PurePower® PW1200Gエンジン1号機が地上試験を完了

2011年10月3日、米国フロリダ州ウェストパームビーチ発：

三菱リージョナルジェット（MRJ）用PW1217Gエンジンの地上テストがこのほど完了しました。　　このエンジンは、プラット・アンド・ホイットニーのPW1200Gシリーズの1号機であり、8基のエンジンを使用した検証・認証プログラムの最初のもので、今般、300時間、1,100サイクル以上のテストを終了しました。

プラット・アンド・ホイットニーの次世代製品担当副社長、ボブ・サイア（Bob Saia）は次のように述べています。　「4月にテストを開始し、現在までにPW1200Gエンジンの全体設計が健全であることを実証できました。　エアフォイルのストレス測定を完了した後、性能、騒音、排出ガスの確認テストを行ないました。　今回のテスト結果により、このエンジンの設計が三菱航空機とお約束した性能を発揮できることが確認でき、大変満足しています。　このエンジンは、サイクリック耐久テストを行った後、コネチカット州の当社施設に戻され、次のテストに備えて検査と再組み立てを行ないます。」

PW1217エンジンの試験計画では、初飛行に向けて全部で8基のエンジンを2012年にテストする予定です。商業運航開始は2014年の予定です。

PurePowerエンジンは、次世代の旅客機用に設計されています。　PurePowerエンジンはギヤ・システムと先進的なコアを組み合わせることにより、従来型エンジンに対して燃料効率と排気効率を二桁改善することに成功しただけでなく、騒音も50％削減しました。

PurePowerエンジンは、2013年に商業運航を開始するボンバルディアCSeriesのすべての航空機で採用が決定しているほか、2015年に商業運航を開始するエアバスA320neoファミリー、および2016年に商業運航開始が予定されているイルクートMC-21ナローボディー機にも搭載される予定です。

プラット・アンド・ホイットニーについて
プラット・アンド・ホイットニーは、世界をリードする複合企業で、ユナイテッド・テクノロジーズの傘下にあり、航空機用エンジン、宇宙推進システム、産業用ガスタービンのデザインや製造を手掛けています。ユナイテッド・テクノロジーズは、米国コネチカット州ハートフォードに本部を置き、世界の航空業や多種の製造業に最先端技術を提供しています。


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本文書には、記載した計画を含め各種リスクや不確実性を包含する、このエンジンの今後の事業機会に関する「将来予想に関する記述」が含まれており、実際の結果はこの「記述」で予想・示唆された内容と実質的に異なる可能性があります。その原因となり得る主な不確実性には、世界の経済情勢および航空宇宙産業のエンドマーケット需要の変化、当社製品・サービスへの需要、顧客およびサプライヤー企業の財務力、航空輸送のレベルに与える影響、さらには高度なテクノロジー製品や新しい製品・サービスの設計・開発・製造・保守に伴うさまざまな課題や航空宇宙業界の変化、サプライヤー企業からの材料および役務の納期遅延および混乱、などが含まれます。その他の経済的・政治的・法規制的・技術的、ならびに競争面での不確実性については、ユナイテッド・テクノロジーズが米証券取引委員会に提出した年次報告書、四半期報告書、臨時報告書などの文書をご参照ください。


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