ヘラルボニーと日本ダウン症協会、3月21日「世界ダウン症の日」に意見広告を共同で発表

株式会社ヘラルボニー

【審査員コメント】

(他の審査員の方のコメントにもある通り)タイトルはそれほど強いひきはないものの、ストーリー・構成は秀逸で、一見ポジティブなニュースの反応に潜む「無意識の偏見」に対するヘラルボニー/ダウン症協会としての明確なスタンスが力強いコピー・ビジュアルと共に語られており、新たな視点に気づかされた (矢嶋 聡)
自社が関心を払い、取り組んでいる問題をストレートに伝えるプレスリリースになっており、読み手にも熱量が伝わってきます。 (関根 和弘)
見出しはそれほどひきは強くないですが、リリース文がさすがという構成です。写真を適宜活用しつつ、担当者の想いがしっかりと伝わるように書かれていて共感を生みます。結果としてSNSで大きな反響があったとのことで、ヘラルボニーというブランドの確立、偏見が「除去」という表現も素晴らしいと再認識させられました。 (佐久間 智之)
タイトルのインパクトはさほど無いが、繊細な話題であるからこそ、恐らく少ない言葉で誤解を招くことになるより誠実な開示を目指したのではないか。強い反論というより祈りを込めた意見広告。この発表に対しても賛否が想定される話題だが、恐れず、しかし丁寧に、説明する姿勢に誠実さを感じる。 (三島 映拓)
科学技術の進歩がもたらす倫理的な問いに対し、企業として明確な意思を表明した意義は極めて大きいです。「『偏見』こそが、本当に“除去”されるべき対象ではないか」という問いかけは、深く刺さります。企業活動と地続きにある社会課題に対し、対話の起点となるコミュニケーションの設計がきわめて秀逸です。 (星野 貴彦)
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