マイナビ「結婚観・子どもに対する意識調査」
男子学生の結婚後の共働き希望は、調査開始以来最高。一方、「結婚せず自分の収入のみで生活する」女子学生も調査開始以来最高に。20代正社員の約5人に1人は「結婚したくない」、30代では約3人に1人
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)は、2027年3月に卒業予定の大学生・大学院生と20~50代の正規社員を対象に実施した、「結婚観・子どもに対する意識調査」の結果を発表しました。

【TOPICS】
◆ 男子学生の結婚後の共働き希望は68.1%で、調査開始以来最高。一方、「結婚せず自分の収入のみで生活する」女子学生も調査開始以来最高に【図1、2】
◆ 学生が思う子育てに関する考えについて、「育児休業を取って子育てしたい」が最多。男女別では、調査開始以降初めて男子が女子を上回る【図3、4】
◆ 20代正社員の約5人に1人は「結婚したくない」、30代では約3人に1人。理由は「結婚=幸せだとは思っていない」「自由な時間がなくなるから」など【図5】
◆ 20代正社員の32.7%が「子どもは欲しくない」。30代では男女ともに子どもが欲しくない割合が4割超【図6】
【調査概要】
◆男子学生の結婚後の共働き希望は68.1%で、調査開始以来最高。一方、「結婚せず自分の収入のみで生活する」女子学生も調査開始以来最高に
2027年3月卒業予定の学生に結婚後の仕事について聞くと、共働きを希望する割合は全体で70.9%(前年比1.2pt減)だった。男女別では、男子68.1%(前年比0.6pt増)、女子74.3%(前年比3.6pt減)で、男子は調査開始以来最高となった。また、男女の割合の差は6.2ptとなり、調査開始以来最も低い値だった。
結婚の希望については、「結婚せず自分の収入のみで生活するのが望ましい」とした学生が、男子10.8%(前年比0.8pt減)、女子14.5%(前年比1.2pt増)で、女子は16年卒の調査開始以来最高を更新した。【図1、2】
【図1】

【図2】

◆学生が思う子育てに関する考えについて、「育児休業を取って子育てしたい」が最多。男女別では、調査開始以降初めて男子が女子を上回る
学生の子育てに関する考えを聞いたところ、最も多かった回答は前年同様「育児休業を取って子育てしたい」(58.9%)となり、将来の子育てに前向きな姿勢が引き続き高い結果となった。男女別でみると、「育児休業を取って子育てしたい」と答えた男子学生が60.1%となり、調査開始以降初めて女子学生(57.3%)を上回った。 将来の育児参加への意欲が男性にも広がっていることがうかがえる。一方で、「今のところあまり子どもは欲しくない」と回答した学生は18.4%と一定数存在している。男子では14.0%(前年比1.4pt増)で、こちらも調査開始以来最も高い割合となっており、女子では23.9%(前年比0.2pt減)と約4人に1人が子どもは欲しくないと回答している。「子どもが欲しくない」と思う理由は、「うまく育てられる自信がない(51.8%/前年比9.0pt減)」が前年同様最多で、「子育てに伴う責任を負う自信がない(49.8%/前年比3.5pt増)」が続いた。【図3、4】
【図3】

【図4】

◆20代正社員の約5人に1人は「結婚したくない」、30代では約3人に1人。理由は「結婚=幸せだとは思っていない」「自由な時間がなくなるから」など
未婚の20・30代正社員に結婚したいかを聞いたところ、20代の19.4%、30代の31.8%が「結婚したくない」と回答し、年代別の差は12.4ptであった。
男女別でみると、20代では女性(16.0%)と比べて男性(22.1%)の方が「結婚したくない」割合が高かったが、30代では男性(31.3%)より女性(33.0%)の方が高い結果となった。
結婚したい理由を自由回答で聞くと、「相手はいるし結婚はしたいが、お金を貯めたい(20代女性)」「子どもが欲しい(30代女性)」などがあがった。「結婚したくない」理由では「子ども欲しいわけでもなく、結婚イコール幸せだとは思っていない(20代女性)」「他人との共同生活が向いていない(30代女性)」「自由な時間がなくなる(30代男性)」などがあがった。
結婚したい理由も、したくない理由も、自身の人生や幸せを踏まえた意見が多くみられ、多様な価値観があることがうかがえた。【図5】
【図5】

◆20代正社員の32.7%が「子どもは欲しくない」。30代では男女ともに子どもが欲しくない割合が4割超
子どもがいない20・30代正社員に「子どもが欲しいか」を聞いたところ、20代の32.7%、30代の43.0%が「子どもは欲しくない」と回答した。男女別でみると、特に20代女性は子どもが欲しい計が70.0%でもっとも高かった一方、30代では男女ともに子どもが欲しくない割合が4割を超える結果となった。【図6】
【図6】

【調査担当者コメント】
今回の調査では、男子大学生が将来の結婚において共働きを希望する割合は、調査開始以来最高となりました。育児休業を取得して子育てしたいという回答が、初めて女子学生を上回る結果となり、将来のライフスタイルに対する意識が前向きに変化していることがうかがえます。
一方で、女子学生は結婚を希望しない割合が増加しており、経済的に安定していれば結婚は必須ではないという考え方も見受けられました。また、約4人に1人は「子どもは欲しくない」と回答しており、将来のキャリアや生き方を自分基準で考える学生が増えている様子がうかがえます。
こうした結果から、大学生の将来像は、「夫婦ともに働き、協力して子育てをする」姿と、「結婚せず子どもも持たず、自分自身の仕事と生活を重視する」姿の両方が存在していることが明らかになりました。
また、結婚や子育てがより身近なテーマとなる20・30代の正社員では、20代の約5人に1人、30代では約3人に1人が「結婚したくない」、20代の約3割、30代の4割以上が「子どもは欲しくない」と回答しています。「結婚=幸せだとは思っていない」など自身の価値観や幸福を基準にした判断がみられ、大学生と比べて結婚や子育てをしない生き方を視野に入れる人が多い可能性があります。
働く中で結婚観や子どもに対する意識はどのように変化していくのか、今後も引き続き調査を続けていきたいと考えています。
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 石田力・朝比奈あかり
【調査概要】
「結婚観・子どもに対する意識調査」
○調査期間/
学生:2025年11月28日(金)~12月25日(木)
正社員:2025年11月18日(火)~11月21日(金)
○調査方法/
学生:マイナビ2027会員(退会者含む)にWEB DMを配信し、インターネットアンケートより回収
正社員:インターネット調査
○調査対象/
学生:2027年3月卒業予定の全国の大学生、大学院生
正社員:20~59歳の正社員の男女
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/学生2,151名、正社員3,000名
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
※調査結果の詳細はこちら
(https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260129_106634/)
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