12月1日は「世界エイズデー」青少年のHIV感染者年間25万人【プレスリリース】

ユニセフ報告書、2030年には40万人の恐れ

コートジボワールのブアケで暮らすマリーさん(仮名、21歳)は、16歳で妊娠した時に、HIVに感染していることを知った。母子感染予防のケアを受けたことで、産まれてきた赤ちゃんはHIVに感染していなかった。© UNICEF_UN042019_Menezes

※本信はユニセフ本部が発信した情報をもとに、日本ユニセフ協会が編集・翻訳したものです。
※本信の原文は http://bit.ly/2g0d0mh 、添付のインフォグラフは http://bit.ly/2gHjCH8 からご覧いただけます。
※本信で紹介している報告書PDF(英文)、関連画像・動画は、http://weshare.unicef.org/Package/2AMZIF5UW58 からダウンロード頂けます。

【2016年12月1日 ニューヨーク/ヨハネスブルグ(南アフリカ)発】

本日、ユニセフ(国連児童基金)が発表した報告書は、新たにHIVに感染した青少年(15~19歳)の数は2015年では25万人にのぼり、今後、青少年への対策に進展がなければ、2030年には毎年40万人近くにのぼるだろうと指摘しています。 

「国際社会が世界規模で取り組んだエイズ撲滅への努力は、とてつもない進展をみました。しかし特に子どもたちと青少年にとって、彼らの戦いはまだまだ終わりません」とユニセフ事務局長アンソニー・レークは述べました。「2分ごとに、15~19歳の青少年が、その多くは女の子が、新たにHIVに感染しています。私たちがエイズを撲滅するためには、この問題に取り組むための緊迫感を取り戻し、すべての子どもと青少年に手を差し伸べるために一層の努力をしなければなりません」 

ユニセフの子どもとエイズに関する第7次報告書「すべての子どものために、エイズ撲滅を(For Every Child, End AIDS)」によれば、エイズはいまも青少年の主な死亡原因となっており、2015年には10歳~19歳の青少年4万1,000人の命を奪いました。 

この報告書は、青少年の間でのHIV感染予防とすでに感染した人に対する治療の進展を加速させるための戦略を提案しています。提案には以下が含まれます:
  • 地域で見いだされた解決法を含めた撲滅に寄与する技術革新に投資する。
  • データ収集を強化する。
  • ジェンダーによる暴力や偏見などを含む、ジェンダー差別を終わらせる。
  • HIV感染の危険に晒される前からの予防や現金給付、総合的な性教育などを含む複合的な予防対策に取り組み、青少年の脆弱性の克服の向けた対処を優先させる。

HIVと共に生きる10歳~19歳の青少年は、2015年時点で世界に200万人近くいます。サハラ以南のアフリカは最もHIVの影響を受けている地域で、15歳~19歳の新たな感染者の4人に3人は女の子が占めています。

報告書は以下の調査結果も示しています。
  • HIVの母子感染予防はめまぐるしい進展を遂げた。2000年~2015年の間に、160万人の子どもの新たな感染を防ぐことができた。
  • 2015年には、110万人の子ども、青少年および女性が新たに感染した。
  • HIVと共に生きる0歳~4歳の子どもたちは、他の年齢グループよりエイズによって死亡するリスクが高く、また診断や治療の開始が遅すぎることが多いのです。HIV感染者の母親から生まれた乳児のうち生後2カ月までにHIV検査を受けられるのは全体の半数に留まり、サハラ以南のアフリカでは、HIVに母子感染した子どもがエイズ治療を開始する平均年齢は4歳近くと遅い。

ユニセフは、HIVの新たな感染を予防し死者数を減らす点で進展があったものの、エイズ対策のための資金は2014年以降減少傾向にあるとしています。 

* * *
ユニセフの支援を子どもとして受けた人々に焦点を当てた、ユニセフ創設70周年「THERE IS HOPE-希望はある」キャンペーンの最初のストーリーとして、17歳の時に妊娠とHIV感染が判明しながらも、ナミビアで最年少の村長を務めるリヴェー・ファン・ヴェイクさんの動画をYouTubeで公開しています。
 

 

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