第6回山田風太郎賞 佐藤正午著『鳩の撃退法』に決定!

株式会社KADOKAWA (代表取締役社長:松原眞樹)と一般財団法人 角川文化振興財団(理事長:角川歴彦)が、2009年に創設しました文学賞『山田風太郎賞』の選考会が2015年10月26日(月)午後4時より帝国ホテル東京(東京都千代田区内幸町1-1-1)にて行われ、選考委員の審査により、佐藤正午著『鳩の撃退法』(小学館)が受賞作に決定しました。
【山田風太郎賞 公式サイト】http://www.kadokawa.co.jp/award/yamada/

佐藤正午氏/受賞作『鳩の撃退法』(上・下)小学館


【佐藤正午著『鳩の撃退法』あらすじ】
かつての賞作家・津田伸一は、いまはとある地方都市で無店舗型性風俗店「女優倶楽部」の送迎ドライバーとして暮らしている。ある日、明け方のドーナツショップで顔見知りになった男が、その日の夜を境に妻と幼い娘ともども失踪するという事件が起きる。
家族三人の「神隠し」事件から一年と二ヶ月が過ぎた頃、以前から親しくしていた古書店の店主・房州老人の訃報とともに、津田伸一のもとへ形見のキャリーバッグが届けられた。老人が生前、持ち歩いていた愛用の鞄はしっかり鍵がかかっていて、重みもある。なんとか開錠した津田伸一の目に飛びこんできたのは、数冊の絵本と古本のピーターパン、それに三千枚を超える一万円札の山だった。
(小学館 公式サイトより http://www.shogakukan.co.jp/books/09386388

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選考委員を代表して選評を述べた夢枕獏氏は、「5作品の中で一番優れていた、というのがほぼ全員一致という形で『鳩の撃退法』になりました。とても緻密にできあがった作品。非常に良く計算されている。(選考)委員の中には“嫉妬さえ覚える”という方もいらした。(中でも)筒井康隆委員が、“絶対この人を逃すな”とおっしゃっていたのが印象的でした。大変優れた方なので、今後もっともっとすごいものをお書きになることが出来るのでは」と話しました。

この日の電話会見で佐藤氏は、「嬉しいの一言。本当に嬉しいです。思わぬ贈り物をいただいたようです。読み出したら止まらないような小説を目標に書き出して、自分でもベストだというところまでたどり着けたような気がしています。これが今のところ僕の代表作だと思っています」と喜びを語りました。佐藤氏には、正賞として記念品(名入り万年筆)と副賞 100万円が贈られます。

「山田風太郎賞」は戦後日本を代表する大衆小説家、故山田風太郎氏の独創的な作品群と、大衆性、ノンジャンル性、反骨精神など氏が貫いた作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設しました。毎年9月1日から翌年8月31日までに単行本として発表された長編および短編の文芸作品(ミステリ、時代、SFなどジャンルを問わない)の中より最も面白いと思われる作品に贈ります。新人、新進、中堅作家の作品が対象となります。第6回選考委員は、奥泉 光、京極夏彦、筒井康隆、林 真理子、夢枕 獏(敬称略・五十音順)が担当しました。

本賞の贈賞式および祝賀会は11月27日(金)に、いずれも帝国ホテル東京にて開催します。角川三賞として、『第35回横溝正史ミステリ大賞』と『第22回日本ホラー小説大賞』(主催:株式会社KADOKAWA、一般財団法人 角川文化振興財団)の贈賞式・祝賀会もあわせて行います。 ※『第35回横溝正史ミステリ大賞』は該当作なし。

【著者略歴】
佐藤正午 (さとう しょうご)

1955年長崎県生まれ。60歳、男性。83年『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞しデビュー。おもな作品に『Y』『ジャンプ』『5』『アンダーリポート』『身の上話』『ダンスホール』などがある。

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