エア・ウォーターグループのアエラスバイオ㈱は「アエラスバイオ歯髄幹細胞バンク™」「歯の組織バンク™」の普及推進に向け、「ママとこどものはいしゃさん®」加盟歯科医院との連携を強化します

エア・ウォーター株式会社

2024年5月20日 13時06分

エア・ウォーターグループのアエラスバイオ株式会社（代表取締役：菊地耕三、以下「アエラスバイオ」）は、歯髄幹細胞の研究開発と細胞加工・保管事業を企画・推進しており、抜ける歯に含まれる「歯髄」を将来の再生医療に備えて凍結保管する「アエラスバイオ歯髄幹細胞バンク™」や「歯の組織バンク™」の普及を目指しております。

これらのバンクサービスをより身近なものにしていくために、アエラスバイオは歯科医院を対象とする加盟事業「ママとこどものはいしゃさん®」を運営する株式会社ウィンポイント（代表取締役：山田真由美、以下「ウィンポイント」）と2023年11月20日付で業務提携に関する契約を締結し、2024年4月よりウィンポイントとの共同制作Webページの運用を開始しましたので、お知らせいたします。

１．背景

私たちの歯の中には、痛みなどの感覚を伝える歯の神経である「歯髄」が存在し、「歯髄」の中には神経や血管組織を再生させる能力を持つ「歯髄幹細胞」が豊富に含まれています。

近年、この「歯髄幹細胞」の再生能力を「再生医療」に活用する研究が活発に進められており、2020年には、失われた歯の神経を再生させる「歯髄再生治療」が実用化されました。現在は、「歯髄幹細胞」を用いて失われた顎骨や歯槽骨を再生させる「骨再生療法」の臨床研究も進められています。

アエラスバイオでは、こうした再生能力や今後の活用可能性を秘めた「歯髄幹細胞」を、歯科医院で抜歯する歯から取り出し、将来の再生医療に備えて半永久的に凍結保管するプライベートバンクサービスを提供しております。

「歯髄幹細胞」は、乳歯や親知らず、矯正治療で抜く便宜抜去歯など「治療で抜歯する健全な歯」から採取することができますが、特に乳歯から採取した「歯髄幹細胞」は、組織再生能力や細胞増殖能力が優れていることが明らかとなっています。

２．業務提携の経緯・目的

「歯髄幹細胞」が、神経や血管などの組織再生能力を持ち、次世代医療への活用可能性を秘めていること、また、この細胞が抜ける前の乳歯にも含まれており、半永久的に凍結保管できることは、一般の方に十分に認知されていません。

子どもの乳歯を、将来の再生医療に備えて凍結保管するバンクサービスをより身近なものにしていくために、この度アエラスバイオは、小児歯科を中心に加盟事業「ママとこどものはいしゃさん®」を運営するウィンポイントと、業務提携に至りました。

３.　両社の協業について

今回の提携に伴い、「ママとこどものはいしゃさん®」グループ加盟医院（全国206院 ※2024年4月現在）が、アエラスバイオのバンク提携歯科医院として登録されます。提携歯科医院では、アエラスバイオのバンクサービスに関するご相談や、バンクする歯の抜歯を行うことができるようになります。

また、2024年4月より、両社共同制作のwebページの運用を開始するなど、リアルとネットの両面から、アエラスバイオのバンクサービス認知度を向上させ、本サービスと再生医療がより身近な存在になることを目指します。

<webページはこちら>

【歯髄幹細胞バンク】ママとこどものはいしゃさん (mamatokodomo-no-haishasan.com )

４．「ママとこどものはいしゃさん®」グループについて

～将来を担う子ども達の健康な笑顔の創造～という理念のもと、親子で安心して通える歯科医院を象徴するシンボルマークを掲げ、厳しい審査を通過した歯科医院だけが加盟しているグループです。北海道から沖縄まで全国206医院（2024年4月現在）にまで拡大し、今後も親子で安心して通える歯科医院のシンボルとして、活動を拡げています。