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フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社
会社概要

フリースケール、自動車業界初となるクラッシュレスの自動車の実現を促進

センサ・フュージョン機能を搭載したS32Vビジョン・プロセッサにより、 新たな安全パラダイムを確立する車載半導体市場のパイオニア

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社

2015年3月2日米国Freescale Semiconductor, Ltd.発表本文の抄訳です。

フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は本日、半自動運転および自動運転に必要な信頼性、安全性、セキュリティ対策を備えた自動車業界初の車載ビジョンSoC(システムオンチップ)となる革新的なビジョン・マイクロプロセッサ「S32V」を発表しました。

車載グレードの技術を多数取り入れたS32Vは、利便性を重視する現在の「支援」パラダイムから脱却し、自動車が緊急時にデータを取得、処理し、ドライバに代わって制御できるようになる時代へと業界を導きます。その能力により、現在の「支援重視型」自動車の時代から将来の完全自律型自動車の時代へと移行する上での重要な道筋が確立されます。
 

 


フリースケールのSafeAssure機能安全プログラムの対象となるS32Vマイクロプロセッサは、厳格な機能安全規格であるISO 26262に準拠するとともに、10億分の1(ppb)単位で測定される車載グレードの品質指標を満たすように設計されています。この高い信頼性に加え、優れた性能電力比を発揮するCogniVueの第二世代のAPEX画像認識処理(ICP:Image Cognition Processing)技術が統合されているため、S32Vデバイスが取得するビジョン・データと、レーダーやLiDAR、超音波の情報など他の取り込まれたデータのフュージョンにも対応しており、最適な分解能と高精度の画像認識を可能とします。

市場調査会社IHSの主席アナリストであるLuca De Ambroggi氏は、次のように述べています。「自動運転車の進化における次のステップは、正確に情報を処理して意思決定を下し、適切なアクションを実行する自動化システムにかかっています。このシステムを実現するためには、民生グレードの半導体ではまず確保されない最高レベルの信頼性が不可欠です。民生グレードの半導体では、システム性能や機構上の工夫に多額のコストを投じない限り、信頼性の高いフェールセーフ機能を実現できません。」

欠陥ゼロの精神
S32Vは、信頼性に優れたプロセッサを品質重視の車載市場に投入してきたフリースケールの長年の実績を基盤としています。最適な信頼性を確保する車載グレードの構造技術・技法により、比類のない安全性が実現しています。信号パスの冗長化やソフトウェア・エラー・チェック機能、ハードウェア障害検出、オンチップ処理領域のハード・パーティショニングにより、ブレーキやステアリングの性能を損なうことなく、システムは安全にシャットダウンし、制御下で再起動を実行することが可能です。

S32Vはまた、セキュア・ブートやネットワーク・グレードの暗号化エンジン、セキュア・キー、世界の主要自動車メーカーの多くが公表している安全なハードウェア拡張の仕様に関するサポートにも対応しています。この卓越したレベルのセキュリティにより、ソフトウェア・アルゴリズムをはじめとするIPの盗難を防止できるだけでなく、外部からの攻撃や車車間通信への不正アクセスも防げるため自動車全体の安全性が高まります。暗号化ドメインは分離されているので、自動車のネットワークのセキュリティも一層強化されています。ハッカーが自動車のシステムのいずれかのノードに不正アクセスしたとしても他のノードには移動できないため、攻撃を的確に切り分けて隔離することができます。

フリースケールの上席副社長兼オートモーティブ・マイクロコントローラ部門担当ジェネラル・マネージャであるボブ・コンラッドは、次のように述べています。「今日流通している多くの車載ビジョン・システムは、もともとはゲームのグラフィック強化やスマートフォン用アプリの実行を目的として設計された消費者志向の半導体ソリューションをベースとしています。しかし、自動車が信頼できる運転者の補佐役を担うことになる新しい時代において、民生グレードの半導体を利用するのは賢明と言えません。客観的に見ても、車載グレードの半導体でなければ、自動車を制御し、運転に関する重要な意思決定を行うことはできないでしょう。」

技術的詳細とエコシステムのサポート
S32Vビジョン・マイクロプロセッサは、CogniVueの高性能なAPEX-642コア画像処理技術を含む堅牢なハードウェアに加え、4つのARM®Cortex®-A53コアを統合しています。

S32Vの高度なソフトウェア・プラットフォームには、安全認証を受けたリアルタイムOS(RTOS)であるGreen Hills SoftwareのINTEGRITY®などが含まれ、高度に最適化されたターゲット・ソリューションを実現するISO 26262のASIL-D認証取得済みの強力な開発ツール・セットが含まれています。さらに、部分的なオブジェクトでもシームレスに検出するNeusoft Corporationのリアルタイム・オブジェクト認識アルゴリズムも組み込んでおり、道路の危険要素と歩行者のリスクの検知、識別を可能とします。

供給
S32Vの一般向けの出荷は、2015年7月を予定しています。

「Mobile World Congress 2015」におけるフリースケール
フリースケールは、Mobile World Congressに出展しています(会場:7、ブース#:7A80)。
最新のADASおよびインフォテイメント・ソリューションを搭載したフル装備の車両の展示に加え、「Internet of Tomorrow」の実現した環境の安全性を確保するための高度なネットワーキング技術や消費者志向の技術など、さまざまなデモンストレーションも行います。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、セキュアな組込みプロセッシング・ソリューションによって”Internet of Tomorrow”(モノのインターネットの先にある、よりセキュアなIoTソリューション)を実現します。フリースケールのソリューションは、より革新的で、世界を繋ぎ、私たちの生活をシンプルで安全なものにします。また、世界的な企業の役割として、次世代のイノベータを育むために、科学・技術・工学・数学(STEM)教育に貢献することを約束します。詳細は、http://www.freescale.com/のWebサイトをご覧ください。

FreescaleならびにFreescaleのロゴマークはFreescale Semiconductor Inc., Reg. U.S. Pat. & Tm. Off.の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれの所有者が権利を保有しています。
©2015フリースケール・セミコンダクタ・インク


 

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種類
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会社概要

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社RSS
URL
http://www.freescale.com
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー 29F
電話番号
-
代表者名
ケンリック P. ミラー
上場
未上場
資本金
-
設立
-
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