直木賞作家・黒川博行氏、推薦!警察vs極道の闘いを描いた壮絶なる物語、柚月裕子著『孤狼の血』8月29日発売!
この刑事、ヤケドするほど熱い。 常識外れのマル暴刑事と極道の、プライドを賭けた戦い。
これまで骨太なミステリ作品を刊行してきた柚月氏が放つのは、昭和63年の広島を舞台に、常識外れのマル暴刑事が仁義なき極道世界に挑む、圧巻の悪徳警察小説です。
柚月氏本人も、本作に関して、次のようなメッセージを残しています。
「今の私のすべての力を出しつくした作品です」
刊行を記念し、直木賞作家・黒川博行氏と柚月氏の対談が実現。ハードボイルド警察小説の第一人者ともいえる黒川氏が「そのリアリティに感心した」と『孤狼の血』を評価し、また警察小説を書くためのノウハウなどを語り合っています。この対談は、同社より8月27日発売の「本の旅人 9月号」に掲載されると同時に『孤狼の血』の特設サイトにも掲載されます。ぜひご覧ください。
『孤狼の血』特設サイト:http://www.kadokawa.co.jp/sp/korou/
■推薦コメント
緻密な構成、卓抜したリアリティ、予期せぬ結末。いやぁ、おもしろい。正統派ハードボイルドに圧倒された。
ーー黒川博行氏(作家)
日本ミステリ史に残る、今世紀最高の悪徳警官小説だ。
ーー茶木則雄氏(書評家)
■あらすじ
昭和六十三年六月、広島。新米刑事の日岡秀一は、暴力団との癒着を噂されるマル暴刑事・大上のもとで、暴力団系列の金融会社・上早稲二郎の失踪事件を担当することになった。違法行為も厭わない大上の強引なやり方に戸惑いながらも日岡は捜査に臨んでいたが、ついに事件解決まであと一歩というところで、暴力団同士の大抗争に発展しかねない事件が起こる。衝突を食い止め、大上が思いも寄らない大胆な秘策を打ち出すが――。正義とは何か、信じられるのは誰か。日岡は本当の試練に立ち向かっていく。
■著者プロフィール
柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)
1968年、岩手県生まれ。山形県在住。2008年、『臨床真理』で第7回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞を受賞。丁寧な筆致で人間の機微を描きだす、今もっとも注目されるミステリ作家の一人。他の著書に『最後の証人』『検事の死命』『蟻の菜園―アントガーデン―』『パレートの誤算』『朽ちないサクラ』『ウツボカズラの甘い息』がある。
■書誌情報 柚月裕子著『孤狼の血』
発行元:株式会社KADOKAWA
発売日:2015年8月29日
定価:本体1,700円+税
頁数:416頁
体裁:四六判上製
電子書籍配信日:2015年8月29日 ※ストアによって配信日が異なる場合があります。
電子書籍希望小売価格:本体1,700円+税
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