リアルテックホールディングス、経産省補助金に採択 神戸大学と共同でアントレプレナー育成講座を開始
リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦、以下「当社」)は、経済産業省 令和3年度「高等教育機関における共同講座創造⽀援事業費補助金(中小企業新事業創出促進対策事業)」に採択されました。
当社が運営するリアルテックファンドで培った研究開発型ベンチャー(リアルテックベンチャー)への投資育成の経験と、最先端のアントレプレナーシップ研究を行う神戸大学(科学技術イノベーション研究科および経営学研究科)の知識を掛け合わせた共同講座を開講します。この講座を通じて、受講生はリアルテックベンチャーの抱える経営課題に触れ、経営者とのディスカッションを通じた具体的な解決策を立案・提案し、リアルテックベンチャーとスクラムを組んで社会実装の壁を乗りこえるパートナーとなる人材の育成を目指します。
当社が運営するリアルテックファンドで培った研究開発型ベンチャー(リアルテックベンチャー)への投資育成の経験と、最先端のアントレプレナーシップ研究を行う神戸大学(科学技術イノベーション研究科および経営学研究科)の知識を掛け合わせた共同講座を開講します。この講座を通じて、受講生はリアルテックベンチャーの抱える経営課題に触れ、経営者とのディスカッションを通じた具体的な解決策を立案・提案し、リアルテックベンチャーとスクラムを組んで社会実装の壁を乗りこえるパートナーとなる人材の育成を目指します。
「リアルテックアントレプレナー講座」の概要
リアルテックファンドでは、2015年より80社以上の国内外リアルテックベンチャーに投資を行ってきました。特にシード・アーリーステージのベンチャーが成長する上で直面する課題が、経営チームの構築・強化です。技術者、研究者が創業時の中心となるリアルテックベンチャーは、経営人材・ノウハウが不足しています。事業拡大を目指す中で、アントレプレナーシップを持つ経営人材の採用は急務であり、社会人学生・MBAなどの経験・ノウハウを使って経営課題を解決しつつ、将来的に経営に資する人材とのコネクションを増やしていきたいというニーズがあります。
一方、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科ではバイオプロダクション、先端膜工学、先端IT、先端医療学等の専門知識にプラスして、イノベーションの実現に必要不可欠なアントレプレナーシップ、事業戦略、財務戦略、知財戦略等の知識を兼ね備えた理系人材の養成を行っており、神戸大学大学院経営学研究科MBA(専門職大学院)では、日本のビジネス界をリードし、グローバルで活躍する経営人材を養成しています。それぞれアントレプレナー志向の社会人学生が在学するものの、ベンチャーが有する技術およびリアルな経営課題に触れる機会が少なく、より実践的な経営感覚を習得する場を得られないという課題があります。また、リアルテックベンチャーとのつながりが限られており、将来就職を希望するベンチャーとのマッチング機会を増やしたいニーズがあります。
そこで、本講座ではリアルテックファンドが出資するベンチャー企業の代表者と、神戸大学の推薦する同学で学ぶ社会人学生等がチームを組み、実際の経営課題を基に事業計画のブラッシュアップに取り組みます。両者がそれぞれの経験を補完し合いながら、実践を通じてパートナーシップを深めます。
2022年11月から2023年1月までの講座期間中は、神戸大学・リアルテックファンドのメンバーによる全6回のアントレプレナーシップ、イノベーションマネジメント等の特別講座を提供します。また、ベンチャーの企業訪問会も実施し、最終日にはブラッシュアップされた事業計画を発表し、神戸大学の山本教授・忽那教授およびリアルテックファンドの代表である永田・丸によるフィードバックを実施します。
最終発表会審査員
- 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 教授 山本 一彦
- 神戸大学大学院経営学研究科 教授 博士(商学) 忽那 憲治
- 株式会社みずほ銀行 常務執行役員 大櫃 直人
- リアルテックホールディングス株式会社 代表取締役 永田 暁彦
「⾼等教育機関における共同講座創造⽀援事業費補助⾦」の概要
本事業の背景としては、日本企業における人的資本の課題が存在します。4割以上の企業は「技術革新により必要となるスキル」と、「現在の従業員のスキル」との間のギャップを認識しているなど(※)、⾼度な専⾨性を有する⼈材の育成が急務となっています。
そのため、本事業では、企業等が、⼤学・⾼等専⾨学校等の⾼等教育機関において、自社が必要とする専門性を有する人材の育成を図るための講座やコース・学科等(=共同講座)を設置することを目的として費用を支出する際、当該費用の一部を助成します。こうした取組を通じ、企業の求める人材を高等教育機関において育成する環境を整備し、もって、産業界のニーズに即した⼈材育成の加速化を図ります。
(※)経済産業省「未来人材ビジョン」(2022年5月公開)より引用
https://www.meti.go.jp/press/2022/05/20220531001/20220531001-1.pdf
▼「⾼等教育機関における共同講座創造⽀援事業費補助⾦ 公募要領」WEBサイトURL
https://jissui-documentation.notion.site/4b3cb3a6251848f994edf08ee05fb60f
■リアルテックファンドについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ80社以上に投資しています。 2021年にはディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立。2022年にはシンガポール法人を立ち上げ、世界の課題解決を目的とした事業連携を進めています。
■リアルテックホールディングスについて
地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。
HP: https://www.realtech.holdings
■神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科について
2016年4月に設置された独立大学院です。4つの自然科学系分野(バイオプロダクション、先端膜工学、先端IT、先端医療学)と社会科学系分野(アントレプレナーシップ)を教育研究の柱とし、これらが互いに融合することにより新たな科学技術や学問領域を生み出すとともに、人材育成・研究開発・事業化が効率よく循環するイノベーション・エコシステムを構築することで、本研究科が科学技術イノベーション創出を牽引する拠点となることを目指しています。
URL: http://www.stin.kobe-u.ac.jp/
■神戸大学大学院経営学研究科について
1902年創設の官立神戸高等商業学校から続く、120年に及ぶ輝かしい歴史と伝統をもつ研究科です。経営学部は、1949年の新制神戸大学誕生時に、日本で最初の経営学部として設置されました。また、1989年より他大学に先駆けてMBA教育に取り組み、2003年に専門職大学院(現代経営学専攻)という現在の形になりました。「プロジェクト方式」という独自の教育方法を開発し、産業界のニーズにこたえ、多くの有為な人材を輩出してきました。
URL:https://b.kobe-u.ac.jp/
<お問い合わせ先>
リアルテックホールディングス株式会社
広報担当:成田
https://www.realtech.holdings/contact
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