建築学科卒業の菊川怜、ヴェンダース製作総指揮「もしも建物が話せたら」について語る!

 

 WOWOWでは、ヴィム・ヴェンダース製作総指揮の下、ロバート・レッドフォードら世界で活躍する6人の映画監督が、自身がこだわりを持つ建築物についてオムニバス形式で描きだしたドキュメンタリー「もしも建物が話せたら」を5月16日(前編)、5月23日(後編)の2週に分けて放送する。このたび、その放送に先駆けて、映画ファンが集うサイト「KINENOTE」ユーザーとWOWOW加入者を招待した特別試写会&トークショーが行われ、ゲストには、東京大学工学部建築学科を卒業している女優の菊川怜、映画監督の松江哲明、そして進行役に映画評論家の松﨑健夫が来場した。

 WOWOWオリジナルドキュメンタリーの国際共同制作プロジェクトとして制作された本作は、昨年のベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、東京国際映画祭でも特別招待作品として上映された。「もしも建築物が話すことができたなら、私たちにどのような言葉を語りかけるのだろうか」という命題を、それぞれの監督たちがイマジネーション豊かに描き出した本番組について菊川は「建物が語るという映画を初めて観たので、ビックリしました。わたしは建物学科で、人が建物をどう使うかという視点で考えたことはありましたが、この作品のように建物から見たらどうかということは一度も考えたことがなかった。衝撃を受けました」とコメント。 
 一方の松江も「僕がドキュメンタリー映画を作っていくうえで、ドキュメンタリーのスタイルというのはまだまだ自由なジャンルだなと思っているんですが、この映画のように建物を擬人化させるというのは面白いなと思いました。人間の視点のように心の中の感情をナレーションで語らせるのは本当に面白い。これはドキュメンタリーならではの面白さだなと思いました」と。
 続けて菊川も「子供の頃って物がしゃべったらどうなるのかなとか、そういう想像をするじゃないですか。でも大人になるとそういうことはしなくなります。そういう意味ではこの作品には夢があるというか、子供の頃に戻ったような気がしますよね。世界の見え方は、いろんな視点によって変わってくるので、どんどんと想像力が広がります。この作品を通じて新たな発想が生まれてきて、人に役立ついい設計が生まれるかもしれない。そんな建築物を作るためのヒントがここにたくさん詰まっているのではないかなと思いました」と深く感銘を受けた様子だった。
 続けて本作で印象に残った建物について質問が及ぶと、菊川は、ロバート・レッドフォード監督が描きだしたアメリカ・サンディエゴのソーク研究所を挙げる。「きれいだなと思いましたし、構造もシンプル。あんな開放的な場所で研究できたらきっといろんな発想が生まれてくるだろうなと思いました」とコメント。それを受けた松江は「(アメリカのアニメスタジオ)ピクサーや(『スター・ウォーズ』の)ルーカス・フィルムなんかもそうですが、ものすごく開放感があるんです。自分と向き合う仕事をする人ほど広々とした開放的なところで仕事をするのがいいですよね。日本ではなかなかそういう環境で仕事をすることは難しいですが」と付け加えた。
 さらに「もし別の建物で今回の企画を行うとしたらどの建物が見たいか」という松﨑の問いかけに菊川は「人がたくさん集まる場所がいいですね。例えば東京駅なんて辰野金吾という人の名作ですが、あそこには100年の歴史があります。そこに生まれる人間模様を描き出すとドラマチックなんじゃないでしょうか」と。
招待者からの質疑応答も交え、トークショーは盛り上がっていった。

WOWOWオリジナルドキュメンタリー 
国際共同制作プロジェクト「もしも建物が話せたら」
5月16日(土)午後1:00 前編、23日(土)午後1:00 後編 WOWOWプライム(吹替)
5月29日(金)午前11:30 3D版 WOWOWシネマ

番組オフィシャルサイト
http://www.wowow.co.jp/documentary/coc/

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