【JAF福岡】飲酒状態でハンドルを握る危険を体験・検証!飲酒運転撲滅講習会を開催

海の中道大橋(福岡市)で飲酒運転により3人の幼い子どもの尊い命が奪われた事故から10年を迎える日を前に、二度と悲惨な事故が起きないよう、実際にアルコールを摂取して「飲酒が運転に与える影響とその危険性」を検証する実技型交通安全講習会
一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)福岡支部(支部長 太田 憲男)は8月22日(月)、福岡市内で「飲酒運転撲滅講習会」を開催しました(共催:福岡東警察署、東福岡自動車学校、交通事故をなくす福岡県県民運動本部、福岡市)。

 

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これは、飲酒運転撲滅を目的に、実際にアルコールを摂取して「飲酒が運転に与える影響とその危険性」を検証する交通安全講習会です。講習会に先立ち、飲酒運転撲滅活動に取り組むNPO法人「はぁとスペース」の山本 美也子代表から「飲酒運転は、無いのが当たり前なんです。大人のモラルの問題です。みなさんのお力で、飲酒運転がない当たり前の福岡にしたいと思います。」との挨拶があり、参加者一同命の大切さを心に刻みました。

危険回避危険回避


講習会には20代から50代までの7名(報道機関のぞく)が参加し、まず飲酒をしていない状態で簡単な筆記作業・運転時の反応速度の測定等を行い、通常時の判断・処理能力や運動能力を確認しました。次に昼食とともに軽くアルコールを摂取し、アルコール検知器により呼気中のアルコール濃度を計測した後に再び飲酒前と同じ作業を行いました。

アルコール濃度測定アルコール濃度測定

筆記作業筆記作業

その結果、多くの受講者において、飲酒後に次のような変化が見られました。

1 筆記テスト(作業処置能力測定=文字を書く、イラストの間違い探し):作業精度の低下がみられた
2 ブレーキおよび回避操作:反応の遅れによる制動距離の伸びや回避方向の判断ミス等、ブレーキおよび回避操作が難しい状態となった
3 模擬運転:全般的に判断ミスや操作の遅れがみられ、乱雑な運転が目立った

講習会終了後、参加者からは「普段どおり運転できるつもりだったが、まともな運転は全然できなかった」「貴重な経験ができた。周囲にも飲酒運転の怖さを伝えていきたい」等の感想が聞かれました。

JAF福岡支部では、「微量であってもアルコールを飲んだら運転しない・させない」を理解していただく講習会の開催やハンドルキーパー運動の推進を通して、飲酒運転防止をはじめ交通安全啓発に力を注いでまいります。

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■危険回避と制動距離の検証
飲酒後、ブレーキを踏んでから車両が停止するまでの距離(=制動距離)が長くなる傾向があり、中には制動距離が倍近く長くなった(飲酒前14.3m→飲酒後27m)受講者もいました。

危険回避と制動距離の検証危険回避と制動距離の検証

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会社概要

URL
https://jaf.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館14階
電話番号
03-3578-2811
代表者名
坂口 正芳
上場
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資本金
-
設立
1963年02月