以前から香りがもたらす心地よさに興味がありました。道を歩きながら感じる沈丁花の花の香り、冬の風の香り、コーヒーの香り、教会や空港などの香りが、自身のその時の心持ちや体調、その後の思い出や旅行先の景色のイメージにつながりました。香りにやや敏感なため、人工的な強い香りや不快な香りで、生産性や効率が下がったり、嫌な気持ちになったりすることも多くあります。一方で何かを頑張ろうとする際に後押ししてくれたり、心を落ち着かせたり、気持ちに良い作用を起こすことも多いです。なんだかいい香りがする…という一言で一瞬で場が和んだり…アロマや香水の調合を学びながら、自分のオリジナルの香りを第三者から評価いただいた時はすごく嬉しかったです。コロナ禍でオンラインが進み、画面を通して画像や音声は伝えられる時代です。一方、オンラインで伝わらない香りだからこそ、心地よい毎日を送れるような香りや幸せのイメージをオリジナルで調香して、誰かに届けられたらと願っています。少しでも優しい気持ちになれる香りの花束で笑顔を引き出せれば幸せです。そういう人になりたいです。