林業に興味を持つ若者を応援～森びと養成講座「森つなぎプロジェクト2016」を実施～

新カリキュラム「森コミュ」がスタート。啓発活動を推進します

三重県、ＮＰＯ法人みやがわ森選組（しんせんぐみ／以下、みやがわ森選組）、イオン株式会社（以下、イオン）は本年１０月より、森びと養成講座「森つなぎプロジェクト２０１６」を実施します。

「森つなぎプロジェクト」は、森林資源の持続的な利用を通じて森とくらしを守りたいという想いのもと、三重県、みやがわ森選組、イオンの３者が連携し、林業後継者の育成を目指すものです。企業と農山漁村を結びつけることで双方にメリットをもたらす共生関係の創出を目指す三重県の取り組みの一環として、２０１４年にスタートしました。

三重県が行う林業活性化や若年層の移住促進など持続可能な県政運営の一環として、またみやがわ森選組の目指す林業に携わる仲間づくり・ネットワークづくりや、イオンが取り組む、森林資源を「植える」ことに加え「育てる」「活かす」活動のひとつとして、ともに同プロジェクトを推進しています。

その結果、過去２回の受講生２３名のなかには、森林に関わる分野への就業や森林ボランティアとしての活動など、さまざまな形で森と人をつなぐ場で活躍を始められた方が多くおられ、着実に森びとの輪が広がっています。

同プロジェクトは、林業に興味がある方に向けて、およそ半年のプログラムを通じて、森林管理に関する理解を深めていただく研修を実施するものです。今回から新たに、イオンの店舗などで啓発イベントを開催し、受講生の方々にお客さまとのコミュニケーションを通じて森の魅力を伝えていただくカリキュラム「森コミュ」を開講し、林業の周知に取り組みます。

なおプロジェクト終了後も、林業への就業を希望される方へのマッチングやビジネスプランの実現サポートなど、林業活性化のための支援活動を行う予定です。

三重県、みやがわ森選組、イオンは、地域産業のさらなる活性化や森林資源の保全を目指し、今後も林業の担い手を積極的に育成・支援してまいります。

 【森びと養成講座「森つなぎプロジェクト」の主な内容】
・対象：全国の林業に興味のある満２０歳～４０歳くらいまでの方（定員：１５名）
・期間：２０１６年１０月８日～２０１７年３月２６日までの期間で１８日間
・場所：三重県多気郡大台町
・主な内容：
　－森ゼミ（座学・フィールドワーク）５日間：森林や林業、現場における安全管理の知識を学ぶ講習
　－森ワザ（実地研修）８日間：山林において実践的な林業作業を学ぶ実技講習
　－森コミュ（啓発イベント等）５日間：習得技術を活用した製品づくり、イオン店舗での啓発イベントへの参加
・募集：７月１日～９月２５日の期間、Ｅメールにて受付

※詳細についてはこちら（http://msinsengumi.wix.com/moritsunagi）をご覧ください。

※ＮＰＯ法人みやがわ森選組は、三重県多気郡大台町（旧宮川村）で森林、河川、農地を活用した「都市農山村交流」を中心に、地域活性化、遊休農地回復、放棄山林活用、生態系保存などに取り組む団体です。

以上