第1回 角川文庫キャラクター小説大賞決定!

物語の面白さと、魅力的なキャラクター。その両者を兼ねそなえた、 新たなキャラクター・エンタテインメント小説賞

株式会社KADOKAWAは、2015年、新たなキャラクター・エンタテインメント小説を対象とした文学賞「角川文庫キャラクター小説大賞」を創設しました。
本日、選考委員の審査により 225作品の応募の中から第1回受賞作が決定しました。

これまで角川文庫及び角川ホラー文庫では、「心霊探偵八雲」や「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」、「ホーンテッド・キャンパス」など、数々の人気シリーズを生み出してきました。これらは、物語としての面白さはもちろん、登場するキャラクターたちの魅力にすぐれ、多くの読者から支持をうけています。
物語とキャラクター、この両方を兼ね備えた小説こそ、今まさに求められているエンタテインメント小説です。その新たな書き手を発見し、より面白いキャラクター文芸作品を世に送り出していきたいと考えています。

[大賞]

賞金 150万円
『美大探偵(仮)―《カジヤ部》部長の小推理―』 栁瀨みちる(やなせ・みちる)


[奨励賞] ※著者名50音順
賞金 20万円
『ちゃぶ台探偵の事件簿』 天乃辺 哲(あまのべ・てつ)

『コハルノートへおかえり』 石井颯良(いしい・そら)

選考委員:小坂崇氣(株式会社ニトロプラス代表取締役社長)、石井千湖(書評家)、タニグチリウイチ(書評家)、高橋美里(書店員 オリオン書房勤務)、角川文庫キャラクター文芸編集部(敬称略、順不同)

受賞作品は、株式会社KADOKAWAより、角川文庫として2016年春頃に刊行予定です。


【角川文庫キャラクター小説大賞 概要】
■名称 角川文庫キャラクター小説大賞
■主催 株式会社KADOKAWA 
■対象 魅力的なキャラクターが活躍する、エンタテインメント小説。年齢・プロアマ不問。ジャンル不問。ただし未発表の作品に限ります。
■規定 同一の世界観と主人公による短編、2話以上(2話以上からなる連作短編)。合計枚数は、400字詰め原稿用紙180枚以上400枚以内。上記枚数であれば、各短編の枚数・話数は自由。
■HP http://www.kadokawa.co.jp/contest/character-novels/

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[大賞概要]
『美大探偵(仮)―《カジヤ部》部長の小推理―』 栁瀨みちる(やなせ・みちる)

[あらすじ]
長原あざみは樫乃木美術大学の1年生。立体造形科に所属の「ぼっち」だ。休み明け、学校に来ると同級生の作品が変形しており、あざみは疑いをかけられてしまう。上手く弁明できずにいたあざみに声を掛けてくれたのは、人好きする雰囲気を持つ、同じ学科の研究生・梶谷七唯。事情を訊いた彼は、本当のことを調べようと言いだし、学校中を奔走して真相を見抜く。それからあざみは、梶井が部長を務める謎のサークル《カジヤ部》に参加することになり、様々な日常の謎に巻き込まれていく。そんな中、樫美のある研究生が恐喝をしているという週刊誌の記事が出て……。

[著者略歴] 
※ペンネーム:栁瀨みちる
東京都品川区出身。美大卒。35歳、女性。



[奨励賞概要]
『ちゃぶ台探偵の事件簿』 天乃辺 哲(あまのべ・てつ)

[あらすじ]
赤松小夜子は探偵にあこがれて神戸の調査所に就職したが、仕事はネコ探しや浮気調査ばかり。そんな毎日に嫌気がさしていた小夜子は、古道具屋で昔祖母の家にあったような小さな丸いちゃぶ台を見つけ、思わず買ってしまう。だがそのちゃぶ台には余計なもの──50年前に亡くなった名探偵・西園寺丈太郎のゆうれいがついていた。何かとわがままで常識外れな丈太郎に頭を痛めながら今日もネコ探しに精を出していると「ざしきわらしが家にいると言うおばあちゃんの話」を耳にする。本気にするでもなく丈太郎にその話をすると、何かウラがあると言い出して……!?

[著者略歴] 
※ペンネーム:天乃辺 哲
兵庫県神戸市出身。香川県丸亀市在住。男性。



『コハルノートへおかえり』 石井颯良(いしい・そら)

[あらすじ]
高校生のゆかりは友達とケンカし、雨の中をずぶ濡れで帰っていた。そんな彼女に傘を差しだしてくれたのは、商店街の端っこにアロマとハーブの店を構える朝霧という男だった。彼のおかげで仲直りのきっかけを得たゆかりは、この店、コハルノートで手伝いをすることになり、店にはアロマオイルやハーブにまつわる謎や事件が舞いこんでくる。そんな日々を過ごすうち、ゆかりは朝霧に憧れともいえる暖かい気持ちを抱き始めるが、朝霧が失踪してしまい……。

[著者略歴] 
※ペンネーム:石井颯良
埼玉県坂戸市出身。成城大学卒。東京都板橋区在住。32歳、女性。



[編集長挨拶――第1回 角川文庫キャラクター小説大賞創設に関して]
“キャラクター”文芸と聞くと一瞬ライトノベルやコミック的な小説をイメージされてしまうかもしれませんが、作品を通して描かれているのは、登場人物=キャラクターたちが、どう悩み、喜び、成長し、あるいは自分の居場所を見つけ、あるいは他人と新たな関係を築いていくのか──つまりは一般文芸の、とても普遍的なテーマです。
そしてこのキャラクターたちに、共感したり、感情移入したり、憧れたり、時には反発したりしながら、より深く物語世界を楽しんでほしい──それこそが、キャラクター文芸の何よりの面白さだと考えています。
この「角川文庫キャラクター小説大賞」から、またさらに面白いキャラクター文芸のシリーズを生み出していきたいと思います。どうぞご期待ください!
──―文芸・ノンフィクション局 第三編集部 キャラクター文芸課 統括編集長 野崎 智子
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[キャラクター文芸について]
★盛り上がる「キャラクター文芸」の背景と、注目を集めるきっかけとなった作品
ニュースサイト「ダ・ヴィンチNews」の「キャラ小説特集」記事中で、「キャラ文芸」や「ライト文芸」と呼ばれるエンタメ小説のレーベル創刊が相次ぐ背景を、東海学園大学人文学部人文学科講師の大橋崇行氏は、「ひとつには、この領域の本が好調である点です。20代から40代の女性は全年代のなかでもっとも小説を読んでいる層です。今後、メディアミックス作品が増えていくことが予想されますので、今後さらに広がる余地があるでしょう。」と分析しています。
また、このジャンルが注目を集めるきっかけとして、「ひとつは、ライトノベルから入っていく方向。『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)の河野裕先生、『お伽鬼譚』(T-LINEノベルス)の竹林七草先生のように、もともと10代の読者に向けてライトノベルを書かれていた作家さんが、20代以上の読者に向けて書いていくというケース」「新しいのは、元々一般文芸の小説を書いていた作家さんが作中人物をキャラクター化していく形で「ライト文芸」「キャラ文芸」を書かれている、もうひとつのケース。『天久鷹央の推理カルテ』(新潮文庫nex)の知念実希人先生や『こちら、郵政省特別配達課』(新潮文庫nex)の小川一水先生、『王子になるまでキスしない』(朝日エアロ文庫)の木宮条太郎先生、『夢想機械 -トラウムキステ-』(T-LINEノベルス)の村松茉莉(真理)先生がそれに当たるでしょうか」と語っています。
出典:http://ddnavi.com/news/237456/a/


 ★角川文庫における「キャラクター文芸」とは
魅力的なキャラクターたちのやり取りや成長、関係性がメインに物語が描かれ、読みやすい筆致と描写が人気です。ミステリ、青春、ホラー、お仕事小説などその世界観は多岐にわたります。主に文庫のシリーズとして刊行され、イラストなどの手に取りやすいパッケージに包んで読者にお届けしています。キャラクター文芸は一般文芸の中の一ジャンルで、キャラクターや世界観・物語はあくまで現実と地続きのリアルさと強度を持ち、登場人物の成長や葛藤、関係性など普遍的なテーマが描かれます。またライトノベルとは違い、本文中の挿し絵は入りません。
  

★角川文庫「キャラクター文芸」の取り組み
2012年にキャラクター文芸の編集部を設置し、既存作品を含め「角川文庫 キャラクター文芸」としての取り扱いを始めました。「心霊探偵八雲」「GOSICK」などの大人気作品をはじめ、今後は、太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」シリーズが今年10月よりテレビアニメ化櫛木理宇「ホーンテッド・キャンパス」シリーズが2016年に実写映画化と、小説以外にも展開を広げてゆく予定です。
※角川文庫 キャラクター文芸公式サイト:http://www.kadokawa.co.jp/bunko/character-novels/
※角川書店 キャラクター文芸編集部Twitterアカウント:@kadokawa_c_bun


★主なキャラクター文芸シリーズ作品(文庫) ※2015年8月26日時点
[角川文庫]
・心霊探偵八雲(著:神永 学)1~13巻  :
シリーズ累計490万部!コミックス1~12巻発売中(あすかコミックスDX)

・GOSICK(著:桜庭一樹)1~15巻:
シリーズ累計280万部!コミックス全8巻発売中(ドラゴンコミックスエイジ)

・櫻子さんの足下には死体が埋まっている(著:太田紫織)1~7巻:
シリーズ累計75万部!テレビアニメ化予定(2015年10月~)、コミック連載中(「ヤングエース」2015年7月~)

・怪盗探偵山猫(著:神永 学)1~3巻:シリーズ累計45万部!

・ハルチカ(著:初野 晴)1~4巻:
シリーズ累計35万部!テレビアニメ化予定(2016年)

・最後の晩ごはん(著:椹野道流)1~4巻:シリーズ累計25万部!

・うちの執事が言うことには(著:高里椎奈)1~5巻:
シリーズ累計20万部!コミック連載中(「ASUKA」2015年~)

・つれづれ、北野坂探偵舎(著:河野 裕)1~4巻:
シリーズ累計17万部!コミックス1巻発売中(B's-LOG COMICS)


[角川ホラー文庫]
・バチカン奇跡調査官(著:藤木 稟)1~10巻:
シリーズ累計85万部!コミックス全2巻発売中(怪COMIC)

・ホーンテッド・キャンパス(著:櫛木理宇)1~7巻:
シリーズ累計65万部!第19回日本ホラー小説大賞読者賞受賞作。実写映画公開予定(2016年)


・妖琦庵夜話(著:榎田ユウリ)1~4巻:シリーズ累計25万部!

・幽落町おばけ駄菓子屋(著:蒼月海里)1~4巻:シリーズ累計25万部!

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