April Dream No.063

自分の子供と一緒にお神輿を担ぎたい

大学時代にアメリカに留学した時「日本の素晴らしいところを教えて!(英語)」と、日本が大好きなスペイン人の女の子に聞かれました。彼女にとって、私は初めて出会った日本人でした。彼女は日本語も知りません。でも日本に興味を持っています。キラキラと目を輝かせ、私の発言を楽しみにしてくれていました。しかし、私は日本国を代表して語れる魅力なんて知りませんでした。(日本史とか苦手だったし)だけど一つだけ、誇りを持って紹介できたこと、それが地元・愛媛県新居浜市の祭でした。「こんなに楽しい日があって、私はそれが大好きで、あなたにもいつか見て欲しい!」拙い英語で全力でそう伝えたことを覚えています。祭があったから、私は日本人として魅力を語れたし、今やアイデンティティの一つだと思っています。だから、祭という文化が今に残っていたことに感謝しています。グローバル化が進むこの時流の中、日本人として誇りを持って海外の人を相手に自国の紹介ができるのか??皆で考えたいこと問いです。胸を張って、「日本って、生まれて育った国って、こんなにも素晴らしくて大好きなんだ!」と語れることが、世界中の人と対等に会話ができる切符なのかも知れません。「日本にいるより海外に住みたい!」と思う若者より、「地元が大好き!日本文化ってマジでカッコ良い!」と思う若者が増えると良いなと思います。先人が残してくれた祭という文化は、私たちの人生をより楽しく、より豊かにしてくれるものです。その魅力に気づく機会ももらえた私はラッキー。この感覚をたくさんの人と共有して、皆で日本の祭の未来を作っていきたいと思います!今、この瞬間にも、知らない間に何百年と続いてきた祭がなくなっているのです。誰かがなんとかしてくれる、ではなくて、私たちが動けばなんとかできるんじゃないか、という気持ちで、祭の未来に貢献できるよう活動していきます!祭好きな高校生や社会人や留学生の女の子たちと毎月発行している祭の魅力を届ける手書き新聞「まつり結び新聞」を続けていこうと思います。皆で未来に、次世代に、祭文化を届けるために。