ラブロック、クラウドベースのデータトレース・改ざん検知サービスを提供

―紙からデータへ。データへの信頼のあかしでDX時代の企業間取引を支援―

トランスコスモス株式会社のグループ企業であるラブロック株式会社（本社：東京都港区、代表取締社長：熊谷恒治、以下 RABLOCK）は、“脱、紙とはんこ”がさけばれているデジタル革命において組織間・組織内で交換されるデジタルデータのトレース及び改ざん検知を行うクラウドサービスを展開します。本サービスにて行政業務で交換される文書や企業間で交わされる伝票の処理など様々なデータの処理・交換が正しくなされている事を追跡・証明する事を信頼の証としデジタル社会の安心・安全を提供します。
また改ざん検知・トレースサービスはMicrosoft Azure (以下、Azure) 上のクラウドサービスとして提供する事で今後急激な増加が予想されるデジタルデータの安全確保要求に迅速に対応していきます。

ブロックチェーンを用いたデータのトレース・改ざん検知サービス
サービスはAzure上で稼働するブロックチェーン機盤（Azure Blockchain ServiceもしくはRABLOCK Platform）及びデータトレース・改ざん検知機構から構成されます。アプリケーションはトレースサービスインターフェースを用いて改ざん検知に必要な情報をブロックチェーンに格納し改ざん検知を行います。情報をブロックとして管理することでデータ自体の改ざんを困難にし、またデータ本体への署名は行わないため既存システムやデータを改変することなく改ざん検知・トレース機構を柔軟に付与することができます。

導入シナリオ
公共：文書管理システムに対して容易に改ざん検知機構を付与します。地方自治体などで取り扱う様々な文書管理システムに対して既存文書そのものに変更を加えることなく組織内外から改ざん検知機構を通して文書改ざんの有無を確認できます。
IoT：エッジデバイスで収集される膨大なデータ本体を変えることなく改ざん検知・トレースサービスを付与することでデータの改ざんを検知します。
B2B取引：コールセンターやBPOサービスにおける安全でトレースが可能な企業間デジタルデータ交換機盤を構築できます。各組織はそれぞれのBPM、CRM及び個別システムを活用し業務を進めつつトレース・改ざん検知機盤を通して安全で追跡可能なデータ交換を実現できます。

 サービスの提供
トレース・改ざん検知サービス：本サービスはAzure上でクラウドサービスの形態で提供されます。リリースについては来春 RABLOCK Platform版、Azure Blockchain Service版を順次提供する予定です。サービスは各業界のソリューションプロバイダー様経由で業界ごとのソリューションとして提供する予定です。

 エンドースメント
日本マイクロソフトは、ラブロック様のデータのトレース・改ざん検知サービスがMicrosoft Azureを活用して開発・提供されることを心より歓迎いたします。
Microsoft Azureが提供するPaaSのAzure Blockchain Serviceを使用することで、ブロックチェーン基盤やネットワーク、コンソーシアム管理等の機能を簡易かつ迅速に立ち上げることができ、グローバル規模で信頼性の高いプラットフォームを構築することができます。
将来的に本サービスが機密性や真正性を求められる文書やデータを扱う様々な企業に変革をもたらし、多くの組織が利用するソリューションとなることを期待するとともに、今後もテクノロジーの面における継続的なサポートを提供いたします。

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員
Azureビジネス本部 本部長 上原正太郎

RABLOCKについて
商号：ラブロック株式会社
設立：2018年5月
代表者：熊谷恒治
会社概要：RABLOCKはブロックチェーンプラットフォームであるRABLOCK Platform及びブロックチェーンシステム企画支援サービスを提供するベンチャー企業であり、本年マイクロソフト社のスタートアップ支援プログラムであるMicrosoft for Startupsに採択されました。
お問い合わせ：[e-mail]
Web: https://www.rablock.co.jp/