太陽電池技術としては初。パナソニックが「アモルファス/単結晶シリコンヘテロ接合太陽電池の開発と実用化」で市村産業賞を受賞

a-Si/c-Si ヘテロ接合太陽電池の構造図

 

2015年4月23日、第47回 市村産業賞の贈呈式が開催され、「アモルファス/単結晶シリコンヘテロ接合太陽電池の開発と実用化」の功績に対し、パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 ソーラービジネスユニットの、技術開発グループ グループマネージャー 岡本 真吾、総括主幹 田口 幹朗、主幹 角村 泰史の3名が貢献賞を受賞しました。
今回の受賞は、従来の熱拡散型結晶シリコン(Si)太陽電池とは異なる新構造の太陽電池を開発すると共に(※1) 、高い変換効率と優れた温度特性を有する太陽電池モジュール「HIT(R)」(※2)として、世界に先駆けて実用化(※3)し、一般家庭への太陽光発電システムの普及に大きく貢献したことが評価されたものです。 

▼太陽光発電システム
http://sumai.panasonic.jp/solar/

■受賞技術概要
今回受賞した技術は、結晶Si太陽電池の出力を阻害する要因が結晶表面のSi原子の未結合手であることに着目し、アモルファスシリコン(a-Si)/単結晶シリコン(c-Si)ヘテロ接合にi型a-Siを挿入した新構造太陽電池に関するものです。パナニックは、世界に先駆けて本技術の開発・実用化に成功しました。
太陽電池モジュール「HIT」は、従来の結晶Si太陽電池より高い0.7Vを超える素子開放電圧(Voc)を持つことから、高い変換効率を実現。同時に、高温でも出力が低下しにくい優れた温度特性により、夏場の高温下でも大きな発電量が得られる特長を有します。
さらに入射光の有効活用など高出力モジュール化技術を確立し、2011年には世界最高(※4)の実発電量を有する太陽電池モジュールの製品化に成功しました。
本技術を用いた太陽電池モジュール「HIT」は、面積の限られた日本の屋根でも大きな発電量を長期間にわたり供給できることから、一般家庭への太陽光発電システムの普及に大きく貢献しました。
学術面では、a-Si/c-Siヘテロ接合太陽電池が一つの技術分野として定着し、さらに2014年4月には研究開発レベルでSi太陽電池の変換効率世界記録を15年ぶりに更新するなど、日本発の優れた技術として世界で広く認知されています。
また、高出力でコンパクトなシステム構築が可能な太陽電池モジュール「HIT」は、ゼロエネルギーハウス(ZEH)、ゼロエネルギービル(ZEB)などへの展開に加え、災害時の非常用途や、非電化地域における医療用・教育用など、独立電源用途への展開も期待できます。パナソニックは、今後も世界中の人々への安全・安心で快適な暮らしの実現に貢献していきます。

※1 1990年11月時点。パナソニック調べ
※2 「HIT」は、パナソニックグループの登録商標です
※3 1997年11月時点。パナソニック調べ
※4 2011年2月時点。パナソニック調べ

■市村産業賞とは
新技術開発財団(昭和43年設立)が主催し、科学技術の進歩、産業の発展、文化の向上、その他国民の福祉・安全に関し、科学技術上貢献し、優秀な国産技術の開発に功績のあった技術開発者を表彰する権威ある賞です。

▼第47回 市村産業賞 貢献賞 受賞概要
http://www.sgkz.or.jp/prize/industry/47/document_08.html
▼太陽光発電システム
http://sumai.panasonic.jp/solar/

<関連情報>
・住まいの設備と建材サイト
http://sumai.panasonic.jp/
・公式Facebookページ パナソニックの住まい・くらし方情報「すむすむ」
http://www.facebook.com/Panasonic.sumai
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