日経225先物 本日の展望
<米国株式市場概況>
9日の米国株式市場は小幅な値動きとなった。朝方発表された週間の新規失業保険申請件数で事前予想よりも申請件数が減少したことから、先週の雇用統計の発表以降にわかに浮上した雇用環境に対する不安感が後退した。主要株価指数ではNYダウが小反落となったものの、ナスダック総合指数は7日続伸となり2007年12月31日以来の高値で取引を終えている。
【主要株価指数終値】
NYダウ 11,370.06(-2.42)
ナスダック総合 2,616.67(+7.51)
S&P500 1,233.00(+4.72)
CME日経225先物(円建)清算値 10,255(大証大引け比+40)
<前場の日経225先物>
メジャーSQとなる週末の日経225先物は底堅い展開になりそうだ。昨日発表された7~9月期の実質国内総生産(GDP)が年率換算4.5%と事前予想を上回る内容だったほか、米景気回復期待からも下値では買いを入れようという動きもありそうだ。一方、テクニカル分析の面からは一部に過熱感が見られるため、利益確定売りが出され易い地合いにある。10日時点での東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は163.47と過去最高水準を更新している。それだけマーケットに勢いがあるという証左であるため、一概にネガティブな数字という分けではないが、きっかけがあれば利益確定の売りがまとまって出されるような雰囲気ではある。
今日から中心限月が3月限に完全に切り替わる日経225先物だが、昨日の3月限高値10,290円を上回ってくる可能性は十分ありそうだ。昨日同様に10月7日高値9,730円から11月2日安値9,120円までの下げ幅610円の倍返し10,340円処を最初の上値目途として見ておきたい。上げ幅を拡大させた場合はオプション権利行使価格10,500円が次の節目となる。一方下値の目途は昨日の3月限安値10,240円、5日移動平均線10,194円となる。
[トレイダーズ証券 沼崎扶]
9日の米国株式市場は小幅な値動きとなった。朝方発表された週間の新規失業保険申請件数で事前予想よりも申請件数が減少したことから、先週の雇用統計の発表以降にわかに浮上した雇用環境に対する不安感が後退した。主要株価指数ではNYダウが小反落となったものの、ナスダック総合指数は7日続伸となり2007年12月31日以来の高値で取引を終えている。
【主要株価指数終値】
NYダウ 11,370.06(-2.42)
ナスダック総合 2,616.67(+7.51)
S&P500 1,233.00(+4.72)
CME日経225先物(円建)清算値 10,255(大証大引け比+40)
<前場の日経225先物>
メジャーSQとなる週末の日経225先物は底堅い展開になりそうだ。昨日発表された7~9月期の実質国内総生産(GDP)が年率換算4.5%と事前予想を上回る内容だったほか、米景気回復期待からも下値では買いを入れようという動きもありそうだ。一方、テクニカル分析の面からは一部に過熱感が見られるため、利益確定売りが出され易い地合いにある。10日時点での東証1部の騰落レシオ(25日移動平均)は163.47と過去最高水準を更新している。それだけマーケットに勢いがあるという証左であるため、一概にネガティブな数字という分けではないが、きっかけがあれば利益確定の売りがまとまって出されるような雰囲気ではある。
今日から中心限月が3月限に完全に切り替わる日経225先物だが、昨日の3月限高値10,290円を上回ってくる可能性は十分ありそうだ。昨日同様に10月7日高値9,730円から11月2日安値9,120円までの下げ幅610円の倍返し10,340円処を最初の上値目途として見ておきたい。上げ幅を拡大させた場合はオプション権利行使価格10,500円が次の節目となる。一方下値の目途は昨日の3月限安値10,240円、5日移動平均線10,194円となる。
[トレイダーズ証券 沼崎扶]
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