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【トレンド徹底活用術 vol.32】バレンタイン編:自分たちの伝えたい情報と世の中の関心ごとを結び付けた発信をしよう

想いを込めたプレスリリースをより多くの人に興味を持ってもらうためにも、自社の新情報をまとめるだけでなく、時節やトレンド情報はうまく活用したいですよね。

自社の情報に時節やトレンド情報をかけ合わせることで、より注目度を上げ、メディア関係者だけでなく、生活者にも届く可能性が高まります。

トレンド徹底活用術」では、PR TIMES編集部がトレンドキーワードをプレスリリースへ落とし込む方法を考察。

本記事では「バレンタインデー」をピックアップして、特に重要なステップを解説します。ギフト商材を扱っている、バレンタインに合わせてイベントを企画しているなど、来る2月のビックイベントに向け商品やサービスを企画している企業の皆さんは、ぜひ活用してみてください。

バレンタインデーをプレスリリースに活用する重要な3ステップ

バレンタインデーは大切な人への贈り物や自分自身へのご褒美として商品やサービスの利用を検討する人も多く、1年の中でも注目度の高いイベントです。毎年バレンタインデーが近くなるとさまざまなメディアで特集が組まれることもあり、関連するニュースを持っている企業としてはこの機会を最大限に活用していきたいところです。

しかし、どの企業もこの時期に合わせて期間限定商品やイベントを企画しており、1月中旬ごろから1ヶ月間のバレンタインデーに関する情報は非常に多く流通します。情報があふれる中で自社の情報に興味を持ってもらうには、商品の魅力は何か、他社との違いは何かをしっかりと伝える工夫が必要です。

そうした背景の中、バレンタインデーに関する情報を効果的に発信するにはどのようなことに気をつけたらよいでしょうか。本記事では、バレンタインデーのプレスリリースを作成するにあたって、重要な3つのステップを解説していきます。ぜひ、作成中の原稿を手元に置いて、記事を読みながら同じステップを行ってみてください。

まず、プレスリリース作成について基本となる全ステップは以下9つです。

バレンタインデーの活用ステップ

詳細については以下の記事で解説しています。

重要STEP1.バレンタインデーの由来や現代における意味合いを調べる

まずは、バレンタインデーの由来や現代においての認識を確認することから始めましょう。

既にバレンタインデーは世の中に浸透しているイベントであり、その由来を何となく知っている人も多いのではないでしょうか。それでも由来を改めて丁寧に紐解いていくことで、今年の流行を見極めるヒントを得たり、思いもよらない新しい発見があったりします。まずは正しく情報について整理する時間を設けましょう。

メディアの情報収集をしている

バレンタインデーとは

一般社団法人日本記念日協会によると、バレンタインデーは「女性から男性に向かって恋を打ち明ける日とされ、日本では愛の印としてチョコレートを贈る」とされています。

参考:一般社団法人日本記念日協会

また、この習慣はチョコレートメーカーのメリーチョコレートが、チョコレートの販売促進のためのキャンペーンとして展開したのが始まりとも言われています。フランスのパリで行われていた花やカード、チョコレートを贈る習慣を日本にも取り入れようとしたのがきっかけだとされています。

参考:メリーのバレンタインヒストリー

現代におけるバレンタインデーの認識

日本におけるバレンタインデーは1958年に始まったと言われており、その当時は女性が男性に愛の告白を出来る日として世の中に浸透していきました。では、半世紀以上経った現在はどうなっているでしょうか。

直近のニュースや調査リリースなどを見てみると、今でも「チョコレートを贈る」という考えは変わらず定着しているものの、「贈る物はチョコレートだけ」というこだわりは見られません。贈る対象も友人や家族・自分自身へと広がりを見せており、恋の告白だけでなく日頃の感謝を伝える機会として、また自分を労う機会としても馴染んできているようです。

参考:【LINEリサーチ】コロナ禍のバレンタインの過ごし方、「チョコやお菓子をお店に行って買う」が1位となるも、購入、手作りの割合は共に昨年から減少
参考:【2021】コロナ禍のバレンタイン実態調査!<20~30代男女>もはやバレンタインは、「女性が男性にチョコを贈る日」ではない!?

バレンタインデーは始まった当時から現在に至るまでに、贈る対象・物・方法が多種多様になり、大きく変化したことが分かります。調べていくうちに、これまでの変化や過去と現在の違いという点が整理されたのではないでしょうか。過去と違うこれまでに無かったものや、あえて過去と同じ、例えば「復刻版」のような切り口は、ニュースとして注目されるポイントとなるかもしれません。

重要STEP2.今年ならではの傾向や対策をチェック

STEP1でもお伝えしたように、バレンタインデーは初めて開催された時と比べ、その目的や方法も変化しています。コミュニケーションのための良い機会として捉えられ、多様なスタイルが取り入れられました。

プレスリリースを作成する際には、今年はどのような切り口が多くの人の関心を引き寄せるのか、今年ならではの傾向を考えることが大切です。では、世間がどのようなバレンタインデーを期待しているのか、具体的にどのように過ごす人が多いのか予想を立ててみましょう。

例えば、2021年は新型コロナウイルス感染症の影響から、2020年と比べるとネットからの購入を検討する人が増えました。バレンタインデーには世の中の動きが大きく反映されることが分かります。

参考:「楽天市場」、バレンタインデーに関する意識調査を実施

今年ならではの傾向をチェックするには、まずは簡単に調べられるSNSや過去のニュースから情報収集から始めてみましょう。例えば「バレンタイン コロナ」で調べると、昨年はどんな切り口で何が話題になったかを知ることができます。「今年はついに対面でのバレンタインデーが叶うのか?」など、昨年と比べてどうなるかを分析するのも良いでしょう。

さらに、毎年多くの人が検索しそうな「バレンタイン 費用」など、複数のキーワードで情報を集めてみます。「手作り」「義理チョコ」「ホワイトデー」「お返し」など、関連して検索されそうなキーワードを組み合わせて検索をするのも良いでしょう。毎年話題になっていることや、議論されていることなど、多くの人が気になっている情報はメディア関係者も注目しています。そこから、今年ならではの切り口が生まれるかもしれません。

また、最終的には調べる中で立てた仮説の裏付けとして独自に簡単な調査を行うことも良いでしょう。インターネット調査であれば数日間で結果を手に入れることも出来ます。参考までに、調査に関する情報をまとめた記事をご紹介します。

世の中の関心ごとを見つけ出し、今年ならではの切り口について予想を立てた上で、次のSTEPに進みましょう。

重要STEP3.調べた情報を自社プロダクトに落とし込んでポイントを箇条書きにする

プレスリリースで一番大切なことは、世の中の関心ごとと自社製品・サービスで伝えたいことの共通点を探すことです。自分たちは自信を持って出せると思う情報も、一方的な情報発信ではそもそも見てもらえない可能性が高くなってしまいます。相手の興味関心のあることに合わせて情報を発信することで、より多くの人に注目してもらうことができます。

そこで、STEP3ではこれまでのSTEPで整理してきた情報を自分たちの発信したい情報に結び付けていきます。

例えばSTEP2でよく調べられる情報を整理し、メディアがジャンルごとに特集を組むと予想を立てたとします。

【事例】

▼想定されるジャンル

  • 費用感
  • 見た目の美しさ、可愛さ、インパクト
  • 個性的
  • コラボ
  • 有名ブランド
  • 有名店監修
  • 有名シェフ監修
  • 手作り
  • 購入方法
  • チョコ以外の贈り物
  • イベント

自分たちは、どの領域で他社と差をつけられるのか整理しましょう。1つだけでなく複数ある場合は、全て書き出して最後に優先順位をつけると良いでしょう。

さらに、STEP1で調べた「現在の傾向」も反映させていきましょう。前述の【事例】の項目にもとづいて考えてみます。

  • 費用感:1箱 〇万円の高級チョコレート
  • 有名シェフ監修:△△で一番人気の△△△さんが開発

上記の特徴であれば、家族や友達、職場で配るシーンよりも、自分自身へのご褒美としての楽しみ方を絡めて展開していくことがイメージできます。

世の中の関心ごとと自社情報をかけ合わせることで、数あるバレンタインデーの情報の中から自社のプレスリリースに目に留めてもらえるように工夫していきましょう。

プラスで行いたい!2つのポイントをご紹介

主に重要となるステップは上記3点ですが、それ以外にも出来れば取り入れたい大切なポイントがあります。

その他ポイント1.画像

バレンタインデーに関連するニュースでは必ず画像が求められます。白抜きの商品画像だけでなく、世界観の伝わる背景の写真など何パターンか準備があると、さらに良いでしょう。またプレゼントとして選ぶことも多いので、箱やラッピングといった外側だけでなく、開封したイメージなど中身の画像も用意したいところです。

その他ポイント2.配信タイミング

季節イベントと言っても、お花見や梅雨など日にちを定めないものと違い、バレンタインデーは2月14日と日付が決まっています。読み手が情報を必要とするタイミングで、適切な情報を揃えて配信しましょう。

例えば、Googleトレンドで「チョコ」をキーワードとして検索すると、直近5年間は年末からバレンタインデー当日までに検索件数が増えています。

年末から検索件数が増えてくるのであれば、バレンタインデーの直前よりも早めの情報発信が良さそうだということが分かります。

また、商品の中には期間限定のものも多いでしょう。いつからいつまでの期間、どのように購入するのかなど、興味関心を持った人が実際に行動に移せるよう詳細情報を記載することが重要です。

読み手の求めていタイミングや情報量でプレスリリースを発表できると良いですね。

数多くあるプレスリリースの中で選んでもらうきっかけを自ら作ることが大切

バレンタインデーは毎年多くの人に必ず注目されるテーマです。メディアに注目され、生活者にも楽しんでもらえるような情報発信をしていきたいですよね。

期間中に発表される情報量も多くなることが予想されるので、気が付いてもらえる工夫をしていくことが大切です。自分たちの伝えたい情報を、社会の関心ごとに結び付けてプレスリリースを作成し、しっかりと魅力を届けていきましょう。

基本ステップ需要ポイントまとめ

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この記事のライター

釼持 英里子

大学卒業後、地方銀行に入行。個人・法人営業を経験した後、2020年にPR TIMESへ入社。営業本部で日々、プレスリリースのアドバイスを行いながら、社員でランチを楽しむ"GArDENランチ"施策にも携わっています。営業担当として、お客様から聞いたリアルな悩み事を解決できるようなMAGAZINEをお届けしていきます!趣味はアイドルダンス。時々ライブハウスに現れます。

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