UN011701_Sokhin

 

「到着した支援物資によって、ユニセフはフィジー政府や支援者との協力のもと、最も支援を必要としている人々に支援を届ける活動を継続することができます」とアレン代表は述べています。

「フィジーにとって前例のない今回の災害は、人口の40パーセントに影響を及ぼしています。家や学校、水の供給、保健施設、農作物、家族の生計手段を奪い、子どもたちの生活を根底から覆したのです。ユニセフの支援物資は、被災した子どもたちや家族が確実に安全な飲み水を確保し、学校へ戻り、十分な栄養の摂取を含めた保健ケアサービスを利用でき、さらには、安全な場所で危険から守られ、精神的に回復するために必要な支援を受けられるようにします。

2月20日にフィジーを襲った壊滅的なサイクロンを受け、ユニセフはフィジー政府との連携のもと、最大の被害地域に多くが含まれる外周の離島も含め、緊急支援物資の迅速な供給に取り組んでいます。 

ユニセフは、サイクロンによる災害発生後36時間以内に、被害を受けたフィジーのコミュニティに対する緊急支援物資の提供を開始していました。 

「今回のような緊急事態への準備のおかげで、私たちは非常に迅速に対応にあたることができました。しかし、より多くの物資が必要になるということがすぐに明らかになりました。今回の災害はまさに全国規模であり、寝泊りする場所や清潔で安全な飲み水など、最も基本的なサービスすら手にすることができない、非常に多くの子どもたちや家族が存在します」(アレン代表) 

 

ユニセフの水と衛生に関する支援物資を運ぶ男性。(2月23日撮影)© UNICEF_UN011309_Hingユニセフの水と衛生に関する支援物資を運ぶ男性。(2月23日撮影)© UNICEF_UN011309_Hing

 

「だからこそ、私たちは世界中から支援を結集しているのです。本日の大規模な物資輸送は、災害に先立って配備されていたユニセフ・バヌアツ事務所による緊急支援物資を補うもので、さらに数日以内にソロモン諸島から追加の物資が到着する予定です。支援を必要としている人々に迅速に届けることができるよう、ユニセフは24時間体制で活動にあたっています」

チャーター機に搭載された物資には、8,000個の貯水容器、7,480枚の防水シート、3,250張の蚊帳、2万人分の学用品、下痢や脱水症状の治療用の経口補水塩、低体重の子どもたちに栄養を補給するための微量栄養素の粉末、その他の必要性の高い医療用品が含まれています。 

アレン代表は、このような物資が支援活動に多大な効果をもたらす一方、追加の支援物資のためにさらなる資金が緊急に必要とされていることを強調しました。

「フィジーの人口の40パーセントが、安全、健康、日々の生活に対する非常に差し迫った脅威に直面しています。このような脅威への対処と、子どもたちとコミュニティができる限り早く回復するための支援を確実にできるよう、迅速かつ包括的な対応が求められています。

 

ユニセフが提供したテントの学校で笑顔を見せる子どもたち。© UNICEF_UN011706_Sokhinユニセフが提供したテントの学校で笑顔を見せる子どもたち。© UNICEF_UN011706_Sokhin

 

私たちの救援・支援活動に多大な貢献をしてくれたオーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、イギリスの各国政府を含め、パートナーや支援者の方々に感謝しています。しかし、今回の緊急事態の規模の大きさゆえに、フィジーの人々のためにさらに多くの支援が必要です」(アレン代表)

ユニセフは、被災したフィジーの子どもたちとコミュニティのために、特に最も弱い立場に置かれていたり、最も支援が届きにくい地域の人々のために、710万米ドルの支援を呼びかけています。その資金は、保健、教育、水と衛生、子どもの保護に関連した緊急の支援要請に応えるために用いられます。 

* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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本社所在地
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電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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