10月の住宅ローン金利は、主要銀行のほとんどの銀行で前月から据え置きとなり、大きな金利変化は無し。
ただし、日銀の金利政策の影響により、徐々に金利が上昇していく予兆が見られ、今後の金利動向を注目していきたい - WhatzMoney住宅ローンレポート 2016/10 -
全国750金融機関、16,000の住宅ローンプランを比較できる「WhatzMoney 住宅ローン」(URL: https://whatzmoney.com/) を手がける WhatzMoney株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:前田 一人)が独自に10月実行分のローン金利状況を調査し、公開いたしましたので、お知らせ致します。
※ 本資料またはデータは、ニュースなどでご自由にご利用ください。
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■調査結果サマリー
1. 10月の住宅ローン金利は、主要銀行のほとんどの銀行で前月から据え置きとなり、大きな金利変化は無し。
10月の住宅ローン金利は、主力プランの10年固定金利選択型で、主要銀行73行の62行が前月から据え置き。変動金利型は、主要銀行73行の66行が前月から据え置きとなり、大きな変化はありませんでした。【図1】
【図1】10月の主要銀行金利動向まとめ
2. 日銀の金利政策の影響により、少数ではあるが、一部金融機関で金利が若干上昇。
日銀は、9月の金融政策決定会合で、マイナス圏にあった10年物国債金利を0%程度またはプラス圏で推移するよう、長期国債の買入れを行う政策を導入しました。
10年物国債は、10年固定金利型の指標金利となっており、10年物国債の金利上昇は、10年固定金利型の金利上昇に繋がります。
主要銀行73行の10年固定金利型平均金利は0.998%(前月比プラス0.002%)となり、若干ではありますが、平均金利は上昇しました。【図2】
【図2】主要73行の10年固定金利型平均金利
なお、主要銀行73行の変動金利型の平均金利は0.948%(前月比マイナス0.002%)となりましたが、金利引下げ幅はわずかな水準となりました。【図3】
【図3】主要73行の変動金利型平均金利
3. フラット35の最低金利は、返済期間20年以下のプランでは金利低下も、返済期間21年以上35年以下のプランでは金利上昇
前述の日銀の金利政策の影響は、フラット35にも表れています。
フラット35の最低金利は、借入期間20年以下のプランで0.950%(前月比マイナス0.01%)、借入期間21年以上35年以下のプランで1.060%(前月比プラス0.04%)となり、借入期間が長いプランは金利が上昇しました。【図4】
【図4】フラット35の金利推移
4. 主要銀行の全プランのうち10月の最低金利は0.350%と前月から変わらず。歴史的な低金利の状況続く。
主要銀行の全プランのうち10月の最低金利は0.350%と前月と同水準となりました。【図5】
【図5】住宅ローン(新規購入) 0.300%台の金利
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担当:鶴島
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- 10月の住宅ローン金利は、主要銀行のほとんどの銀行で前月から据え置きとなり、大きな金利変化は無し。
- 日銀の金利政策の影響により、少数ではあるが、一部金融機関で金利が若干上昇。
- フラット35の最低金利は、返済期間20年以下のプランで0.950%(前月比マイナス0.01%)、返済期間35年以下のプランで1.060%(前月比プラス0.04%)と返済期間が長いプランは金利が上昇。
- 主要銀行の全取扱プランの最低金利は0.350%と前月から変わらず。歴史的低金利の状況続く。
1. 10月の住宅ローン金利は、主要銀行のほとんどの銀行で前月から据え置きとなり、大きな金利変化は無し。
10月の住宅ローン金利は、主力プランの10年固定金利選択型で、主要銀行73行の62行が前月から据え置き。変動金利型は、主要銀行73行の66行が前月から据え置きとなり、大きな変化はありませんでした。【図1】
【図1】10月の主要銀行金利動向まとめ
2. 日銀の金利政策の影響により、少数ではあるが、一部金融機関で金利が若干上昇。
日銀は、9月の金融政策決定会合で、マイナス圏にあった10年物国債金利を0%程度またはプラス圏で推移するよう、長期国債の買入れを行う政策を導入しました。
10年物国債は、10年固定金利型の指標金利となっており、10年物国債の金利上昇は、10年固定金利型の金利上昇に繋がります。
主要銀行73行の10年固定金利型平均金利は0.998%(前月比プラス0.002%)となり、若干ではありますが、平均金利は上昇しました。【図2】
【図2】主要73行の10年固定金利型平均金利
金利政策の影響により、当面の間、金利が引き下がる可能性は低く、住宅ローンをご検討されている方は、金利が上昇する前の借入申込を推奨します。
なお、主要銀行73行の変動金利型の平均金利は0.948%(前月比マイナス0.002%)となりましたが、金利引下げ幅はわずかな水準となりました。【図3】
【図3】主要73行の変動金利型平均金利
3. フラット35の最低金利は、返済期間20年以下のプランでは金利低下も、返済期間21年以上35年以下のプランでは金利上昇
前述の日銀の金利政策の影響は、フラット35にも表れています。
フラット35の最低金利は、借入期間20年以下のプランで0.950%(前月比マイナス0.01%)、借入期間21年以上35年以下のプランで1.060%(前月比プラス0.04%)となり、借入期間が長いプランは金利が上昇しました。【図4】
【図4】フラット35の金利推移
メガバンクの一部でも全期間固定金利は上昇傾向であり、フラット35や民間金融機関の全期間固定金利型を検討されている方は、早めの借入申込を推奨します。
4. 主要銀行の全プランのうち10月の最低金利は0.350%と前月から変わらず。歴史的な低金利の状況続く。
主要銀行の全プランのうち10月の最低金利は0.350%と前月と同水準となりました。【図5】
【図5】住宅ローン(新規購入) 0.300%台の金利
固定金利期間が数年のプランは、固定金利期間後の優遇金利幅が小さくなる傾向があるため、当初金利だけで選ぶのではなく、総支払額でも比較検討することを推奨します。
※ 本資料またはデータは、ニュースなどでご自由にご利用ください。ご利用頂く際は、「WhatzMoney 住宅ローンレポート」から引用したことを明記して頂けますと幸いです。
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