シリア・アレッポ 小児科診療を続ける病院、再度標的に【プレスリリース】

ユニセフ・中東・北アフリカ地域事務所代表 声明

公益財団法人日本ユニセフ協会

予防接種を受ける順番を待つシリアの子どもたち。© UNICEF Syria_2016予防接種を受ける順番を待つシリアの子どもたち。© UNICEF Syria_2016

 

※本信は、ユニセフ本部の発信情報を元に、日本ユニセフ協会が翻訳、編集しています。
※本信の原文は、http://www.unicef.org/media/media_91457.htmlでご覧いただけます。

【2016年6月8日 アンマン(ヨルダン)発】
シリア国内で病院や保健施設が相次いで攻撃を受けていることに対し、ユニセフ(国連児童基金)の中東・北アフリカ地域事務所代表ピーター・サラマは声明を発表しました。

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ユニセフは今日、アレッポ市内東部の3つの医療施設が3時間の間に攻撃されたことを確認しました。被害を受けた施設は、アル・バヤン病院とその300メートル圏内に隣接するアル・ハキーム病院、そしてアブドゥルハディ・フェアズ診療所です。 

ユニセフが支援するアル・ハキーム病院は、現在も小児科診療を続けている数少ない病院のひとつです。この病院が攻撃を受けたのは2度目です。

シリアで起きているこの破滅的な戦闘には、抑制も均衡もありません。

5年以上続く紛争は、何百万人ものシリアの人々に、日常的に悲劇をもたらしています。生後わずか数日の乳児を含む子どもたちは、傷つき、治療を求めながら息を引き取っています。保健・医療従事者も勤務を続ける中で負傷し、命を落としています。

人々の命を守るために必要な医療・保健ケアを提供する医療施設の多くが、攻撃を受けて損壊あるいは破壊されています。過去2週間だけで、シリア国内の6つの保健施設が攻撃を受けました。

これらの事態は、間違いなく、倫理基準を揺るがすはずです。シリアの子どもたちがこのように苦しんでいる現状を、私たちはあとどれくらいの間、許しておくのでしょうか。

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■ご参考:シリア国内の保健・医療施設への攻撃に対する、ユニセフ・WHO共同声明(2016年6月2日発)
http://www.unicef.or.jp/news/2016/0140.html

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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(http://www.unicef.org/
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (http://www.unicef.or.jp/

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業種
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本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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