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株式会社NHK出版
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大森淳郎著『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』が第77回毎日出版文化賞を受賞!

各紙誌好評の嵐だった大作

株式会社NHK出版

NHK出版より2023年6月26日に発売された、大森淳郎・NHK放送文化研究所 著『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』が、第77回毎日出版文化賞(人文・社会部門)を受賞しました。膨大な資料渉猟と長期にわたる取材による渾身のノンフィクションです。

第77回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞第77回毎日出版文化賞(人文・社会部門)受賞

 発売以降、各紙誌書評や元NHKディレクターである著者・大森淳郎氏のメディア露出が相次ぎ、話題となった『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』。このたび、11月3日に発表された第77回毎日出版文化賞(人文・社会部門)を受賞しました。なお、NHK出版の刊行物としては、43年ぶりの受賞となります。

 576ページという重厚な書籍ながら、内容はスリリングかつ明確な本書。歴史、メディアに興味のある方や現代社会における放送人・メディア業界人にも必読の一冊です。

 受賞を受け、現在5刷増刷中。11月下旬より、新しいデザインの帯にて流通予定です。どうぞこの機会に、戦時下最新のメディアだった「ラジオ」と、ラジオに携わった「放送人」たちの生きざまに触れてください。


■受賞のコメント:大森淳郎氏

 世界中で戦争が起き、無辜の人々の命が奪われています。国内では、防衛費増額とか敵基地攻撃能力とかの言葉が踊り、「新しい戦前」が始まっているともいわれます。

 そういう状況のただ中で、思いもよらなかった賞をいただくことになりました。「権力がメディアを支配しようとすればどこまでやるのか。そして、メディアはどこまで腐り果てていくのか。戦時ラジオ放送は私たちに教えている」、本書の最後にそう書きました。今、この本が世に出ることには意味がある、そう言っていただいたような気がしています。ありがとうございました。


※11月8日『毎日新聞』夕刊文化面に「毎日出版文化賞の人々」㊤(「文学・芸術部門」「人文・社会部門」「自然科学部門」に、大森淳郎氏の受賞インタビュー掲載予定です。

第77回毎日出版文化賞した『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』第77回毎日出版文化賞した『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』

■書籍内容

 1925年に登場し、瞬く間に時代の寵児となったラジオ。そのラジオ放送に携わった人々は、ラジオの成長と軌を一にするかのように拡大した「戦争」をどう捉え、どう報じたのか、あるいは報じなかったのか。また、どう自らを鼓舞し、あるいは納得させてきたのか。そして敗戦後はどう変わり、あるいは変わらなかったのか――。

 上記をテーマに、NHK放送文化研究所の月刊誌「放送研究と調査」は、2017年8月号~21年12月号で、5年にわたり「戦争とラジオ」を掲載した。その連載を単行本化したものが本書である。筆者の大森淳郎はNHKのドキュメンタリー番組のディレクターとして、戦争中のラジオについても長年取材を続けたのち、2016年~22年12月まで同研究所の特任研究員を務めた。

 本書では、記者・ディレクター・アナウンサーといった「放送人」たちが遺した証言と記録、NHKにある稀少な音源・資料などを渉猟し、丁寧にたどり、検証しながら、自省と内省の視点を欠くことなく多面的に「戦争とラジオ」の関係を追う。ひいては、非常時において、メディアに携わる者がどのように思考・模索し、振る舞うべきなのかをも照射したノンフィクション。


【もくじ】

第1章:国策的効果をさらにあげよ —検証・戦時下ラジオニュース
第2章:前線と銃後を結べ —戦時録音放送を聴く
第3章:踏みにじられた声 —戦時ラジオ放送への道
第4章:日本放送協会教養部・インテリたちの蹉跌 —講演放送・学校放送は何を伝えたのか
第5章:慰安と指導 —放送人・奥屋熊郎の闘い
第6章:国策の「宣伝者」として —アナウンサーたちの戦争
第7章:敗戦への道 —「負け戦」はどう伝えられたのか
第8章:敗戦とラジオ —何が変わらなかったのか
あとがき


◆NHK出版「デジタルマガジン」にて、「序」を公開中!
https://mag.nhk-book.co.jp/article/40130


  • 著者紹介

大森 淳郎(おおもり・じゅんろう)
1957年埼玉県生まれ。1982年、東京外国語大学ヒンディー語学科卒業。同年NHK入局。富山、東京、広島、福岡、仙台の各放送局に勤務。ディレクタ-として主にETV特集を手掛ける。作品にETV特集「モリチョウさんを探して―ある原爆小頭児の空白の生涯―」(1993年)、同「祖父の戦場を知る」(2006年)、同「シリーズBC級戦犯 第二回“罪”に向き合う時」(2008年)、同「ひとりと一匹たち―多摩川 河川敷の物語―」(2009年)、同「シリーズ戦争とラジオ 第一回 放送は国民に何を伝えたのか」(2009年)、同「敗戦とラジオ 放送はどう変わったのか」(2010年)など。
2016年からNHK放送文化研究所に研究員として勤務。2022年退職。
著書に『BC級戦犯 獄窓からの声』(日本放送出版協会、2009年)、『ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図』(講談社、2012年)。ともに共著。


  • 商品情報

『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』『ラジオと戦争 放送人たちの「報国」』

書名:ラジオと戦争 放送人たちの「報国」
著者:大森淳郎、NHK放送文化研究所
出版社:NHK出版
発売日:2023年6月26日
定価:3,960円(税込)
判型:四六判上製

ページ数:576ページ
ISBN:978-4-14-081940-1
URL⇒https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819402023.html
Amazon⇒https://www.amazon.co.jp/dp/4140819405

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URL
https://www.nhk-book.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区宇田川町10-3
電話番号
03-3464-7311
代表者名
江口貴之
上場
未上場
資本金
6480万円
設立
1931年04月
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