シリア・ダラア小学校への攻撃で子ども5人が犠牲に ユニセフ・シリア事務所長 声明【プレスリリース】
「国際人道法に順守し、子どもと学校の保護を」
※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は、http://www.unicef.org/media/media_92906.html からご覧いただけます。
【2016年10月12日 ダマスカス(シリア)発】
紛争が続くシリアのダラア市で、小学校が攻撃され児童が死傷したことを受け、ユニセフ(国連児童基金)・シリア事務所代表のハナア・シンガーは以下の声明を発表しました。
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「ユニセフは、昨日、ダラア市のダット・アル・ナタキーン(That al-Netaqeen)小学校が攻撃を受け、4歳から16歳の子どもたち5人が犠牲になり、15人が負傷したことに遺憾の意を表します。紛争が続くシリアはこのような最悪の事態に陥っており、子どもたちは今や、学校に通うことでさえ命がけなのです。
攻撃を受けたのは、体育の授業が終わりかけていた校庭でした。
シリア全土で暴力が激化する中、ほんの数週間前に新年度を迎えた学校へ子どもたちが戻ったばかりの時に、この攻撃が行われました。シリアの子どもたちは、毎日、戦禍の窮状の中で暮らすことを強いられ、さらに教育を受ける権利や遊ぶ権利まで奪われています。
シリアでは、 子どもたちが死傷することが日々の現実となっています。この殺戮を止めなければなりません。
ユニセフは、すべての紛争当事者に対し、国際人道法を順守し、子どもたちと学校を保護するよう繰り返し要求します」
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■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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