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PR TIMESで動画を挿入する方法・プレスリリースでの活用事例5選

最近は画像にとどまらず、プレスリリースに動画を活用するケースが増えています。動画を挿入することで、文章では伝えきれない情報をわかりやすく届けたり、アイキャッチ効果があったりするほか、ページ内の滞在時間が長くなるなどのメリットもあります。

今回は、PR TIMESでプレスリリースを配信する際にアップロードできる動画の種類や挿入方法をお伝えします。ユニークで先進的な動画の活用事例、そして動画を挿入する際のポイントも併せて紹介するので、参考にしてみてくださいね。

動画をプレスリリースに挿入する方法

ここからは、PR TIMESでプレスリリースに動画を挿入する方法を紹介していきます。YouTubeにアップロード済みの動画のリンクを埋め込む方法と、GIFアニメーションを挿入する方法があります。

1.YouTubeの動画を埋め込む方法

本文中に動画を埋め込みたいときは、基本的にYouTubeに該当動画を作ってから、リンクを埋め込んでください。

まず該当する動画をYouTubeへアップロードしたうえで、発行された動画のURLをコピーします。注意点は、パソコンからYouTubeを開いてURLをコピーするのを忘れないようにすることです。

本来のURLは「https://www.youtube」から始まりますが、スマホなどのモバイルから発行すると「https://m.youtube」などとモバイル用のURLになり、このURLでプレスリリースに入稿すると、動画が正常に挿入されないなどのエラーが発生する可能性があります。

パソコンで発行した動画URLをコピーしたら、プレスリリース編集画面の右側メニューから、再生ボタンのようなデザインのアイコンをクリック。①URL埋め込み欄に動画のURLをペーストし、②「動画を挿入する」ボタンを押すと、カーソルを置いた場所に動画を埋め込めます。

YouTubeの動画を埋め込む方法

※YouTube以外の動画共有サービスでWeb上にアップロードした動画は、プレスリリース本文内への埋め込みはできません。テキストURLとして、リンクを本文中に記載するかたちになります

2.GIFアニメーションを挿入する方法

GIFアニメーションを挿入する方法

右側メニューの「GIF」と書かれたアイコンをクリックすると、GIFアニメーションをアップロードするメニューが開きます。「ファイルを選択」ボタンを選択するか、ドラッグ&ドロップでアップロードしましょう。1ファイル当たり5MB、最大10枚までプレスリリースに盛り込むことができます。

プレスリリースに動画を挿入する際のポイント

PR TIMESで動画を挿入する際は、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。ここからは、2つのポイントを紹介します。

動画がYouTube上で「一般公開」かどうかを確認

動画を挿入したプレスリリースを配信する場合、YouTube上で動画のステータスが「一般公開」になっているかどうかを必ず確認しましょう。YouTube上で「非公開」のまま配信してしまうと、埋め込んだリンクが無効となり、メディア向けのメール本文内では表示がされません。

配信後すぐに気付いて、YouTubeを公開設定に変えたとしても、PR TIMES上のプレスリリースページでは再生可能な状態になりますが、メール本文内では配信時点の状態から更新することができないため、非表示のままになってしまいます。

少しでも多くのユーザーに動画を視聴してもらうため、プレスリリースを配信する前に、PR TIMES上の登録情報だけでなく、動画の公開設定も確認するようにしましょう。

2本以上の動画挿入はURL記載を併用して容量調整

PR TIMESでは、動画リンクの埋め込み数に上限はなく、ひとつのプレスリリースに複数挿入することができます。ただ、あまり多く埋め込むと、プレスリリースの表示速度が遅くなったり固まったりしてしまう可能性もあるため、容量には注意が必要です。

例えばCMに関連したリリースの場合、同じCM素材でも30秒バージョンrと15秒バージョン、60秒バージョンのWebCM、テーマ違いのクリエイティブでも同様のバージョンが作られるなど、複数のYouTube動画が手元にある場合もありますよね。

このようなときはすべての動画素材を埋め込まずに、重要な1~2本だけを選んで挿入し、残りは動画URLをリリース本文中に記載するなど、柔軟に容量を調整するのがおすすめです。

プレスリリースの動画は増加傾向

2023プレスリリース動画素材の推移

PR TIMESのプレスリリースページ内にYouTube動画を埋め込み、直接再生ができる「埋め込み動画」機能。2022年にプレスリリースで用いられた動画素材は約3万2,000本にのぼり、前年同期比で約23%伸びています。テキストに比べて短時間で多くの情報を伝えることができる動画は、施設オープンやイベント、新商品紹介など、視覚的に魅力を伝えたいプレスリリースに活用するのがおすすめ。プレスリリースに動画を埋め込むことで、テキスト情報では表現しきれない情報を読み手に伝えやすくなります。

最近ではテレビCMやWebのプロモーション動画など、動画の情報解禁そのものがプレスリリースのネタとなるケースも増えています。宣伝・広告企画に携わる担当者にとっても、広告効果を発揮するためのひとつの手法として押さえておきたい知識ですね。

PR TIMESでの動画活用事例5選

動画挿入時のポイントを見てきましたが、自社のプレスリリースに動画を使ってみようと思っても、すぐには具体的なイメージが湧きにくいかもしれません。ここからは、PR TIMES MAGAZINE編集部が選んだ動画活用の事例を紹介します。動画やGIFを埋め込むレイアウトや、動画に関するさまざまな情報を追記する方法など、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.新サービスをアニメーションで紹介

株式会社旺文社は、スマホから自動採点できる「英検(R)一次試験 解答速報サービス」を紹介するプレスリリースに動画を活用。スマホ上で表示される自動採点の項目などをアニメーションで紹介することで、初めてアプリを知った人が直感的にサービスのメリットを理解しやすくしているのが特徴です。

参考:PC・スマホからカンタンに自動採点!1月20日(金)・1月21日(土)・1月22日(日)実施分の旺文社「英検(R)一次試験 解答速報サービス」提供開始

2.GIF画像で動きを強調して自動再生

ファブラボ広島安芸高田は、プラスチックゴミのアップサイクルを身近に楽しく体感できる「ガチャガチャ」を回す様子を、GIFアニメーションで表現。画像や文章では伝わりにくい「動き」を強調しました。

プレスリリースの冒頭近くにGIFを挿入することで、プレスリリースを読み始めたばかりの読み手にインパクトを与え、下までスクロールして読みたくなる仕掛けが秀逸です。

参考:プラスチックゴミのアップサイクルを楽しく体験できるガチャガチャをオープンソースで公開

3.アプリの新機能を動画で解説

楽譜配信サービス「電子楽譜カノン」を運営する株式会社ファン・タップは、新たにリリースされた「繰り返し練習モード」の使い方を、動画で解説しました。実際に機能を使っているところを丁寧に撮影して手順ごとに紹介することで、使用方法がわかるようにしました。

文章で機能を紹介するのにとどまらず、アプリを使用するユーザー視点で「取り扱い説明動画」の側面も持たせたプレスリリースです。

参考:電子楽譜カノン 新機能「繰り返し練習モード」をリリース

4.スマホ閲覧意識した縦長動画

福岡工業大学はアミノ酸などを宇宙空間で暴露させる実験を行う「たんぽぽ4」について、プロジェクトを説明する動画をプレスリリースに埋め込みました。スマホ対角を意識した縦長の動画で、移動中などにも手元で見やすいものとなっています。

参考:生物はどこから来た?命の起源を探る宇宙空間での実験に取り組んでいます 国際宇宙ステーションから「たんぽぽ4」が帰着へ

5.動画×文字でわかりやすく解説

視覚障がい者が靴に装着すると音声で進行方向を知らせるシステムを、テキストやアニメーション入りの動画で説明しました。白を基調とした映像に、色付きの矢印や数字、文字を重ねることで、視覚障がい者が歩行時に抱える課題、進む方向や所要時間などをわかりやすく伝えました。

参考:歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」、先行販売モデルを購入型クラウドファンディングにて提供開始。

PR TIMES TVの活用事例3選

「動画で伝えたいけど、手間がかかる……」と迷っている担当者には、プレスリリースを1分程度の動画にする「PR TIMES TV」もおすすめです。動画の撮影から編集、配信、Webメディアへの掲載までワンパッケージで提供しています。

参考:動画PR・動画マーケティングのPR TIMES TV

PR TIMES TVでは、イベントなどのプレスリリースと併せて、プロフェッショナルが撮影した動画にテロップなどを交えて編集したものを配信。文章や写真だけでなく、動画を組み合わせて現場の様子をリポートすることができます。以下に実際の事例を紹介します。

1.飲食店「食べ物語」プロジェクト、表彰式を動画で配信

PR TIMESのプロジェクト「食べ物語」は、まだ知られぬ食の物語を、飲食店が自ら発信できるよう支え、世の中に広く伝えていくことで、飲食店と新たなお客様・地域・メディアとのつながりを生み、同じような飲食店にも励みや力になる情報として届けるもの。

受賞した飲食店のストーリーを伝えつつ、表彰の瞬間の表情をとらえた動画を配信しました。約1分でプロジェクトの概要、受賞企業の特徴が理解できる内容となっています。

参考:受賞5店を発表!飲食店の情報発信を表彰する「食べ物語AWARDS&試食会 2022秋」を開催、5店が秋の新メニューを初解禁!

2.水辺の雰囲気が伝わる動画でヨット体験を紹介

セーリングの様子を動画で紹介した取り組みがこちら。青い水面を進むヨットをさまざまな角度から撮影し、参加者が帆を張る様子などを撮ることで、文章だけではわかりにくいアウトドアのレジャーの内容や魅力を伝えました。

プレスリリースの冒頭に動画を挿入しており、文章を読み進める前に動画で体験の魅力が伝わる構成となっています。

参考:石川県・和倉温泉で、七尾湾を自由に運航できる「和倉温泉ヨットチャーターセーリング」受付を9月13日(火)より開始。世界農業遺産”能登の里山里海”をまるごと楽しめる、贅沢な貸し切りヨット体験。

3.ホテルの客室・カフェなどの施設を動画で伝える

ホテルを訪れたような視点で動画を撮影し、客室・カフェなどの館内施設を紹介しているのがこちら。10枚以上の写真とともにビジュアルで施設を紹介。文章は必要最小限としています。

ホテルの潜在顧客や関係者が直感的に「行ってみたい」と思うフックになるよう、テキストよりもビジュアルで訴求したプレスリリースです。

参考:【コンフォートホテル四日市】12月14日オープン 三重らしい地域の魅力が詰まった空間でサスティナブルな旅を実現 コンセプトは「Your Sustainable Journey-未来をつくるホテル-」

視覚的アプローチでプレスリリースをわかりやすく

文章だけでなく、視覚的にも情報やイメージを伝えられる便利な動画。インターネット上で誰もが気軽にプレスリリースを読める時代だからこそ、プレスリリースに動画という選択肢を加え、「リッチコンテンツ」化させていく視点も大切です。

文章の簡潔さや見やすさにプラスし、動画の活用でより読者の目を引き、わかりやすいプレスリリースを作成してみてはいかがでしょうか。

新商品やサービス、そのほかのニュースは、発表に至るまでのさまざまな過程で、画像や動画などの素材を用意するケースも多いでしょう。こうした素材を活かしつつ、今回ご紹介したポイントを意識して、魅力が伝わりやすいプレスリリースを作成しましょう!

<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>

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