前人未到オリンピック4大会連続金メダルを目指し、いざリオ五輪へ!「不安」「孤独」「失敗」「仕事」「恋愛」吉田沙保里の素顔を語った『強く、潔く。夢を実現するために私が続けていること』8月3日発売!
彼女のすべてが詰まった『強く、潔く。夢を実現するために私が続けていること』(KADOKAWA刊)が8月3日発売となります。
プレッシャーを乗り越え圧倒的な結果を出し続ける強さはどのように培われてきたのか?そしてリオ五輪に向けて思うこと・・・。
不安や孤独、仕事や恋愛など誰にでもある悩みにどう向き合っているのか?その立直る方法や家族、友人への想い、そしてひとりの女性として望む幸せとは?女性のみならず、ビジネスパーソンにも読んで欲しい1冊です。
発行k:KADOKAWA
レスリングにおいては世界選手権13連覇、オリンピック3連覇という前人未到の記録があるので、「強くてすごい」と言ってもらえるのでしょう。
でも、わたし自身、自分を「強くてすごい人間」だなんて、まったく思えません。
むしろ、弱虫で泣き虫で甘ったれで、いつも誰かと一緒にいないといられないくらい寂しがり屋だと思っています。
メディアの方が名付けた"霊長類最強女子"なんてとんでもない。
わたしほど弱い人間はいないんじゃないかと思うくらいです。
そんなわたしが世界チャンピオンになり、国内外のライバルたちがわたしを倒そうとしているなんて、不思議な感じもします。
わたしは、現在33歳。リオデジャネイロオリンピックが控えています。
オリンピック4連覇という史上初の大記録への挑戦は、すぐ目の前です。
歴史をたどっても、世界の誰もが到達したことのない頂に登ろうとしている今。
"最弱"だったはずのわたしが"最強"になれたのはなぜか。自分でも振り返ってみたいと思いました。
自分の考えていること、大切にしていることを掘り起こして確認することが、リオに向かう勇気をくれるような気がしたからです。
この本では、わたしの素直な思いや考えを文章にしたいと思っています。
わたしは言葉にして説明するのが苦手なのですが、改めて言葉にすることで、自分の中で再確認できるのではないかとも思います。
なぜレスリングを続けているのか。
なぜ厳しい練習に耐えてきたのか。
なぜ勝ち続けるのか。
なぜ落ち込んでも乗り越えられるのか。
これらの理由を見つけることは、きっと皆さんからの問いへの答えにもなるはずです。
そして、もしかしたら、わたしの答えが同じ悩みを持つ誰かを励ますものになるかもしれない。
そうなれたらうれしいです。
勝つために、強くなるために、いつも意識していたのは「心を強くすること」。
体は鍛えれば強くなります。
技も、練習して磨けばできるようになります。
でも、心は簡単には強くなりません。
そうはいっても、心が強くないと体がついてこない。
"最弱"なわたしの"最強"な心の作り方。
ぜひ読んでみてください。
吉田沙保里 【「はじめに」より抜粋】
【目次】
はじめに
第一章 目標を定める ~好きなことなら続けられる~
1 無心になって努力すると心が強くなる
2 とことん追い込んだ経験は自信になる
3 思い続けなければ手に入らない
4 弱点はつぶせるかぎりとことんつぶす
5 自信を作るために目標を口に出して退路を断つ
6 「オン」と「オフ」のスイッチの入れ方
7 試練と向き合い、試練を楽しむ
第二章 結果を求める ~勝ちたい気持ちは誰にも負けない~
1 シンプルだからこそ、よけいなことは考えない
2 三つ子の魂百まで、遊びでも負けたくはない
3 大切な人のために勝ちたい、それが力になる
4 攻めてこその勝利、守って勝ってもしょうがない
5 みんなの応援が、勝ちたい気持ちに火をつける
6 負ける気がしないから続けられる
7 誰よりも練習したから自信が持てる
第三章 家族を愛する ~どんなときも、いちばんの味方~
1 初心を思い出す場所がある幸せ
2 家族みんなで戦ってこそ、強くなる
3 一番怖くて一番喜んでほしい人
4 立ち向かう勇気をくれた人
5 わたしが勝ったぶんだけ、涙を流した人がいる
第四章 仲間を信じる ~ライバルがいてこそ強くなれる~
1 どうしても越えたかった最大のライバル
2 厳しくも温かく育ててくれた先輩たち
3 親友であり先輩であり、ときには姉でもある存在
4 好かれようと思わず、ただ選手のためを思ってくれる
5 背中を追いかけてくる後輩がいるから、走り続ける
6 世界の舞台を経験した仲間と切磋琢磨する
第五章 自分を励ます ~折れた心は自分で治す~
1 納得するまでとことん考える
2 悔しさは忘れず、必ず取り返す
3 「負け」を受け入れ、さらなる活力にする
4 落ち込んだときに気持ちを取り戻す方法
5 悪いところは修正しても、自分のスタイルは変えない
6 他の分野でがんばっている人から勇気をもらう
第六章 未来を夢見る ~これからもずっと、わたしらしく~
1 4年に一度に向けてがんばれる理由
2 一人の女性としての幸せもつかみたい
3 もしレスリングを引退したら……
4 2020年、東京オリンピック・パラリンピック
5 育ててくれた家族へ、今思うこと
おわりに
吉田 沙保里(よしだ さおり)
1982年、三重県生まれ。レスリング元全日本チャンピオンの父・栄勝から指導を受け、3歳の頃から一志ジュニアレスリング教室でレスリングを始める。三重県立久居高校、中京女子大学(現・至学館大学)卒。アテネ、北京、ロンドンオリンピックの3大会連続金メダル獲得。ロンドンオリンピックでは日本代表選手団旗手を務める。世界選手権は2002・03・05・06・07・08・09・10・11・12・13・14・15年優勝。2001年12月から個人戦で無敗を続け、現在は200連勝を超える。2012年、国民栄誉賞を受賞。
【書籍概要】
『強く、潔く。夢を実現するために私が続けていること』
著者:吉田沙保里
四六判 192ページ
定価:本体1300円+税
ISBN:978-4-04-601629-4
発行:KADOKAWA
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