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占領期日本の「光」と「闇」を、数々の証言とラジオドラマで綴る!TOKYO FM 戦後70年特別番組『ポップコーン・オン・ザ・ギンザ1945-1952』

出 演: ロバート・キャンベル、十重田裕一、秋吉敏子、湯川れい子、白石加代子、長塚圭史ほか 2015年8月31日(月)19:00~20:45放送

TOKYO FM

TOKYO FMでは戦後70年特別番組 『ポップコーン・オン・ザ・ギンザ1945-1952』を、8月31日(月)19:00~20:45に放送致します。
戦後70年の礎は、日本が連合国軍の占領下に置かれた1945年~1952年までの7年間にあるのではないか。日本であって日本でなかったこの時期、「リトルアメリカ」と呼ばれた銀座を舞台に、華やかなアメリカ文化の洗礼を受ける一方で、GHQ(連合国軍総司令部)の巧妙な「文化的検閲」が存在しました。
この番組では、アメリカ・メリーランド大学に収められている、GHQによる検閲資料の研究が進んだのをきっかけとして、占領期日本の「光」と「闇」を見つめ、戦後の日本文化の来し方とこれからを探ります。

出演は、ロバート・キャンベル(日本文学者/東京大学教授)と、十重田裕一(日本近代文学研究者/早稲田大学教授)。当時の日本を知る証言者として、秋吉敏子、湯川れい子も登場します。さらに、時空を超えて占領期日本を案内する一匹の猫の役に、実力派女優・白石加代子。さらに、長塚圭史を筆頭に、演劇を中心に活動する「ゴーチ・ブラザーズ」所属の俳優が、太宰治、坂口安吾、木村伊兵衛など、当時を生きた人々の人間ドラマを演じます。

◆銀座の焼野原をピンク色のジープが走っていた・・・!

Lucy Herndon Crockett『Popcorn on the Ginza』Lucy Herndon Crockett『Popcorn on the Ginza』

番組のモチーフになったのは、占領期日本の姿を活写したエッセイ『ポップコーン・オン・ザ・ギンザ』。アメリカ赤十字社の任務で日本に滞在していた31歳の女性、Lucy Herndon Crockettによって書かれたものです。
当時、GHQ本部が置かれた日比谷の第一生命館からほど近い銀座は、道路標識も英語に書き換えられ、まだ焼野原の残る中を、アメリカ軍将校夫人たちが運転するピンクのジープが疾走し、カーラジオからは占領軍放送のジャズが流れていたといいます。
そんな銀座の街を、戦後70年を迎えたこの夏、日本文学者のロバート・キャンベルが歩きます。当時のたたずまいを残して保存されているマッカーサー元帥の執務室、かつてアメリカ歩兵部隊がパレードした中央通り、日本人立ち入り禁止の占領軍専用PXとなった『和光』など、ゆかりの地を巡り、アメリカの文化的占領政策をひもときます。

マッカーサー執務室で語り合うキャンベル教授と十重田教授マッカーサー執務室で語り合うキャンベル教授と十重田教授

◆検閲された跡を残さない。GHQの高度な「検閲」とは
GHQは、日本を民主化に導くために巧みにメディアコントロールを行いました。映画、ラジオ、新聞はもちろん、当時、大きな力を持っていた文学も「検閲」の対象となりました。
日本では殆ど資料が残っていないこの「検閲」の実態が明らかになるきっかけは「プランゲ文庫」。
歴史学者であり、GHQで戦史室長を務めていたゴードン・ウィリアム・プランゲが収集した、占領期日本で検閲された出版物のコレクションで、現在、メリーランド大学に収められています。
日本近代文学研究者であり、早稲田大学教授の十重田裕一は、「戦前にも内務省による検閲が行われていたが、新聞社や出版社は自主規制というかたちで、検閲にひっかかりそうな箇所を“伏せ字”にして表現していた。ところが、GHQによる検閲は、伏せ字を使うことは許さず、削るべきところを指示して、さも削られていないかのように文章をつなげて、検閲されたことがわからないようにしてしまう・・・。内務省よりもGHQのほうが高度な検閲だった」と語ります。

◆名だたる文豪も「検閲」に苦しんだ。検閲の前と後・・・文章の読み比べも。

プランゲ文庫には、坂口安吾、川端康成、谷崎潤一郎、太宰治など、名だたる文豪たちの「検閲」資料が含まれています。
たとえば、坂口安吾は“検閲”を念頭おいて小説を書くことは一切せぬ“と編集者に書き送り、事実、『特攻隊に捧ぐ』を書いたものの、公開禁止となります。また川端康成の『生命の樹』の中で、特攻隊について書かれた部分や、『過去』の中で、アメリカ人将校が出てくる場面は削られました。番組では、検閲の前と後の文章の読み比べも行います。
さらに、「検閲」の象徴として、銀座4丁目の『和光』前から写した木村伊兵衛の写真も取り上げます。『和光』を背にして撮影されたその写真には、戦後初の衆院選挙の張り紙を見上げる日本人が写っています。なぜ、『和光』を背にしたのか・・・。
「それは、当時PXだった『和光』に出入りするアメリカ軍人やその家族が写ってしまうからではないか」とロバート・キャンベル。占領軍的なるものは、一切、写すことを許されなかった「検閲」の実態が浮かび上がってきます。

 

◆一匹の猫に誘われて、70年前にタイムスリップ!
当時を生きた日本人たちの声を、貴重なインタビューとラジオドラマでお届けします!
この番組では、「検閲」の実態を明らかにするとともに、70年前の銀座の華やかな音風景もお届けします。
ポップコーンをほおばりながらジープを運転するアメリカ人女性、カーラジオから流れてくるビッグバンドのジャズ・・・。
そんな時空を超えたタイムスリップへとご案内するのは、ミステリアスな一匹の猫。実力派女優・白石加代子が演じます。
当時の銀座を知る日本人たちも証言者として登場。銀座5丁目にある泰明小学校の卒業生たち、銀座のクラブでピアノを弾いていた秋吉敏子、そして中学3年の時に英語を勉強するために銀座に通っていた湯川れい子などが当時を振り返ります。
さらに、現在も営業するバー「ルパン」で飲んだくれる太宰治、GHQの検閲に抵抗する坂口安吾、「和光」前で撮影する木村伊兵衛など、当時を生きた人々の人間ドラマを、長塚圭史を筆頭に、演劇を中心に活動する「ゴーチ・ブラザーズ」所属の俳優が演じます。
 
連合国軍占領下、華やかなアメリカ文化の洗礼を受け、GHQの「検閲」に苦しんだ日本人たち・・・。
その「光」と「闇」を見つめ、戦後日本の来し方とこれからを探るプログラム。ひととき、時空超えるタイムスリップへお連れします。放送は、8月31日(月)19時から。どうぞご期待下さい。
  
【番組概要】
◆タイトル: TOKYO FM戦後70年特別番組 『ポップコーン・オン・ザ・ギンザ1945-1952』
◆放送日時: 8月31日(月)19:00~20:45
◆放送局: TOKYO FM
◆出演者 : ロバート・キャンベル(日本文学者/東京大学教授)、十重田裕一(日本近代文学研究者/早稲田大学教授)
秋吉敏子、湯川れい子
白石加代子/長塚圭史、町田マリー、玉置玲央、中村まこと (以上、ゴーチ・ブラザーズ)  

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未上場
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13億3500万円
設立
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